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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、先行者利益を得られたら〜  作者: 一日千秋
魔神侵攻編

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154話 紹介



デストリアには商業エリアがあり、そのエリアの中には飲食店が固まっている街の一角がある。


辺りを見渡せば高級レストラン、酒屋、定食屋、持ち帰りの惣菜店のような店まである。




その中の割とこじんまりした宿と定食屋が一つになった店が今回指定された場所になる。




店の扉を開けて中に入ると、奥の方に田中さんが座っているテーブルを見つけた。そこには田中さんの他に冒険者らしき格好をした5人の男女が座っている。




「田中さん、お待たせしました」


俺はそのテーブルに近づきながら田中さんを呼ぶ。



「あ、来ましたね。こちらです、みなさん」


田中さんは立ち上がり、手招きをする。




その声に他の5人が一斉に俺たちの方を向き、目が合う。



「では、こちらに。ラクトさん、この3名が私と同じ世界で活躍しているトップ冒険者のテツヤさん、マサトさん、トシさんです。

そして、こちらの5名の冒険者の皆さんは現在このダンジョン69階まで攻略しており、トップ攻略隊として有名な暁のフロンティアの皆さんです」


田中さんの紹介で俺たちと暁のフロンティアの皆さんとの初顔合わせをすることができた。



そして、リーダー的な存在であろうラクトさんという方が立ち上がり握手を求めてくる。


「初めまして!今回楽しみにしてたよ!暁のフロンティアのチームリーダーと前衛を担当しているラクトだ!僕はファースと言う街出身のヒューマンだ!よろしくな!」



ラクトさんは20代後半と言ったところで、180センチくらいの高身長に引き締まった肉体、そして、西洋風イケメンだ。茶髪の髪の毛が無造作に揺れていて大人の色気を感じる男性だ。


主人公かよっ。



「チームメンバーも紹介しよう。まずは同じ前衛の槍使いミーリャだ。彼女はガルシア出身の猫の獣人だ」



小麦色の肌に青髪のショートヘア、その上には黒い猫耳がピョコンと付いていてピクピクとたまに動いている。



「ミーリャだよ〜、よろしくね〜!」

ミーリャさんは元気なお姉さんって感じの雰囲気で天真爛漫な挨拶をしてくれた。



「次は龍人族のタンク、ドルイ・ゴタだ。彼はドラゴニアの龍人族族長の孫で戦闘力はピカイチだ!」


見た目はゴツゴツしたオッサンという感じだが肌はところどころ黒い鱗が剥き出しになっており、より強そうな雰囲気が醸し出ている。



「よろしく頼む」


ドルイさんは寡黙な感じな漢という雰囲気、挨拶だけしたらすぐに黙ってしまった。




「次に後衛で魔法使いのリリ!彼女はこの見た目だけどアスラン出身の有名な四属性の天才魔法使いだ!」


リリさんは座っていて分かりにくいが多分150センチくらいでかなり幼い感じがする。



「ねぇ!ラクト!その紹介なんか悪意を感じるんだけどっ!あ!ごめんね!私はリリだよっ!よろしくっ!」

お茶目な感じの少女はぷんぷんしている。




「最後に後衛をしているエルフ族のアリス!彼女はエルブンハイム出身の精霊術師だ!」


銀髪のロングヘアを靡かせた絶世の美女がそこにはいた。


この人がアイリーンさんの娘さんか?



「アリスよ、よろしく。せいぜい頑張りなさい」


目線はこちらを見ずにツンツンとした声で挨拶を終える。



「そして、最近68階層でタナカさんと偶然出会い、助けてもらったんだ。そこから協力してもらって69階層にたどり着いたはいいがそこのボスがかなり強敵でね、、、」


ラクトさんは少ししゅんと肩を落とす。




「そうなんだ。私は遠距離魔法のスキルがほとんどでね、そのボスとは相性が悪いんだよ。ボスは物理特化型の様な感じで武術に長けている様子だった。そして、衝撃波の様な遠距離攻撃も持っているんです」


田中さんは神妙な表情でこちらへボスの補足情報を語った。


「俺たちは物理にはかなり定評があると思っているので任せてください!」




「そうだ、ラクトさん。俺たちの紹介もしますね」


俺たち3人の紹介もさらっとしたところで、その後はご飯を食べながら親睦を深めていくことになったのだった。





最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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