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恋愛の詩/ソラオモヒ
「恋愛の詩」
たとえば あの
お空のほしのように きらきらの
ずっとずっとまえの光を
途中で諦めたりなんかせずに
きみに届けられたのなら そして
そのままきみのもとで 永遠に
きらめき続けられたのなら
ぼくはきみに 贈りたい言葉がある
時間をかけて 想いをのせて
たとえば ぼくらの上にある
たくさんの輝きを抱いた あの夜の空のように
胸いっぱいのこころを
きみに伝えたい
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「ソラオモヒ」
何もない虚空に両の手を広げて
大空を翔ける影を想う
見上げるたびに
空虚な気持ちになんかならなくていいと
だって 決して届かない距離すら
越えてゆける気がするんだ
ひらひらと舞い すいすいと飛ぶ
あの翼さえあれば
この命が夢であってもいい
背中には もがれた羽の名残すら
遺されてはいないのだから




