第59話 原点にして頂点
アルケミスト系統最強とは何か。
そう聞くとおそらく様々な答えが返ってくるだろう。
【数学者】【作曲家】【機織】【築城主】【模型技師】などなど。王国千年の歴史に名を遺した高名なアルケミスト系統役職たち。人々は彼らの中から思い思いに最強を口にする。犯罪役職たち、例えば史上最悪の被害者を出した【死霊術師】や、王国分裂の危機を生み死後もその遺体をめぐって相続戦争が起こった【毒婦】の名をあげる人もいるかもしれない。
だがアルケミスト系統最高、一番なりたい役職は?と聞くと多くの人がそろって同じ役職を答える。
『アルケミスト系統最高、原点にして頂点。六大貴族マルチウェイスター家の祖、魔王討伐の功労者が一人。勇者の知恵【錬金術師】』と。
【錬金術師】は〈鑑定〉〈抽出〉〈自動人形作成〉などの有用なスキルと持ち前の高い知性を用いて、いかなる状況にも対応し【勇者】一行を導いたという。
最高の汎用性、最高の応用力。
それが【錬金術師】
敵にまわしていい相手じゃない。
目の前でメルスバル卿が〈鑑定〉をつかって俺のステータスを眺めているのに〈隠匿〉を〈スキルブレイク〉された俺には何も抵抗することはできなかった。
「なんて割り振りですか……レベル36で役職スキル0とは。【死霊術師】が泣きますよ。災歌になんかふらずに死霊術に振ればいいものを」
「見てんじゃねぇよ」
「ですが納得です。本当に面白い。道理でいままで隠してこれたのか。君は確かに【死霊術師】じゃない、文字通り【仮聖】だ。【槍聖】のできそこない。奥の手は〈捕食強化〉かな。だいたいレベル80くらいは見繕っておかないと危険ですね」
これが〈鑑定〉か。
なんだこのイカレスキルは。
なんで俺の手の内が全部バレてる?
こっちは何も分からないのに。
一方的すぎる。
しかもなんで【死霊魔術師】に死霊が一人もついてないんだ?
ついてさえいればこちらも多少は情報が得られるのに。
「楽しいおしゃべりは終わりにしましょう。君は賢い。【死霊術師】にあまり思考の余裕を与えたくありません。何されるかわかりません」
スッとメルスバル卿が手をあげると庭園中の地面から小人のようなゴーレムが生えてくる。彼らは一斉にこちらを指さした。
マズイ!
「スクロール〈バレット〉」
四方八方から魔法の弾丸が飛んでくる。咄嗟にメルスバル卿のいる方へ飛び込み被弾を減らすも腹に肩に、頭に一発ずつあたって肉がえぐれて吹き飛んだ。
血で視界がまっかになる。
半場無意識に突き出した槍はメルスバル卿の周囲の空気に弾かれた。次の一撃を繰り出そうと槍を引いた瞬間、俺の槍が燃えあがって崩れ落ちた。
「スクロール〈エアバリア〉、〈焦土〉」
な、どうすれ……
「〈バレット〉」
足に、腕に、胴に、そして頭にゴーレムたちから放たれた魔法の弾丸が炸裂し吹き飛ぶ……
そんなイメージが頭に湧いた。
「待て!まいった!」
大声を出してとめる。
無理。絶対勝てない。
【死霊魔術師】は一瞬とまり、そして地面から巨大な手が生えて俺の身体を鷲掴みにした。
「はい? どうしました?」
「まいった!まいった!まいった! 俺の負けだ。あんたは一つ勘違いしてる。俺は交渉しにきたんだ。討伐しにきたんじゃない」
「……斬新な命乞いですね。不利になってから言われても」
「かまをかけたのは謝まる。確信が持てなかったからしょうがないだろ? いきなり攻撃してきたのはそっちだ」
「はぁ……」
「あんたも気が付いてるはずだ。ここで俺を殺すのはどう考えても得策じゃない。俺はあんたの名前はいってないが【死霊魔術師】に会いに行くとは告げてでてきたからな」
「脅しですか? その程度の縁は私なら」
「【死霊術師】をなめるなよ。俺は魂の管理者。死んでからもおしゃべりできるし、おしゃべりさせることもできる」
多分な。死んだことないから知らないが……
