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9話 冒険者ギルドにとうちゃ~く

クリスマスはどうでした?

楽しめましたか?



道行く人々の視線に耐えながらギルド前まで到着。

……すっごく恥ずかしかったぁぁ。

道行く人たち(主に男ども)の目線が俺の胸やらへそやら太ももに集まってるのが凄くわかるんだよね。女子が言ってたいやらしい視線ってホントにわかるんだな。…女子って大変だなぁ。俺、今女になってるから他人事じゃないんだけどねぇ。はぁ……



ここに来る途中に結構の話が聞こえてきた。体がこの世界の文字や言語を覚えているから、情報収集に苦は特になかったね。うん。この体優秀。


まず、ここは二アリスという街でアルガ二スって国の首都のような場所らしく、王とその一家が住んでいるらしい。あと、この国にはヒューマンから始まりドワーフ・獣人・妖精に至るまで様々な種族が入り混じって住んでおり、活気溢れる国なのだそうだ。

で、次に他の国との関係。北西で接する国にラサル二スがあり、そことは友好関係にある。が、西でチェニック山脈をはさんで接してるクラス二スとの仲は最悪らしい。南で接してるエルフォートは文字通りエルフの住む国で、江戸時代の鎖国していた日本のように外との関係を絶っているようだが、パフィーネという国とは国交があるらしい。パフィーネはアルガ二スとエルフォートで形成される湾内の島で、アルガ二スとエルフォートを唯一つなぐ国だ。パフィーネにはセイレーンやウンディーネといった種族が住んでいるが、貿易の目的以外では殆ど人前に姿を現さないらしい。




俺が聞けたのはこれだけ。国交とかは知らん。俺には関係ないし。でもまあ一回は行ってみたいかな。パフィーネとかエルフォートとか。

…え?国の位置はどうやって知ったかって?

いやぁ、ギルドの向かいにある店が冒険者御用達みたいでね。その店は雑貨店で地図も売ってたからちょろっと見てきたわけよ。


まあそんなことはいいさ。他国に行くとか後々考えればいい。

とにかく冒険者の登録だな。



ドアを開けてギルドに入ると、そこは酒場のような場所だった。テーブルとイスがまばらに置かれ、ところどころに酒やら飯やらがのっている。が、その数が少ない。今ギルド内にいる冒険者も少なく、受け付けもどこか慌ただしい。なにか緊急の依頼でもあるのかな?まあそれを除けば、俺のイメージ通りの施設だな。


ただ、俺が入った途端ギルド内は静かになった。俺の視界には、俺の顔を見て固まってる人たちしか見受けられない。……なんでそんなに見るのかね?俺なんかした?

とにかく登録しないと。

そう思って受付に行こうとすると、


「おいおい!なんでこんな所にこんなガキがいるんだよ!さっさと帰れ!」

…やっぱり絡まれた…受付まであと少しなのに…

めんどくさいから無視。

「すいませ~ん。冒険者の登録をしたいんですけど~。」

「…は、はーい。ただいま。」

「おい!無視すんじゃねぇよ!このクソガキが!」


…おい。無視しただけなのに殴るとかなんだよ。短気にも程があるだろうが。


奴の右ストレートが俺の顔面めがけてとんでくる。


「えいっ」(ボキッ)


……え?ボキッ?マジで?奴の腕を軽く打ち上げただけだぞ?


「え…?ぎ、ぎゃああああああ!!」


あーあ叫びだしちゃったよ。……ほっとこ。


「え…と。冒険者の登録をお願いします。」

「……。はっ、わ、わかりました。右手をこの水晶にのせてください。あなたの名前・性別・年齢・種族が記録されます。」

「わかりました。」


手を水晶にのせる。すると水晶が青く光りだし、おさまるとともに銅色のカードがでてきた。


「こちらがギルドカードとなります。」




 <名前>  スズ

 <性別>   女

 <年齢>   13

 <種族>  エルフ

 <ランク>  F




「ありがとうございます。」

「ではギルドについて説明します。」


…長くなりそうだなぁ。






冬休みの宿題がぁぁぁ終わらん!

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