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青い目の少女/雨だれ
「青い目の少女」
あの娘は何を見るのだろう
青い目の少女の視線の先
麦わら帽子が踊っている
あの娘は何を想うだろう
青い目の少女が佇む先
森の小川でニンフが遊ぶ
ブージヴァルの風景のなか
青い目の少女は本を読む
少女の微笑は柔らかく
空の太陽さえも遠慮して
木々の間から少女を照らすことにした
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「雨だれ」
ぽつぽつと音が降る
しずかなしずかな音が降る
マジョルカの風の家で
陰鬱な夢のなかで
はかなさをたたえる水の上で
軒下にしたたる
ソステヌートの雨だれが
やわらかに響いている
絵画と音楽からの印象による詩2編
「青い目の少女」 2008年「Renoir+Renoir」展@京都国立近代美術館にて
「雨だれ」 ショパン「前奏曲 op.28-15」による