【死霊魔術師】は顔をしかめて懐から一枚のスクロールを取り出した。
「スクロール〈正直者よ〉【死霊術師】の目的」
「泥濘を救うこと。加えて転職方法の情報を得ること。可能なら【死霊魔術師】の討伐」
【死霊魔術師】メルスバル卿が呆れたような目でこちらを見る。
「可能なら討伐」
「可能じゃなさそうだからやめた。ひとりで来てる時点で察してくれよ。どう考えてもフリカリルトに告げて冒険者全員で押し寄せるべき案件だぞ。それに俺のスキル構成みただろ。俺の目的はあくまで転職、役職を変えることだ。別に正義の味方には興味がない。俺は狙われたから反撃してるだけだし、最初にアンタらのお宅にお邪魔したのもただの調査クエストだ」
嘘偽りは一切ない。
【伝道者】には討伐と告げたがあくまで一番の目的は泥濘の救出だ。【剣鬼】の時点でギリギリだったんだ。勝てない可能性も考えてる。
目的は妹の救出。
俺は英雄になんてならなくていい。
弱くていい、しょうもなくていい。
普通の人は家族を守るためには恥も誇りもなくみっともなく命乞いするのだ。そうまでして助けたいと思うものなのだ。
「お願いだ。メルスバル卿。泥濘を殺さないでくれ」
正しさなんてものは努力目標に過ぎない。
掴まれた手足をばたつかせながら必死に頭を下げると、ぼたぼたと血が髪を滴って落ちた。
「お願いします」
俺を鷲掴みにしている手がぎゅっとしめつけた。
「交渉といっても君になにができるのですか?」
「死霊とおしゃべりできる。女神にも還せるし引き留めることも可能だ。死霊たちの愉快なお歌を聴かせてやろう。アンタじゃできないだろ? 研究が進むはずだ」
「スクロール〈正直者よ〉【死霊術師】私に恨みはないのですか」
「恨み? お仲間殺したのは俺だぜ? アンタに恨まれるならまだしもこっちが恨む理由はない。そりゃ狙われてるのはウザかったが、おかげでレベルも上がったしな。ただそれも全部泥濘が死ななければの話だが……」
「昼会った時は泥濘のことなんて一言も出なかったのに急にどうしたんですか?」
「妹なんだ……妹になったんだ」
メルスバル卿は不思議そうに俺を眺めた。
「妹になった???? これが本物の【死霊術師】か……狂人……」
「アンタに言われたくない」
メルスバル卿は本気で困ったように顔をしかめている。交渉を受け入れるにせよ、殺すにせよ【死霊術師】の危険性がはかりかねないと思われているのだろう。
「何度も言うけど俺の目的は……」
「確かにスキル構成的にそう危険度は高くない。私にはあなたの災歌で封じられるスキルもありませんしね。ですが縁で拘束はさせていただきますよ。泥濘と同じ〈絆の縁〉です。私に危害を加えないこと。そして私の秘密を洩らさないことを約束できますか? 私たちの〈絆の縁〉に誓って」
メルスバル卿の腕が光る。巨大な魔法陣が浮かんだ。
「『もちろん、俺は研究に協力する。【死霊魔術師】の秘密は許可なくだれにも話さないし、メルスバル卿に攻撃もしない。ただしこの制約は泥濘が死んだ瞬間に破棄する』」
心からの本気の誓約。
いまいちやり方は分からなかったが、俺の誓約の直後浮かんでいた魔法陣は吸い込まれるように俺の肩に突き刺さった。
それを見てメルスバル卿は渋々納得して頷いた。
「研究所に案内します」
「まず泥濘の縁を止めろ。アイツが死んだ時点で交渉は決裂だ」
「もう止めました。安心してください。泥濘は無事ですよ。私のことは忘れては貰っていますがね」
「ありがとう。メルスバル卿」
鷲掴みにしていた手型のゴーレムが俺を離し、人型のゴーレムがとことこあるいて槍の穂先をひろって俺に返してくれた。
「ではまず教えてください。なぜ私が【死霊魔術師】と気が付いたのですか?」
「二つだな。一つはさっき言った通り。すでに転職方法を確立していると考えたから。なのに未だに【錬金術師】は増えてない」
メルスバル卿の前で一本指を立てると、彼は興味深そうにその指を見た。
