127話 魔神の侵攻
おはようございます!
新章開始していきますのでよろしくお願いします!
2026年四月、地球の全人類にある通知が届く。
ピロンッ
《魔神の侵攻が始まります。第三エリアに属する者は参加権利があります。参加しますか?YES NO》
その通知は今までの半透明のウィンドウと違い、赤いウィンドウだったため、明らかに危険と認識できるものであった。
その通知を受け、世界各国や日本政府は危険が伴うため無闇に探索者以外の者はYESを選択しない様に緊急速報を流すことで危険を回避しようとした。
ピロンッ
《参加を選択した者を戦闘エリアに転送します》
2度目の赤い通知が届くと探索者たちには緊張が走った。そして、すぐに異空間へと転送されてしまったのだ。
数分後。
ピロンッ
《魔神の侵攻を退けました。元の場所に帰還します》
ピロンッ
《一回目の侵攻が終了。過半数の勝利を確認しました》
転送されていった探索者たちはそんな通知と共にすぐに先ほど消えた場所と同じ所へ戻ってきたのだった。
その後、ある探索者はこう言った。
「こんなのが魔神の侵攻とか馬鹿げてる」
「ザコだったぞ、なんだこりゃ」
ある自衛隊所属の隊員はこう言った。
「これは一体何だったのでしょうか、全く意味がわからない」
「危険は特にありませんでした!」
ある報道番組でも専門家たちが議論をしている。
「この様なものが魔神の侵攻だったら、よほどダンジョンブレイクの方が危険だ」と。
この出来事は蓋を開けてみれば黒いスライムと転送された異空間で戦闘するという謎のイベントで終わってしまったのだ。
あの出来事からちょうど1ヶ月後の五月のある日。
またあの通知が届く。
ピロンッ
《参加を選択した者を戦闘エリアに転送します》
そして、帰還後ある探索者はこう言った、次は黒いゴブリンが出現したと。
この2度目の魔神の侵攻の後にある事件が起こった。
アメリカの人工衛星が撮影した南極大陸の様子が話題となった。それは南極大陸が真っ黒に染まっていたのだ。
撮影ミスではないのかと何回も撮影を試みたが黒いままだったのでアメリカ政府は南極条約を無視する形にはなるが各国に特例で無人戦闘機での偵察を提案。
その無人機が撮影した映像はすぐさま世界各国に共有されることとなった。
南極大陸は端から端まで黒く染まり、モンスターで埋め尽くされていたのだ。この事件は報道番組でも素早くニュースとなり、世界の人々に伝えられた。
世界が今後どうなっていくかわからないこの状況に人々の不安は募るばかりである。
〜〜〜〜〜
日本の神奈川県、とある高校の部室。
今年入ってきた新入部員たち30名が席に座り、ざわざわさとしている。
そして、教室の教卓にはある青年が立つと新入部員たちはしんと静まる。
青年は話し始める。
「初めまして、俺はこの部活の2年代表の山口玲央だ。探索者としては『ドラゴンナイト』というパーティに所属している。よろしく。
君たち1年生も知っての通りこの部活を創設したのは、日本でも、いや、世界でも有名なあのパーティと言うことを肝に銘じてくれ。そして、あの方たちは最近ある真実を世界に公表した。
それは彼らがダンジョンの先駆者、あのDECチャンネルの探索者だと言うことを!そのことによってこの部活も話題に上がりやすくなってるので活動するときには気をつけてくれ。俺からは以上だ」
パチパチパチパチ
新入部員たちの拍手が鳴る。
そして、青年と入れ替わりでメガネをかけた可愛らしい女性が次に登壇する。
「はじめまして、2年生の相川葵です。よろしくお願いします。では今後の活動内容などを話していきます。
まず、昨今話題に上がっている南極大陸の暗黒化と言うものをみなさんも聞いたことあると思います。これは世界各国で話題になっていて、一部の専門家の間では暗黒化は南極大陸からどんどん広がってくるのではないかと言われています。
ですので、私たち探索者はそんな時のために実力を付け、強くなっておかなければなりません。1年生の皆さんにも早々に訓練をしてもらいます!その時のために備えましょう!」
彼女の熱の籠った話を聞き、新入部員たちはやる気に満ち溢れた顔をしていた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
よろしければ評価やコメント、ブックマークをお願いいたします。




