表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/13

くたばれ

春子はマシンガントークを繰り出し

自分が疲れると部屋に戻って行った。

彼は、いつもあんな感じなんだよと苦笑いしていたが、私は笑えなかった。


なぜなら、会話の中で彼の元カノ達の話も出るからだ。

性的な話も出た。

イヤだなと思った。

言えなかった。

あの時から、イヤなものはイヤ。

好きなものは好き。と明言できる性格だったら、この先も苦労しなかったのに。

あの頃の自分を叱ってやりたい。


夕ご飯の時間になり、そろそろお暇をと階段を降りリビングに顔を出した。


祖父母が食事の用意をしていた。

私は、お邪魔しました。と告げて一礼した。

祖父母はニコニコして

またおいで。と言ってくれた。


私には祖父母は居ない。

とても新鮮であたたかい気持ちになった。


それもつかの間。

また勢い良くリビングに飛び入ってきた春子。


祖母の作った餃子を床に投げ捨てて

「くたばれ!」

と叫んだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