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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、先行者利益を得られたら〜  作者: 一日千秋
魔神侵攻編

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134話 レッツ!ショッピング!2



獣王国ガルドランドはガリアルのお父様のガイアルさんで第15代獣王らしく、かなり長い歴史がある国だった。


元々ガルドランドのあった世界では初代獣王がこの国を建国してから、長く世界の覇権を握っていてヒューマンやドワーフ、エルフ達より強い種族として君臨していたのだ。


初代獣王と言うとこの階層の前で出たボスだったやつだろう。獣王ガイオスだったか。


さらに詳細を聞いていくとあの獣王ガイオスの話がでてきた。


初代獣王は世界の覇権を握るため、獣人の統一から始め、ヒューマン、ドワーフ、エルフ、全ての種族の長たちを皆殺しにしていった過去があったのだ。

稀代の英雄だったがその残虐性は国民や家族でさえも恐れるものだったのは有名な話だそう。


そして、ある日ダンジョンができ、世界の暗黒化が進んだ際に初代獣王のその残虐性が響いたのか、魔神侵攻をクリアしていった先に手に入るはずの永住権を獲得することが出来なかったそうだ。


なので、その息子が次代の獣王となり国民たちを引き連れてダンジョンへと移り住んで来たのだった。



ガイオスやばい奴だったのか。今度また戦いに行ってみようかな。





俺たちは獣王の話を聞き終えてガルドランドを後にし、次はエルブンハイムへやってきた。



エルブンハイムの領主城は世界樹にあり、城の中に入ると街中のエルフよりも肌の色が白いエルフがちらほら目に入る。



「やべぇ!楽しみだな!エルフの領主に会うの!」

てっちゃんがはしゃいでいる。


「ははは。美人だといいね、」

トシくんは苦笑いをしている



と、その時、領主の部屋まで案内してくれたエルフが静かに口を開く。

「ではお客様方、こちらのお部屋には我々エルフ族の中で最も地位の高いハイエルフであるアイリーン様がお待ちです。くれぐれも失礼のないようお願いいたします」



「はい、わかりました」

俺は少し緊張しながら返答をし、扉を開けて中に入る。



部屋の奥には金色の豪華な椅子に優雅に座る銀色に輝く髪と透き通る白い肌の絶世の美女がいた。



そして、アイリーンさんとふいに目が合うと彼女は目を少し見開く。

「ん?おぬしらニンゲンか?」


?ヒューマンではなくニンゲン?こんな事聞かれたの初めてだな。


「はい、そうですが、ヒューマンではなく、ニンゲンという種族をご存知なんですか?」

トシくんが咄嗟に答えた。



「昔、一度見たことがあるのう。名はぁ、、、なんだったか。思い出したら教えてやろう」



「は、あ、はい、ありがとうございます」

俺は少し緊張しているようで、返答を詰まらせた。



そして、エルブンハイムの成り立ちから話は始まった。



エルブンハイムは約2000年の歴史があり、アイリーンさんが当時世界樹の苗と共にこのダンジョンへと避難してきたらしい。

今までで一番長い歴史があり、アイリーンさんの寿命も気になるところではある。



その世界のその大陸にはエルフしかおらず、動物やモンスターたちと長閑に暮らしていたんだとか、そこへ突然ダンジョンができて魔神侵攻が始まった。


戦闘に慣れていなかったエルフたちはパニックになった。だが、当時のアイリーンさんは活発で好奇心旺盛だったみたいでダンジョンへ1人潜って強くなっていった。

身体能力と魔力に長けていたアイリーンさんはその世界で最強の魔法剣士として名を轟かせた。



そして、彼女に憧れた女性エルフたちが騎士となり、魔法剣士部隊を作り、ダンジョン攻略や魔神侵攻で戦っていったのだった。



だが、60回以上の侵攻を乗り越えたがアイリーンさん以外は負けてしまい、世界は暗黒化していく。

現実世界での被害が甚大になってきたためダンジョンに移り住むことを決意した。


その時、その世界に存在していた世界樹をダンジョン内に持ち込み、育て、共にエルブンハイムを築いていった。



「これで我の話は終わりじゃ。おぬしらはダンジョンの深層を目指すのか?」



「はい、そのつもりです!」

俺は力強く答える。



「そうか、気をつけるのじゃぞ。我が娘もこのダンジョンの68階層まで攻略していてのう、攻略組に参加しておるのじゃ。もし会う機会がったらよろしくのう」


そう言ってアイリーンさんは俺らに微笑んだ。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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