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消された色/陽照りの梅雨

「消された色」


描き方を忘れてしまった

わたしのこころの色鉛筆

すっかり色あせてしまった

あのころの想い出

楽しみ方を失ってしまった

わたしの今の生活


辛いとも 哀しいとも 淋しいとも

思わない

後戻りもしたくない


だけど


少しだけ夢を見ていたい


明日に駒を進める前から

未来なんて決められていることくらい


分かってはいるけれど


-----------------------------------


「陽照りの梅雨」


まだ雨も

そんなに降ってはいないのに

今年も茅の輪をくぐる日が来てしまった

天神さまがごきげんなのは うれしいけれど

干からびる前に

何とかしてほしいと願う 身勝手な自己


どんなことをしたって

天は変えられないというのに

あの日のあやまちだって 絶対に

消えやしないのに


救いの雨を

いつまでも祈っている

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