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♭0 『プロローグ』

♭0 『プロローグ』



アルタイルとベガのお話。 天の川にまつわる話を知っているかな?

普通で言う七夕伝説のお話で、わたしは天文学者であるお父さんに聞かされていた。

ベガ…。 つまり織姫は天帝さんの娘で、機織の上手な働き者の女の子だったんだ。

アルタイル…。 彦星もまた働き者で、

天帝さんは二人の結婚を認めてくれたの。

夫婦になった二人は夫婦生活が楽しく、織姫は機を織らなくなっちゃって、

彦星は牛を追わなくなっちゃったから、天帝さんは怒って

二人を天の川を隔てて引き離しちゃうんだ。

年に1度、7月7日だけ天帝さんは会うことを許してくれて

天の川にどこからかやってきたカササギが橋を架けてくれ

会うことができたんだよ。 それで

7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増えちゃって

織姫は渡ることができず彦星も彼女に会うことができないことから

催涙雨は織姫と彦星が流す涙~って言われてるんだ。

それが、現世にまつわる七夕伝説のお話。

でも、わたしは、夫婦生活が楽しいのは当たり前だと思うし

仕事しなくなるのもわかるけれど……。

やっぱりやることはきちんとやらなきゃね!

普通のわたし達がいる世界でも、結婚して仕事を辞めちゃう人なんて

専業主婦になる女の人しかいないわけだから、ちょっと楽しみすぎちゃったんだね。


でも、いいなぁ………。

わたしは羨ましく思う。

恋が、とかじゃない。

恋の終わり方は人それぞれだと思うけれど

わたしの終わらせ方はあまりにもひどく、冷たくて…。

最低だった……。

わたし、天河音姫は誓う。

もう、恋はしないと…………。

わたしは、与えることなんてできない。

わたしは……、壊すことしかできないから。


けれど、転校早々。 誓いが揺らぐ……。

そう…―――



また、"いっくん"に会ってしまったから……………

連載中小説『あの天に届く星』では、主人公視点。

今、投稿した『あの星に願う天』は、ヒロイン視点となっております。

『星天シリーズ』第一幕。

すれ違う、3人。

『あの星に願う天』のサブタイトルは


『あなたには願い事がありますか…?』


です。 では、完結までよろしくお願いします。

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