214話 分かってるよな?
西岡あっさりと負けてるやんけ…
庭野環希
@tamakiniwano
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庭野環希@tamakiniwano - 2028年3月19日
インディアンウェルズは惜しくも準優勝という結果でした。
応援ありがとうございました!
シュタイナー選手は優勝おめでとー❀
でも、次は勝つ! たぶん、おそらく、きっと、めいびー……
✈→次はマイアミ~♪
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庭野環希@tamakiniwano - 6分
ついに、ね ん が ん の✈ビジネスジェットを手に入れたぞ!
まあ、チャーター機なんだけどね♪
インディアンウェルズからマイアミまでは直行便が飛んでなくて不便なんや……
定期便の乗り継ぎも時間帯が悪いので今回は✈をチャーターしました♪
気分だけはセレブの仲間入り?
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※※※※※※
SNS用の写真や動画を撮り終えて、いざ機内へと突入しました。
まあ、純ちゃんは動画を撮り続けているけど。
あと、機内は機内で写真を撮りまくる予定ではあるけどね!
なんといっても、初めてプライベートジェット機に乗るのだから、私のテンションも高いのですよ。
そう、田舎から大都会に出てきたばかりの、お上りさんぐらいには。
「うわ~、思ったよりも中は広いんですねぇ」
「そうだね。胴体が丸くないから、圧迫感は感じないよね」
あと、うさみんが小さいから、相対的に広く感じるのかも知れないよ?
「セスナと聞いたら、どうしても狭いイメージが浮かびますから」
「麻生さんのおしゃるとおりです」
ああ、なるほどね。
セスナ=小さい=狭い。この方程式ということでしたか。
しかし、このサイテーション・ロンジチュードは、キャビンの横幅も2メートル弱ありますし、私が横に寝っ転がっても大丈夫な広さが確保されているのです。
まあ、床に寝っ転がりはしないし、左右の窓側の端はゴテゴテと膨らんでいてキャビン床の実質的な横幅は、1.5メートルぐらいしかないけどさ。
「前に乗ったことがある、サイテーション・ソブリンに比べたら、かなり広く感じられますね」
「ソブリンはこの機体よりも胴体が一回り小さくて、なおかつもっと丸かったでござるな」
麻生さんがビジネスジェットに乗ったことがあるのは、麻生さんはセレブなお嬢さまの出自だからなんとなく理解できるけど、なんで純ちゃんが知っているんだ?
オタク故にネットとかで見た情報でしょうかね?
「天井もそこそこ高いよね」
「俺は少し屈まなければダメだけどな」
「私は全然大丈夫ですねぇ」
サナダさんの身長は、183cmぐらいでしょうか?
ということは、キャビンの高さもそれぐらいなのかも知れません。
あと、うさみんの場合は、150cmあるかどうか微妙な身長だからだと思うぞ。
「みんな好きなトコに座っていいからね」
「私、ここいいですかぁ?」
「では、私はこの席で」
うさみんが前の右側の席を確保して、麻生さんは同じく右側だけど後ろの席を確保しました。
それにしても、ロンジチュードは12人乗りと聞いていたけど、この機体には座席が6つしかありませんね?
まあ、シートピッチに余裕を持たせてあるから、その分搭乗人数を少なくしてあるのでしょう。
あと、後ろの左側には、シートの代わりに三人掛けのソファがあるんですよね。
このソファは横になって寝られる長さがあるから、ソファベッドにもなるみたいです。
ソファが三人掛けだから、最大で9人まで乗れるみたいだけど、実質的には6~7人乗りだと思います。
ということで……
「ソファは私が取ったー!」
「あっ!? タマキ、ズルいぞ!」
「早い者勝ちでーす!」
そう言いつつ、私はソファへとダイブして領有権を主張することにしました。
このソファの領土は、誰にも渡さん!
がるるるっ!
