18話 お城で妹と昼ご飯だ~♪
可愛く書くって難しいね
「えへへ~♪おねぇちゃぁ~ん♪」
「…はいはい」
俺は今、リテフィアのことを撫でている。リテフィアが俺の腹部に抱きついている状態でね。
……あっれ~?おっかしいな?俺ら今日が初対面…のはずなんだけどな~?
それに、この娘ってこんなしゃべりかただったかな?もっと静かだったはずなのに…
どうしてこんなに懐かれたし……ていうか年上だよね…?
……えーっと?俺は客室に案内されたんだったよな…?
――――ちょっと前
「……こちらが………客室、と…なります。」
「………」
………………客室……?え?広すぎない?
小学校とかにある25mプールぐらいの広さがありそうなんだけど…
それに部屋にあるソファーとかテーブルとかも、見るからに高級品ばっかだし…
…考えてみれば、ホワイトハウスとか国会議事堂とかもこんな感じか
………落ち着かないな…
「……どうか、しましたか………?」
「い、いや?」
「…そう……ですか…………では、こちら…に……お座りください。」
そう促された俺は、これまた豪華そうなローテーブルをはさんで彼女の向かいに座った。
えーっと……どう切り出そうか…「あなたの髪と瞳は女神のせいです」とか?……いやだめだろう。いきなりそんなこと言われて信じろって方が難しいし……
「……え……と………改め、まして…リテフィア・クルステイン………です……」
「えっ……ああ、ボクはスズだよ。こちらこそよろしく、リテフィア」
「リテフ………と呼んで、ください……」
「…え?でもそれって父親が呼んでた愛称でしょ?」
「構わない…です………スズ…さんは………まるで…………頼れる…姉……みたいです…から………」
「そう……他には、いなかったの?兄弟とか姉妹とか…」
「…いません………私が…産まれて……それと、同時に……母上が………お亡くなりに、なられて……」
「………」
「……周りの……人たちは…この………髪と、瞳を…気味悪がって………誰とも…仲良く……なれませんでした……この…城の人たちも……優しい……のに…どこか…距離を、おいている………みたい…ですし……唯一…私の、ことを……可愛がって…くれたのが………父上、だけ…でした……」
彼女の言うことを聞いているとすごくいたたまれなくなって、いつの間にか俺は彼女の隣に座ってこう言っていた。
「…色々と、辛かったみたいだね……」
「…い…え……そん、な…こと……は…」
「いいんだよ、泣きたかったら泣いても。我慢しすぎるといつか爆発しちゃうから…」
「……で…でも………」
「なら、こうしよう。今日からボクは君の姉だ。種族も違うし血縁もないけど、誰がなんと言おうとボクらは姉妹、つまりは家族だ。だからさ、思う存分甘えてよ。」
「………ぅ…うぇぇぇぇぇん!!おねぇちゃぁぁぁん!!!」
で、あれから暫くしてリテフは泣き止んだんだけど……それからずっとこれで…
……そうだ…ルルーナにリテフのこと訊かないと。タブレットで電話してみるか…
『もしもし、ルルーナです。どちら様でしょうか?』
「………人に自分のプロフィール教えといてボクの電話番号知らないとか…はぁ……」
『その声は……スズ?』
「そうだけど……今大丈夫?」
『全然大丈夫だよーそれで、どんな用?』
「実はボクの他にもこの銀髪と黄色の瞳を持った娘がいたんだけど……わかる?」
『え?…えーっと………』
「まさか忘れたとかないよね?」
『ちょ、ちょっと待って……そう!そうだよ!ニアリスにいる王様の娘さんだよ!』
「そう。で、どうしてそうなってるの?何か心当たりがあるでしょ?」
『えーと……その娘が生まれる時にね、彼女とその母親が共に命が危ない状態だったんだよね。でも、母親はどう転んでも助かるような状況じゃなかったんだよ。陣痛が起きる前に病気にかかっててかなり衰弱してたみたいなの。で、彼女を助けたんだけど………多分その時の力が原因だと思う。』
「……そう。ありがとう…」
『どういたしまして。また何かあったら連絡してみてね。』
「はいはーい」
ふう……そういうことだったのか…………リテフには幸せになって欲しいな……
そう思い下を向くと……さっきまでどこかへトリップしてたリテフが、いつの間にか俺のほうを向いて頬を膨らませていた。……可愛い…
「むー……」
「え、えっと…どうかした?」
「おねぇちゃん、誰かと話してた。今は私と一緒なのに…」
「…あー、うん。ごめんね?」
「じゃあもう少しこのままでいて?」
「勿論だよ「(グー)……」……そろそろ昼ご飯にしよっか?」
「う、うん…恥ずかしい……」
「別に気にすることじゃないよ。誰しも腹は鳴るものだからね。……それじゃあさ。キッチン貸してくれない?」
「キッチン?…まさかおねぇちゃんが作ってくれるの!?」
「うん。将来は店も開いてみたいしね。料理には多少の自信があるし(前世でも料理は結構好きだったし)」
「じゃあちょっと聞いてくるね!」
リテフはそう言うと客室を駆け足で出て行っ「お、お嬢様!?だ、大丈夫ですか!?」……ホントに大丈夫か…?何かに思いっきりぶつかった音が聞こえたんだけど……
「おねぇちゃん!いいって!」
……早くね?出ていってから30秒も経ってないはずなんだけど……
「ホント?なら案内して?」
「うん!こっちだよ!」
そして俺はリテフに手を引かれてキッチンまで案内された。…のはいいんだけど……
「………ねぇ、調理師さん」
「はい、何でしょうか?」
「調味料って、これだけ…?」
「調味料ですか…?確かにそうですが…」
「そう……ありがと」
料理の味付けに必須な調味料の「さしすせそ」が揃ってないのは……きついなぁ……
砂糖・塩・酢があるのはいいんだけどさ……大豆からできる醤油と味噌がないって……
魔法で作ってもいいんだけど………他にも色々と材料が必要だからな……和食は諦めて洋食にしようか……
さて。それじゃあリテフを喜ばすためにも頑張ろうか
………ほんっっっっっとうに申し訳ありません!!!
二週間なんてとっくのとうに過ぎてしまいましたぁぁ
次こそは!!早めにあげたいです!!




