20話 神話と修行
テツ︙そういえばゼラって
剣士キュリオスの子供だったよな?
ゼラ︙それが何か?
テツ︙親父が何をした人か、
知ってるのか?
ゼラ︙知らされてないわ。
テツ︙ゼラの武器、刺叉丸は
当時、魔物が地上に放たれた時に
女神シエルが討伐依頼で
剣士キュリオスに渡した武器。
ルビは魔物を一緒に討伐した仲間。
ゼラ︙女神シエルって?
テツ︙創造神のこと。
ゼラ︙魔物は全部討伐できたのかしら?
テツ︙今が平和に暮らせているということは…?
ゼラ︙そう…。
テツ︙なんでそんなに寂しそうなんだよ。
ゼラ︙もしも倒せてない魔物がいたら
お手合わせしたかったのに。
テツ︙お前は戦闘狂か。
ゼラ︙狂ってはないわよ。
…よくはっきり伝説が残っているわね。
普通なら書き換えられたり
歴史から消されたりするけど……。
テツ︙世界を救ったから
キュリオスも伝説が残っている。
お前も大規模な戦争を防いだんだから
ゼラ伝説として語り継がれるかもな。
れん︙(…イタズラをしなければ
師匠と修行ができたのに。
どうして僕は凍らせたんだろう……。
1人ではこれ以上強くならない。
やっぱり師匠とがいいよ………。)
ゼラ︙れん、こっち来なさい。
れん︙…正気?
ゼラ︙修行の前にお手並み拝見よ。
手加減してあげるからかかってきなさい。
れん︙…ぐっ…早い…
これじゃあ上手く凍らせられないや…。
ゼラ︙分かったわ、ハンデあげる。
私は一切攻撃しない。
あなたは私を凍らせられたら合格。
れん︙……氷柱斬!!
ゼラ︙(無数の氷柱。
何か策があるのかしら?
……これは囮。
何か能力を使ってくると見た。)
れん︙空想現実!!
ゼラ︙……やっぱり。
れん︙回避した!?
ゼラ︙タイミングが遅いわよ。
でも、合格ね。
れん︙どうして?
ゼラ︙あなたのことが知れたから。
もうちょっと速く能力が使えたらいいわね。
れん︙(僕の能力は
イメージしたことが現実になる。
それを使って凍らせようとしたけど
師匠に見破られた。)
ゼラ︙……男飯。
男飯︙……お前の氷はすごい威力。
俺は破壊することしかできない。
れん︙…ありがとう。
僕はか弱いから
男飯の破壊力を羨ましく思うよ。
…凍らせてごめんな。
男飯︙…なんのことだ?
れん︙……君は優しすぎるんだ。
事がなかったかのように振る舞ってくれる。
男飯︙なんのことやら。
そんなことよりさっきの能力すごかったぞ。
どうやって習得したんだ?
れん︙えーと…
男飯︙教えろよ~ ツンツン
ゼラ︙(結構仲良しじゃん。
…これで安心出来るわね。)




