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我らダンジョン攻略部〜もしも現実世界にダンジョンができて、先行者利益を得られたら〜  作者: 一日千秋
ダンジョン創世編

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124話 トシくんのショッピング2



僕はアルテミア教会ガルドランド支部にやってきた。

確かにアケインさんが言ってた通り、ファースより礼拝堂の方は規模が小さいが治療院は怪我した獣人達で賑わっている。この街じゃそりゃそうだよね。



礼拝堂に入り、人数が少なかったので司祭と思われる豪華な白の服装の40代くらいの男性に声をかける。


「すみません。ファースのアケインさんの紹介で来ましたサトウと申します。紹介状があるのですが受け取ってもらえますか?」



「こんにちは。アケインのご紹介ですか!私ガルドランド支部の司祭をしております、ロイと申します。よろしくお願いいたします!では、謹んでお受け取りいたします」


ロイさんは丸められた羊皮紙の紐を解き、中の文章をスラスラと読んでいく。



「内容は把握いたしました。ではこちらへどうぞ」

ロイさんは綺麗な所作でゆっくりと僕を手で招くと優雅に歩き始め、礼拝堂の奥の扉へと入っていく。


そして、少し歩くと地下へと降りる階段があり、その奥には重厚感のある金属製の扉があった。

その扉の両脇には全身白の装飾の騎士が長槍を持って直立しており、その扉を守っている。



「では、サトウ様お入り下さい」


僕は少し緊張しながら質問する。

「は、はい。ここは何ですか?」



「ハハッ、そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ。入ったらわかります」

その言葉も怖いんだけど、とは言えず僕は部屋に足を踏み入れる。



そこには白く輝く大きめな魔法陣があり、それはダンジョンの階層を移動する時に使うものと同じようなものだった。



「ここから神聖都市に移動するんですね?」



「その通りです。神聖都市への魔法陣は我々アルテミア教会が管理しているのですよ。では、サトウ様こちらの魔石に転送代として200万Dコインの送金お願いいたします。」



「わかりました。はい、よろしくお願いします」

僕は相場もわからないので潔く送金する。




「はい、確かに。では、こちらの魔法陣に乗るとすぐに神聖都市アルトラに転送されます。そこでアルトラ支部のセイレンという司祭が待機しております。その司祭に今回サトウ様が欲しいアイテムや装備品などの話をご相談ください。」



「はい、わかりました。セイレンさんですね。」



「では、こちらにどうぞ。」


僕は魔法陣へ乗るとすぐにフワッとしたあの感覚に襲われる。








次に目を開けた時には純白の豪華な服装の綺麗な女性が目の前に立っていた。


「サトウ様、お待ちしておりました。アルトラ支部の司祭をしております。セイレンと申します。よろしくお願いいたします。」

セイレンさんは少しクールな笑顔で挨拶をしてくれた。



「あ、はい、よ、よろしくお願いしますっ!」

僕はあまりにも綺麗な人が目の前にいた事で緊張してしまい、声が少しうわずってしまった。



「ふふっ、ではサトウ様こちらへどうぞ。」

僕は静かにセイレンさんの後をついていくのであった。




少し豪華な扉を入るとそこは商談室になっているが、めちゃくちゃ豪華な部屋だった。



「では、サトウ様は回復アイテムや回復の効果のついた装備品が必要だと伺いましたがお間違いありませんか?」



「はい、ダンジョン攻略で使える物を探しています!」



「かしこまりました。では、献金に見合った30階層で手に入る最高のものをアルテミア教会でご用意いたします。それに我々アルテミア教会はいつもサトウ様にお世話になっておりますからね。ふふっ。」



「わかりました、もちろん献金します!でもお世話になっているってどういうことですか?」



「商人ギルドから報告など伺ってませんか?」



「いえ、特に何も、、、」



「そうでしたか。アルテミア教会ではサトウ様の経済特許である無限連鎖講インフィニティ・チェーンを組み込んだ献金システムを採用しております」



「え!?そうだったんですね、だからシステム使用料の30%の報酬がとんでもないことになってたのかな、、、」



「それもあるかと思います。我々の献金システムの聖循環献金ホーリー・チェーンは信徒全員からの献金が入りますのでそれででしょう」



「凄いシステムを作りましたね。でも、商品とかないと違法検知されますよね?どうしたんですか?」



「それは教会ですので加護や神聖的な能力の増加などを商品の代わりとしているのです。もちろん他にも聖水やポーションと言ったものも販売はしております」



「あ!そういうことですか!元々そう言ったものがあればすぐにシステム構築できますね!」



「はい、ですのでサトウ様は我々アルテミア教会の最重要顧客としておもてなしさせていただきます」


僕の知らないところで経済特許がとんでもないことになっていたんだと実感するのだった。



そして、僕は5億Dコインの献金を支払うと、セイレンさんは一瞬クールな表情を壊したがすぐにアイテムと装備品が僕の前に運ばれてきた。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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