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礼堂と冬月の不完全な作戦〜愛は勘違い編〜  作者: A gyousya
新たなる協力者 富士田登場
17/59

ep.17『Funny Bunny』

近くのハンバーグレストランにて、礼堂、冬月とランチをする富士田。

ジューシーな香りが立ち込める店内で、3人はテーブルを囲む。


礼堂:「富士田さ〜ここの領収書落ちる?」

富士田:「落ちるかい!!」

冬月:「むしろ礼堂こそ、営業なんだからいけんじゃないの?」

礼堂:「いけるかい!!」


ハンバーグの熱気とは別の熱い押し付け合いが展開される。


礼堂:「そういえばどんな感じ?例の件は?」

富士田:「とりあえず、ついさっき社長と顔合わせしたよ。」

「なんだか、、思ってた感じの人とは違ったよ。普通にいい人そうだし。」


ふと何かを思いついたように、富士田は自信満々に話し始める。


富士田:「まぁ!あれだね!!間違っても人を殺すような人じゃなかったよ!いや~悔しいけど!残念だ!さて次のターゲットは誰にしようかぁ~!」


と、富士田はターゲットを変更するよう促すと、、、


冬月:「じゃあ、次は川端のパソコンの中調べてみるか」

富士田:「そうそう!確かにパソコンの中から殺人の履歴が出てくるかもね~、、、っておいっ!!!

話聞いてんのかコラ!!」



礼堂:「声がデカいんだよ。。物騒な奴らだと思われんだろ。」


富士田:「無理なこと言うからだろ!クビになったらどうすんだよ!」


冬月はハンバーグをつつきながら、何かを真剣に考え始める。


冬月:「う~~~ん。。。。あっ!」

「社長のパソコンを調べる→富士田がクビになる→人に見せられないデータを持っている→殺人事件→犯人.......あれれ?川端犯人じゃん!」


富士田:「んなわけあるかい!思考が浅すぎるんだよ!くだらない連想ゲームしやがって。てか俺職失っとるやんけ!」


、、急に礼堂の声が真面目なトーンになり


礼堂:「まぁいずれにせよ、富士田には苦労をかけるが、もう少し探ってもらいたい。」


真剣な眼差しで見つめる礼堂に、富士田は渋い顔をしながら応じた。


富士田:「、、、、社長室、いつでも来ていいって言われたよ。」


礼堂&冬月:「え?なんで?」


富士田:「プロジェクトの件で、お互い話もあるだろうからって、、」


礼堂&冬月:「マジかよ!!」


礼堂:「デカした!富士田!」

富士田:「あくまでプロジェクトの話をしに行くだけだけどな!」


冬月:「やっぱりお前は見込みのある男だよ!ホント仲間で良かった!」


富士田:「そ、そんな褒めても領収書落とさないぞ~!」



礼堂&冬月:「じゃあ奢りで。」


数秒後、礼堂はニヤリと笑いながら言う。


礼堂:「嘘だよ。今日は俺らが持つから。また明日からも頼むな。」


ハンバーグを完食しながら、富士田は微笑む。


富士田:「分かったよ。仕方ないな!仲間だからな!」


こうして、ハンバーグレストランでのランチを終えた3人は、それぞれの思惑を胸に、午後に備えるのだった。

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