3質問かも
「でも、どうして急に、そんな質問を?」
羽奈は遊汰の体をやっと解放した。
「何の質問だっけ?あー、童貞っていうの?」
「う…うん」
「だって、聞きたくなったんだもん。あ、もしかして、童貞じゃないの?遊汰もおめでとーう」
羽奈は、何かに興味を失ったような面倒な様子で、言い放った。
「'おめでとう'って、すごく棒読み、感情こもってないよな、別にいいけど。」
羽奈は、遊汰の顔を見ている。
「でも、聞きたくなったからって、そういうこと普通に聞く?」
「あ、嫌だった?ごめん、ごめん。でも、'別にいい'んでしょ?」
羽奈は、腕組してそういった。遊汰は、「ま…」と何かを言いかけていたけど、羽奈の声量に負けた。
「答える遊汰も遊汰よ」
「びっくりして思わず…」
「思わずって…遊汰も正直ですね。でも、遊汰の反応、やっぱり面白かったわ。聞いてよかった」
羽奈は、笑っている。我慢できず爆笑している。どうも、さっきの遊汰の様子を思い出して笑っているようだ。
「そんなに笑わなくて、いいだろう。もしかして、こうなること想像して聞いた?
「うん。まぁ、遊汰だったらこんな反応するかなって思って、聞いたのもあるかな?」
「俺の反応を、面白がったのか。なるほどな。言っておくけど、指、ぶつけたのは、羽奈が俺にしがみついたからな」
「わかってますって」




