6/6
6こっち
「何かすっきりしてるような。もう、羽奈、帰ったのかな」
遊汰は、目を開け、ベッドに羽奈がいないことを確認して立ち上がった。そして、吃驚した。自分がボトムスを履いていないことと、下着の前が、体の1部によって、少し膨らんでいることに。昨日、ベッドに入ってからは何も、覚えていない。とりあえず上半身は服を着ていることを確認した。自分の体に起こっていることは少し我慢して、ベッドで横になってしばらく休んだ。そして、ボトムスを履いて1階に降りた。
「遊汰、降りてきたの、おばさん、まだ帰ってないみたい」
「羽奈、何してる?」
「ご飯。遊汰の分もあるよ、ってこれおばさんが作って行ったみたいなんだよね、私も遠慮なく食べてる」
羽奈は、笑いながらそう言った。
「羽奈、俺…」
「あ、筆おろししちゃった。したかったんだよね。下着、履かすの大変だったんだから」
「嘘…」
羽奈は、遊汰の顔を見ず、お箸を持った手を動かしている。
「嘘かもしれない」
羽奈は、お箸を机の上に置き、顔を少し赤く染めて遊汰の方を見た。
完




