3話 チュートリアル的な何か
投稿前の構想練るのたのしい～
耳元でバイブレータの振動音が聞こえる。とりあえず、その方向へ手を伸ばす。すると、タブレットのようなものに手が当たった。……俺はタブレットなんて持ってなかったはずなんだけどなぁ。
…そうか。俺は異世界に転生したんだった。とにかく起きよう。
そう思って周りを見回してみる。どうやらここはツリーハウスの中みたいだ。なぜか窓らしきものが一つも見当たらないが、気にしないでおこう。床にはタブレット以外なかったみたいだ。というか、窓がないから暗くてあまり見えない。
肝心のタブレットを確認してみると、ルルーナからのメールが届いていた。とりあえず内容を確認してみる。
～チュートリアル～
１、基本的なこと
この世界では、あらゆる生き物に『ステータス』というものが存在するよ。ステータスって言えば自分のステータスが見れるけど、基本的に他人のは見れないからね。次に『アイテム』ね。アイテムって言えば、今自分が持ってるものの一覧が見れるよ。君の世界の、ＲＰＧとかいう類のゲームを想像してくれると分かりやすいかな。取り出すときは、取り出したいものを想像して取り出したい場所を指定すれば出てくるよ。しまうときは、しまいたいものを視界に捉えた状態で「入れ」だとか「戻れ」だとか思えばしまえるよ。
２、魔法
魔法は、魔法名とその魔法を発動させるための呪文を詠唱すると発動するよ。詳しくは、魔法学校に行けばいいよ。ここで説明なんてめんどくさいしね。一つだけ言うと、魔法を使う中で一番重要なのがイメージだね。詠唱しても自分が何をしたいかをイメージできなかったら、しょぼいものしかでないから。
３、魔物
この世界には魔物というものがいるんだよね。魔物はそれぞれランク分けされてるんだ。弱いのから言うと
Ｆ、Ｅ、Ｄ、Ｃ、Ｂ、Ａ、Ｓ、ＳＳ、ＳＳＳ、Ｉ って感じかな。因みに、Ｉは君の世界で言う英語の「infinity」からきてるんだよ。強さが無限大だからね。それで、Ｆから強くなるにつれて強さは勿論のこと、知力も上がっていくんだ。知力が高いと魔法が使えるようになるから、そこは注意しないとね。Ｉクラスの魔物は、一万年前に出たっきり一回も出たことはないから、今現在は一体もいないよ。ＳＳとＳＳＳクラスはそれぞれ三体ずついるけど、基本的に人々の生活には干渉しないから戦うとしたらＳクラス以下になるね。
４、スキル
スキルは人々がもつ能力だよ。これは、先天的なものと後天的なものの二つがあるよ。まあ分かりやすく言うと、生まれつきかそうじゃないかだね。前者は珍しく強力なものが多いけど、持てる数が少ないね。後者はその反対。因みに、スキルは魔法とは別物だから、魔法の知識はスキルには通用しないよ。
５、戦闘
実践あるのみ……としかいいようがないね。まあ頑張って。
ということみたい。
……とりあえずこのツリーハウスから降りよう。
何か悪い点とかあったら指摘してください。直しますので。
