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海底に沈む石/向日葵

「海底に沈む石」


もし この世にまた

生を受けることがあるのなら

私は 海底に沈む石になりたい


何も語らず

何ものにもとらわれず

ただ じっと静かにそこに在る


潮にゆられ 藻屑にもまれ

その室に海の生き物たちの礎を抱き


永遠ならぬその生命をあたためながら

すべてが漂ってゆく末を見守りながら


暗くもなく 明るくもない水底で

私は


「ただの石」という生を生きていたい


------------------------------------


「向日葵」


緑なす いちめんの山田のなか

ただひとつ ぽつんと映える黄色がある


陽の光を一身に浴びて

何よりも高く 誰よりも気高く


ただ凛と佇みながら

ひかりだけを見つめている。


かの気高さは何処から来るのか


大輪の花の矜持か

憬れの夢を抱くもの故か


緑なす いちめんの山田のなか

その黄色は

移ろう時間ときを見つめている。

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