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おにーたん
「新しいおにーたんのカノジョ?」
ん?と思ったが
そうだよーと答えた。
今思えば、この違和感を感じた時点で
付き合うのをやめたら良かったのだ。
おにーたん(彼)が静止はしたが
一緒に話したいと言われ
どうぞ。と言ってしまった。
そこからは
彼と私の間に座って
春子の自慢を聞かされ
ウンウンとずっと頷いていた。
後日談ではあるが、人前でしか
『おにーたん』とは呼ばないらしい。
いつもは『にいさん』
なぜ、おにーたんと呼んでいるのか聞いたら
可愛い妹のイメージは、お兄ちゃんの事は
おにーたんや、にぃに、と呼ぶものと思ってるとの事。