2話 最悪の出会い
俺は姫咲に連れられ学校からそんなに離れてない
公園に来た。
「ここでやるか」
『な、なにを?』
「何って?喧嘩以外無いじゃん」
『それは、』
俺はその時驚いた次の言葉を吐く前に姫咲に殴られた。
(嘘だろ、)
その後も殴られ俺の顔はアン○ンマンみたいだ。
顔が超痛い、なんで、なんで、
でも俺はそこで倒れはしなかった。
殴りもせずギブも言わずただ立っていた。
「なんで倒れないの?」
『ハアハア』
殴られて1時間は経つ。どっちもきついはずだ。
喋るのもキツい。本当ならこの体を休めたい。
でも無理だ。考えてる間も殴られてる。
そんな時、
「お前たち何してるか!」
『やべ。警察だ。逃げるぞ』
ヤンキー達は逃げた。
警察は俺を担ぎ学校に行った。
その日から俺は学校から1週間休みを貰った。
俺は休みの間昨日の喧嘩のことを思い出してた。
初めての喧嘩がまさか女の子とは、
自分でも思わなかった。
コンコンコン
俺の家のドアをノックされる音がする。
(誰だ?学校の時間に?)
そう思いながらドアを開けた。
ドア前に居たのはまさかの姫咲の横にいるヤンキー
の1人だった。
(なんで??もしかして昨日途中で終わったから
続きする的な感じ?それだけは勘弁)
「き、昨日のことはすいません」
俺は謝った。すると、
ヤンキーの1人は俺の頭を上げさせ、
自分が頭を下げた。
『昨日は本当にすまない。姫咲の怒りをぶつけてしまって。』
「えっ?どういうこと?」
『姫咲は短気な性格なんですよ。
しかも自分がストレス溜まってたらその時近くにいるやつをボコろうとするんですよ。
昨日たまたまあなたがいて殴られました。』
(ストレス溜まったら人ボコりたくなるってどういうことだよ!!)
『だから姫咲はヤンキーでは無いのです
ただストレス解消で人殴ってるのです』
(いや。ストレス解消で殴るって怖いわ)
でも俺は1つ気になった。
何故そこまでストレスが溜まってるのか。
「姫咲は何か問題を抱えてるのか?」
『ん?何故それを?』
何かあるのか、やっぱり。
「ストレス解消で人殴るならそのストレスの原因もどこかにあるのかと」
『それはある。』
「聞かせてくれないか?」