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ひきつれ! ニートちゃん  作者: 淀 レノ
2/2

変わらぬ日

目が覚めると虫になっていた


なんてことはなく手のひらを見れば日に当たったことの無いような白い肌が見える


顔をしかめる

日に当たろうと思った瞬間であった


目がしょぼしょぼとする

眠いまなこを擦りながらカーテンをあける

隙間から漏れ出す光がなんとも明るい

きっと良い天気なのだろう

ならば存分に浴びてやろうではない

うお、眩し


直射日光はどうやらニートにはきびしいようで

やはり暗き場所こそ私にふさわしい


自分の弱さを実感したところで洗面台へ行く

鏡に映る自分の体よく言えばスレンダー

悪く言えばなんとも貧相である

凹凸どころかもはや 平坦! 絶壁!

緑無き荒野が広がっている


少しは育っているかという期待は行方をくらませました

ボサボサになった少し髪の毛を整え髪を留める

多少は酷い見た目もマシになったのである

そう自分を納得させ台所へ


やはりニートたるもの体が資本

ここは健康的な食事をとり体づくりをば

なので時間を確認


14:21


うん、早起きだな!

ニートにふさわしい思考を持ちつつ食事作りを開始する

ラーメンである

洗い物とかめんどくさいしね

仕方ないね


出来たラーメンは塩ラーメン

早い安い美味いが家でできる日本は最高だと思いましたまる


食事を終え洗い物を済ませた私は掃除を始める

なぜなら母に


「掃除くらいしろ クソニート」


と言われたのでします。怖いからです

掃除機あらゆるところを吸い四角いところは丸く吸い

そうして掃除を終えたのでした


部屋に戻った私が始めることといえばPCを開くことこれがなければ私という存在は確立されないとばかりに素晴らしいものである


PC1つでなんでも出来るのは最高だと思います


ネトゲを開く 俗に言うMMORPGだ

私はネット弁慶なのでスラスラと喋れる

タイピングも慣れたものである

最近よく遊んでいるフレンドのFlowさんという人がいて今日夜から共にやる約束をしていたので楽しみである


そうしている内に母が帰ってきた

やはり母の食事は全てに勝ると言っても過言では無い


食事は終わりお風呂に入る

もし仮に外に出る時不潔だったら嫌われるからね

嫌われるような知り合いもいないけど


風呂から上がり自分の部屋へ

そうして約束通りFlowさんとゲーム

楽しい人との関わりってこんなにも楽しかったっけ

そんな時間も一瞬ですぎ解散した

それから暫くはネットでお気に入りの動画やSNSを開きサーフィンする

それらに飽きたくらいで眠りにつく

今日も変わらず楽しかったな

ずっととは言わないけれどもうしばらくは続いて欲しいなぁ

瞼は閉店するのだった


そうしてこの日は

いや

この日常は

終わりとなったのだった

こんにちは

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