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もしリア
高校生活がはじまって、もう2年は経った。「なのに彼女が、全くできないっっ。」
自分は、圧倒的非リアである。そして、彼女いない歴は、17年である。「くそっ。理想通りにリア充人生続いているリア充様には俺ら底辺非リアの気持ちなんか、わかんないでしょーね。」
悔しさとリア充への憎しみが、萌え絵のかかれた枕にぶつけられる。「神様っ、何でもするから俺に彼女をくれっ。」天井を見上げてそう願った。
次の日の朝。「ないっ」「ないっ」「ないっ」
どうやら財布を無くしたようだ。その中には学生証と500円玉がはいっている。500円玉は良いとして学生証はさすがに個人情報の流出につながる。絶望と共に朝食を食べ学校へ行った。