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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、先行者利益を得られたら〜  作者: 一日千秋
魔神侵攻編

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148話 59階層のボス



その部屋に足を踏み入れると辺りは薄暗く、空気はなんだか重い。



そして、部屋の奥には薄っすらと玉座に腰掛ける人影が見えた。




「来たか、ゴミどもよ。ようやく身体を動かせる」

その部屋に凛とした意思のある男性の声が響き渡る。




「警戒せよッ!!!」

ゾルダスさんが叫ぶ。


それに即座に答えるようにレイドメンバー全員がそれぞれの武器を構える。



「そう急がずとも余は不意打ちなどせぬ」

その人物は玉座から立ち上がるとふわりと宙に身体を浮かせたのだ。


その体には大きな黒い羽が生えており、その羽を広げて一気に俺たちの前へと飛んでくる。



その人物の肌は濃いグレーの肌をしており、黒い羽に黒い尻尾が生えている。

もう見たまんま悪魔である、悪魔族と言ったところだろうか。



「さて、やろうではないか。ゴミども」



「一斉攻撃だッ!!」

ゾルダスさんの指揮の元、一斉に攻撃が放たれる。



まずは遠距離魔法の火属性、氷属性、雷属性、岩属性のボール系が射出され、悪魔に向かっていく。




悪魔は自身の腕に黒いオーラを纏い魔法を防いでいくとその後、黒い魔法陣が宙に出現、そこから黒いボール系魔法が複数射出された。



「回避ッ!!」

ゾルダスさんの指揮はかなり早くて正確だ。



「遠距離、中距離で様子見だッ!まだ近づくな!」

そこからも次々と魔法や斬撃系のスキルが飛び出していく。


俺も拳撃を放ち、てっちゃんも毒ナイフを投擲、トシくんは魔法矢で狙い撃つ。




が、それらは悪魔が放つオーラに吸い込まれていく。

そう、吸収されているかのように、、、



そして、その次の瞬間にはボール系の魔法となり反撃される。



俺は気になったことがあり、収納からただのナイフを取り出して、悪魔に向かって全力で投擲する。


すると悪魔はそのナイフだけを避けたのだ。





「ゾルダスさんっ!俺たちの攻撃、魔法とかスキル、吸収されて反射されてないかっ!?」

俺は咄嗟に分析結果をゾルダスさんに伝える。



「そうか、、、攻撃辞めッ!近距離で試すッ!吾輩がまずは行くッ!!」

ゾルダスさんは一瞬の思考を終え、すぐに行動する。



「加勢するっ!!援護お願い!」

俺はゾルダスさんについて行きながら、2人に後ろを任せる。



ゾルダスさんと俺は並んで悪魔へと走り出す。

悪魔は5メートルくらい上を空中浮遊しているので、俺は走りながらソード系の武器を投擲し、牽制していく。


悪魔はそれらを弾き、避けている。その隙に悪魔の下へ到達するとゾルダスさんが悪魔に向かってジャンプした。



剣を持ったゾルダスさんはオーラを纏っていない斬撃を悪魔に浴びせようとするが、悪魔も黒いオーラを手に収束させるとオーラが剣の形となり、ゾルダスさんの攻撃を受け止めた。



「ほう、、、余の能力に気づいたか」

余裕の表情の悪魔は空中から地上へと降り立つと静かに羽を畳む。



「ゴミども、褒美だ。よく聞け、余は大悪魔ディアブロだ。さぁ余を楽しませよ」



ディアブロは不敵な笑みを浮かべ、その手に持つオーラの剣を勢いよく振り上げた。



「俺がいく!ゾルダスさんは隙をつけっ!」


「おうッ!」


俺はナックルでディアブロの剣を受ける。

その剣の威力はすらっとした細い悪魔の肉体からは想像できない衝撃だったのだ。



ガキンッ!ガキンッ!


俺は次々に迫り来る黒い斬撃を拳の甲でいなしながら何か隙ができないか様子を伺う。



そこへ、後方からオーラの纏っていない普通の矢やナイフがディアブロに襲いかかる。



てっちゃんとトシくんだ、ナイス。




その攻撃にディアブロは一瞬俺から目を逸らした。

そのほんの一瞬の隙にディアブロの腕を鷲掴みし、自分の方へと引く。


引いた勢いを使ってディアブロの胴体へとストレートを打ち込むとその細い体がぐにゃりと曲がり、衝撃で部屋の壁へと吹き飛んでいった。




「おお!やったぞ!」

後ろのレイドパーティの誰かから少しの歓声が上がった。



「おい、それ言っちゃダメだぜぇ」

てっちゃんが愚痴る。



すると、壁に衝突したディアブロが不気味にスッと立ち上がったのだった。




最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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