俺、華道院 麗慈
思いつき書きました。行き当たりばったりになると思います。
俺は華道院 麗慈。高校生だ。今、何ちゅう大層な名前だよ、と思ったそこの君。俺もそう思う。
俺は普通の男だ!勉強が特別できるわけでもないし、運動も人並み程度しかできない。名前を知ってから俺を見た奴は、『お前って結構普通なんだな』とかぬかしやがる。最終的には、『名前に謝れ』『せめてイケメンで生まれて来いよ』とか言いやがる。俺別に悪いことしてないよね!?
親なんかもそうだ。将来を期待してこの名前を付けたんだろう。小さい頃はできないことがあっても、『まだまだこれからだよ。頑張れよ』と励ましてくれてたが、大きくなるにつれて、『育てた方間違えた………』とか言いやがった。俺別にグレてないんですけど!
まぁ何が言いたいかと言うと、俺は名前は派手だが普通の男子高校生ということだ。
これから高校を卒業して、普通の大学を出て、普通の会社に就職すると思う。そしてある程度の階級に就いて気づいたら定年退職しているだろう。あわよくば、いい人を見つけて結婚をしたいなぁ。まぁ誰とも付き合ったことないんですけどね。
そんな平凡な、しかし平和な未来に想いを馳せながら下校していた時だった。突然、俺の身体の周りを光が包み込んだ。
「え、ちょッ、何これ━━」
これが平凡で平和な世界にいる俺の最後の発言だった。