「だが冷静になって考えて気がついた。役職を変えられるとしてもすでに役職を与えられた人が【錬金術師】になれば騒ぎになる。誰にもバレないように【錬金術師】を作るならまだ役職を誰にも知られていない神託直後の子供から選ぶしかない。そしてこの三年で新しく増えた【錬金術師】はふたり。フリカリルトと教会派のもうひとり。フリカリルトは違うだろうから【死霊魔術師】はもう一人の【錬金術師】と関係があるに違いない。本人か、あるいはそれに近しいものである可能性が高い。つまり教会派の人間だ」
「それだけ? もしかしてイヴァについてかまをかけに来ただけだったのですか?」
「いや、そのイヴァとやらが【死霊魔術師】だとは思えなかった。だってそいつはまだ神託から一年そこそこ。そんなやつにあの【剣鬼】がかしずく気がしない。実力主義者の【剣鬼】がボスと呼び敬意を払うほどの人間。ここでようやくアンタを疑った。縁の除去ができるほど優秀で頭もいい教会派の【錬金術師】。しかも自分は当主には向かないと言っていたから別の当主候補を作る理由はアンタにもある」
「すべて私が教えた情報を基にした推察です。それでは絞れないはず」
「その通り。決定的な証拠はアンタの話の中にはなかった。【死霊魔術師】の声もアンタとは違ったしな。だからもう一つが決定的だ」
メルスバル卿の目の前で二つ目の指を立てる。
「これは簡単。アンタが転職方法を知っていたから」
俺の答えを聞いてメルスバル卿はポカンとした。
「はい?」
「俺は随伴組織の占いの館で転職方法は【死霊魔術師】が知っていると占われた。キーワードは『女神のコトワリ』。それなのに全部あんたから情報がでてきた。【死霊魔術師】から聞くつもりだったこと全部。なら逆説的にあんたが【死霊魔術師】だ」
「なんですかそれは……占い……【天気占い師】か。随伴組織め。それは防げない。私につながらないようにフリカリルト嬢に渡した書類は細工してあったというのに……計算外だ」
【死霊魔術師】メルスバル卿は困惑した顔で上を眺めた。フリカリルトがどこに住んでいるかは知らないが彼女は領主の姪だ。きっとここよりずっと高いところに住んでいるんだろう。
俺もメルスバル卿の視線を追って上を眺めた。
「人は嘘をつくとき真実に織り交ぜる。そっちの方が説得力がありますから……少ししゃべりすぎましたね。君の方が気が付くのは想定外です」
俺だってよく気がついたと思うよ。
確かに今まで何度か引っかかったがどれも本気で泥濘を救おうと考えなければ絶対にスルーしていた要素だった。
「それにしても私に殺されるとは考えなかったのですか? ずっと命を狙われていたのに。それこそフリカリルト嬢とくるとか、あの子も君の役職は知っているのでしょう。それにしてもフリカリルト嬢も清純な顔してすごいことしてますね。まさか六禁を飼うなんて。清濁併せ吞むなんてできない住所お花畑の子供かと思ってましたが少し見直しましたよ。だてにアラカルトの異父妹じゃないな。本人性能ならリカルドよりよっぽど危険か……」
「当然フリカリルトとくることも考えたさ。が、そうすると討伐以外の選択肢がなくなる。俺の目的を果たすには敵対するよりこっちの方が確実だろ? 俺はあくまでフリカリルトと協力関係、恭順してるわけじゃない。それにあんたは試していたのだろう? 俺が狙われたのははじめは報復だと思っていたが【死霊魔術師】達はそんな無駄なことをする連中じゃない。【死霊術師】じゃないかと思って部下をけしかけていたわけだ。殺して魂を、役職を奪うために。それなら交渉の余地がある。俺は協力するぜ。殺すのも役職を奪うのももっと理解してからのほうがいい。ひとついいことを教えておくと……」
「亡骸掬い【蒐集家】を殺したのは君でしたね。〈死霊の囁き〉を奪って自爆でもしましたか?」
「……言おうとしたことを先に言うなよ。怖い奴だな」
