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不器用なふたり  作者: いしかわ
7/11

7、小宮山新一2

7、小宮山新一2



綾香と付き合って一年経つ。

けれど今年に入ってから半年以上、数える程しか会っていない。

来年の春に専門学校を卒業する為、今は就職活動に忙しい自分同様、彼女も大学が忙しいのだろう。

連絡はたまに。一ヶ月に二、三回。

それでもこの関係に満足していた。彼女がいる、連絡もしている。

付き合うってそういうこと。

束縛していると思われても嫌だし、実際お互いの時間も合わないのだから仕方ない。

高校の頃に出来た彼女とは学校があったから毎日会っていたけど、卒業してからは今のように連絡は減っていった。

特に自分から用事も無いのに電話するのは干渉しているみたいに感じて、ただ相手からの連絡を待っていつの間にか来なくなって…。

今も同じなのかもしれない。

どうするべきか悩んで、悩んで、考えるのをやめた。

どうすればいいのか分からない。別に自分はこれでいいんだ。

彼女も自分も、時間が合うときに会う。

そこで今まで話せなかったぶんを話せばいい。


携帯を机に置いて求人を探しはじめた。


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