サナダさんを威嚇してみました。
あお~ん。
飛行機で横になれるのって素晴らしい! 小並感。
「そこは父親に譲るところだろ?」
「私はサナダさんを父親とは認めてませーん」
「タマキが反抗期になっちゃったよ……」
サナダさんは、私の父親らしいことなんて一切してませんがな。
自分の都合の良い時だけ、父親を名乗るのはいかがなものかと?
まあ、遺伝子的にはサナダさんを父親であると認めるのは、やぶさかではないのですが。
ママとサナダさんの遺伝子のおかげで、運動神経が抜群でテニスの強い私が存在しているのだから、その点に関しては感謝しなくちゃね。
そう考えると、サナダさんの遺伝子って優秀だったのか……
しかし、性格はダメダメだと思うけど。
「マイケルが過去にやらかしたのだから、諦めなさい」
「アソーさんまで、過去の古傷を抉るのはヤメて!」
「それに、この飛行機のチャーター代を出したのは私なんだから、私にはこのソファに座る権利があるんですぅ」
出資者には優先的に割り当てられる権利ということですな。
またの名は、札束で頬を引っ叩くともいうのかも知れないけど、出資者は私なのだから文句は言わせません。
資本主義って素晴らしい!
「それを言われたら、なにも反論できん」
「サナダさんも早く席を確保しないと、後ろ向きのシートしか残らないよ?」
進行方向側である前向きの座席は全部で3つなので、必然的に私を除いた4人のうち誰か一人は、前向きのシートに座れないということになります。
「ジュン、分かってるよな?」
「拙者が後ろ向きの席でござるか?」
「なんか席を巡って恫喝している人がいる」
やっぱ、サナダさんの性格はダメダメな大人だね。
サナダさんを反面教師にして、もう少しまともな大人を目指さなくちゃ!
「タマキ、これは恫喝じゃなくて、ジュンに確認しているだけだ」
「モノは言いようだよねー」
「まあ、拙者は後ろ向きでも構わないでござるよ」
「純ちゃんは大人の対応だね」
それに比べて、サナダさんときたら……
もっとも、純ちゃんが大人の対応をしつつ押しに弱いのは、元イジメられっ子だったのも影響しているのかも知れません。
純ちゃんは争いを好まない優しい性格をしているとも、闘争本能に欠ける性格とも取れる訳だけど、サナダさんみたいに我が強いのもそれはそれで考えモノだし、どちらも一長一短なんだろうなぁ。
「マイケルは大人げないですね」
「私はノーコメントでお願いしますぅ」
ということで、最後に残った前方左側の前向きの席にサナダさんが陣取り、純ちゃんはうさみんの対面に座ることになりました。
麻生さんとサナダさんの対面よりも、うさみんの対面のほうが緊張しないという消去法の選択なのかな?
あと、うさみんが小さいから、足元のスペースが広く感じられるとかの理由もありそうですね。
「麻生さん、マイアミまでは何時間ぐらい掛かるの?」
「4時間半ぐらいのはずですよ」
それって、思ったよりも早いのかな?
それとも、飛行機で4時間半も飛んで着いた先がまだ同じ国という、アメリカの国土が広いと考えるべきなのか悩みますね。
しかし、途中の空港で乗り継ぎがある定期旅客便に比べたら、半分ぐらいの時間でマイアミまで行けるのだから、ビジネスジェットは便利だと思います。
普通の航空会社の便だったら、一番早くてもマイアミまで8時間とか掛かるんだよね。
さらに、その所要時間の短い便も早朝出発や深夜到着という、時間帯が悪すぎる便ばかりでしたし、常識的に考えて不便すぎるだろ。
アメリカでビジネスジェットが普及している理由の一つが、定期便の時間帯と接続の悪さなのかも知れないと思えてきたぞ。
それはさておき、マイアミに向けていざ出発です!
サブタイ
a 父親とは認めてませーん
b タマキが反抗期になっちゃった
c モノは言いよう