「それはこっちのセリフです。不気味すぎますよ君」
メルスバル卿が鬱陶しそうに頭を振る。
「計算が狂いました。まさか協力を申し込んでくるとは……」
「お互いに致命的な情報を握り合ってんだ。仲良くしよう。【死霊術師】の役職が欲しいならいつでも交換する。【錬金術師】くれるならマジで今すぐにでも交換したい!」
「しばらくいいです。君を見ていると分かります。その力は私にはまだ扱えなさそうだ」
手をさしだすとメルスバル卿は渋々といった様子で握手に応じた。
「【死霊術師】ナイク。領王ガンダルシア直轄領第25開拓村出身。C級冒険者。レベルは36。特技は死霊とおしゃべりすることだ」
「【錬金術……【死霊魔術師】メルスバル・カララ・ド・コメディ・マルチウェイスター。六大貴族マルチウェイスター家の当主候補。レベルは64。特技は死霊を抜き出すことです」
「「契約成立」」
メルスバル卿の邪神の腕輪と俺の腕輪がコツコツとあたる。
邪神の腕輪は【死霊術師】の仲間か贄の印。
あくまでも仲間か、敵だ。
メルスバル卿の庭園の奥、噴水の前で手をかざすと水が止まり、蓋が開いた。ざぶざぶと水面がゆれて中から酷い死臭と嘆きが聞こえた。
「水汲み井戸から竜が出てきたな。殺しすぎだろ」
「井戸じゃなくて噴水ですよ」
メルスバル卿の後ろについて階段をくだる。案内された研究室までの通路には夥しい数の死体と、それに縛られた死霊たちが所せましと並んでいた。
「助けて」「お願い誰か!」「還りたい還りたいよぉ」「消えちゃう……消えちゃう」「あっ……あっ」「助けて」「酷いよぉ」
「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」「還りたい還りたいよぉ」
【死霊魔術師】に死霊がついていない理由はこれか。憑けないんだ。ここに囚われているから。
酷いことをする。
「17番と5番は限界だ。開放していいか?」
「できるのですか? やってみなさ……」
死体に触れてつなぎとめている陣を壊す。もはや崩れかけていた死霊たちが死体から転がりおちた。【跳躍者】の死霊がポケットから飛び出して17番と5番に触れる。二人は瞬く間に俺のポケットの中に収容された。
「いとも簡単に壊しましたね。かなり複雑な陣だったはずですが」
ポケットの中で震える死霊たちにマナを与えて落ち着かせる。
「たすかったの?」
「し……しれいじゅうし?」
ポケットの中で解放された死霊たちがつぶやく。
その瞬間、すべての死霊がこちらを向いた。
「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて、しれいじゅつし」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」「助けて」
「君の言う通り保存が課題です。魂はしばらく封じておくと消えてしまいます。そういうものかと思っていましたが、君なら解決できるのでしょう? どうすればいいかわかりますか?」
「魔法陣について教えてくれよ。辺境出身で学がないんだ」
あとがき設定資料集
役職4大系統:アルケミスト系統
基礎役職 :【錬金術師】
勇者の知恵 :【錬金術師】
六禁役職 :【毒婦】【死霊術師】
定義は『物体にマナを込めることを得意とする役職』
ステータスの傾向としてHPとMPが高い。
特定の何かを生成、操作することを得意とする役職が多く、生産系役職はほとんどがアルケミスト系統に属する。ゴーレム生成はまさにアルケミスト系統の花型であり、非常に優秀。役職の特徴上、特定の何かにこだわって生きる人が多く、学術分野は完全にアルケミスト系統に占められている。アルケミスト系統でなければ学者にはなれないといわれるほど。
アルケミスト系統は全人口の約30%とされ、4大系統のなかでは戦士系統の次に人数が多い。




