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ゲロ人間  作者: イケサキ
2/2

脱糞マンVSゲロ人間

「我が名は脱糞マン!」

 ある日、そう声が貧困の輪に住む人々の耳元に届いた。

 見上げると、体中糞まみれの男が立っていた。ヒーローっぽいポーズを取っていた。

「なんだ?あれ」と子供。

 その上に脱糞の雨が降り注ぐ。

「ぎゃー!」

「なんだ、あれではない。脱糞マンだ!」

「何の用ですか? 近づかないで、そこから話してください」

「ゲロ人間を倒しにきた。あやつは性悪の根源!」


「お呼びかな」

「むむ!」


 街の中からゲロ人間が現れた。見つけるや否や脱糞マンは「とう!」と声を上げて彼を倒しに、嫌な匂いを出したから降りてくる。

「ぼわぅぁぁじちてるしるしんぁぁあ!!」と、ゲロ人間はゲロを吐いてバリアを作る。

 脱糞マンはそれに抵抗しようと尻を向けて糞を放った。

「下痢レイン!」

 と、糞はバリアの表面を流れ足下に落ちる。堪らない匂いが辺りを襲う。ゲロ人間は顔全体をゲロで覆っているため意味はないが、周りの人間は逃げていった。

「お前も汚れだ!」

 脱糞マンは空まで糞便によって高く飛び、クルクルと回転したかと思うと「脱糞トルネード!」と叫ぶ。

 すると流れ続ける脱糞は、やがてサイクロンとなってゆく。それが、ゲロ人間に襲い掛かる!

 ゲロ人間はと言うと、ゲロを吐きながら高速で両手で丸め込んでいた。「ゲェロゲェロ…」と具に。

 いよいよ脱糞サイクロンが近づいたとき、ゲロ人間は叫んだ。

「ゲロゲロパンァァァァ」と丸くなったゲロを押し込むように後ろから滝のようにゲロを吐いてサイクロンを崩そうとした。それは成功する。


「なかなかやるな」

「お主も」


「今日のところはこれくらいにしてやる」

 脱糞マンは糞隠れしていった。残されたゲロ人間は、周囲にある匂いを覆うとゲロを吐いて掃除した。



読んでくれてあしゃー

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