プロローグsideA
国語力の低いやつが書いています。その辺にご注意ください。
また、ギャグ要素は0です。
この物語は、約100年前の出来事を元に作られている。
我々人間が引き起こした人類最大の愚行である。
第一章
プロローグ sideA「兵士の日記」
1916年 2月 21日 ヴェルダン 西部戦線
フランス軍兵士 クレマン・バイリー軍曹
爆音が私の暗闇をかき消した。地震のように大地を震わせ、死の叫びが近づいてくる。
私は、考えるよりも早く銃とヘルメットを手に取り、テントのベッドから飛び出し、連隊長のもとへ向かった。彼は左手に持ったサーベルを掲げ、私達にこう言った。
「ドイツ軍の砲撃だ!すぐにドイツ兵たちが来る。待ち伏せ、返り討ちにしてやるのだ!」
だが次の瞬間、私の視界が泥で埋め尽くされた。サーベルを持った男は、胸から上だけを残し、死んでいた。
彼だけではない。私の前にいた6人の男達が消えていた。
砲撃は8時間続いた。そして、砲撃がやんだと思えば、「Hinein! (突っ込め!)という声が聞こえ、緑色の軍服をきた兵隊達が銃を持って突っ込んできた。
私は急ぎヘルメットを被り、銃に弾を込め照準をつけ、引き金を引き、ボルト(発射後、次の弾薬を発射可能にするためのレバーのようなもの)を回し引き、戻して引き金を引く。これを繰り返し続けた。
だがドイツ兵達は止まらない。我々は塹壕から動けなくなり、やがて空が暗くなり始める。そして突如薄暗さが消え失せた。私の目の前が火の海になっていた。私の分隊が壊滅した。たった一つの火炎放射器によって。私は勝利より私自身の命を選んだ。銃を投げ捨て、両手をあげた。私の近くに来たドイツ兵が私を殴った。私は暗闇に包まれた。