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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、先行者利益を得られたら〜  作者: 一日千秋
魔神侵攻編

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137話 レッツ!ショッピング!5



大空を見上げるとそこにはファンタジーではよく出てくる様々な色のドラゴンが糸を縫う様に飛行しているではないか。



この街は主に龍人が多く住んでいるのだがもちろん他の種族もいるため、他の種族用にドラゴンタクシーがあったり、ドラゴン配送なども行われているのだ。


なので、先ほどの光景はこの街では驚くことはないよくある光景らしい。



街は大きな岩山が何個も連なっている山岳地帯に作られており、山々を削り出して作られた構造になっている。そして、ドラゴンが離着陸できるよう立派な石造りの建物が多く見られ、建物は全体的に上に伸びていて、ドラゴンが着陸する屋上もしっかりとした作りとなっている。


山の頂上にはゴツゴツした威厳のある岩から削り出した城が威風堂々と存在する。



俺たち3人はこの街の店には目もくれずそこへ向かっていった。





城に入ると龍人女性に領主の部屋まで案内される。


その扉を開けると、薄暗い部屋の中にはいかにも長老という風貌の龍人が質素な椅子に腰掛けていた。



「来たか、若き冒険者たちよ。ワシは龍人族の長をしておる、ドラフ・ゴタと申す。座るがよい」



「よろしくお願いします」

俺は返答し、3人で椅子にスッと腰掛ける。


そして、いつもの手続きを完了させると長老は静かに語り始めるのであった。



「では、話していこうかの、、、ワシらがいた世界は龍神様が見守っておられる、多種族が共存する平和で優しい世界だ。

名をラフタリスと言い、属していたのは第二エリアの世界であった。ワシら龍人族は約千年前にこのダンジョンへと逃げ延びてきたのだ」



長老は一旦ふぅっと息を整えてから再度話し出す。


「ラフタリスの成り立ちは今から約10万年ほど前、その世界を創造した創造神によって龍神様は産み落とされた。

龍神様は幼体の時からとても大きな体を持ち、まだ意識がハッキリする前から世界を駆け回っていたそうだ。

その巨体は無邪気に大地を駆けるとそこには大きな谷ができ、地面が押されて山ができあがる。

そして、高温のブレスを山に吹けば、その山はクレーターとなり湖ができた。

龍神様は数千年ずっと一人、遊び尽くしたのだとか。だが長い間一人で過ごしていると、ふと気づくのだった、ああ寂しい、と。


そうして、龍神様はある魔法を作ったそうだ。それは自身の眷属を生み出す魔法。それによってワシら龍人族がこの世界に生まれたのだ。


その後、それを見た創造神がこれは面白い!とそれを真似て多種多様の種族を勝手に生み出したのだとか。


このことが原因でこの世界ができた当初は戦乱の世が続いたそうなのだが、龍神様は争い事が嫌いだったため、多種族の争いを止めに入ったそうだ。


すると止めに入った際、龍神様のその強靭な体や圧倒的な強さを間近で見た多種族たちはその強さと優しさを信仰対象とするようになっていったのである。


こうして、ラフタリスでは龍神様の信仰のみが行われていったため、平和な時代が長く続いたのだった」



長老はふっと目を瞑り、心を落ち着かせると続けて語り出す。


「数万年後、見上げるとそこには大きな山が存在していた。だが、その山肌をよく見ると鱗の様なものが見えるではないか。

そう、龍神様はその時には山の如し雄大な存在としてラフタリスを見守っておられたのだ。


しかし、そんなある日、この世界にダンジョンと言うものが出現し、様々な魔物が押し寄せてきたのだ。

訳もわからぬまま世界は暗黒に飲み込まれ始めたところを龍神様が最後まで魔物と戦い、この世界の延命をしてくださった。

そして、ワシら龍人族は命からがらこのダンジョンへと移り住み、このドラゴニアを築いていったと言う訳だ」



何万年とか想像もできない壮大な話だったな。

しかし、龍神様とか創造神とかガチでいるのかが気になるところだ。



「とても貴重なお話ありがとうございました。ちなみに気になったことがあるのですが、神様って本当にいるんですか?」

俺は率直に疑問をぶつける。



「ワシも直接存在を認識しているわけではないが龍神様がそう仰っていたのだ。ワシはそれを信じておるだけだ」



「そうなんですね、ありがとうございます」



神か、、、このダンジョンや魔神侵攻って、もうそう言う次元の話なんだな。



俺はまだ想像することのできない漠然としたイメージが頭の中でぐるぐると浮遊している感覚だった。



そして、俺たち3人はお互いにその想いを抱えながらダンジョンから帰還したのであった。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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