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奴隷からはじまる下克上冒険  作者: 明石 遼太郎
セインズ村編
17/123

旅路は長いようです その2

「それでは出発しましょうか」

「はい!」

「はいはーい」


 旅に出て、2日目。

 朝食を食べ終え、荷物を纏めた一行は街道に戻って歩き始めた。

 セインズ村までは遠く、少なくともあと3回は野宿しなければならない。


 現在のノブナガは黒髪ではなく茶髪。

 エリーナは銀髪から水色の髪をしている。

 ザンは桃色の髪のままだったりする。


 ノブナガは服に入れたネックレス、エリーナは髪に付けたヘアピンのアーティファクトによって髪の色が変わっているのだ。

 ノブナガにとって1から作ったアーティファクトが初めてだったので、上手くいくか不安だったが大丈夫のようだ。


 それに顔がバレやすいエリーナにはメガネを掛けてもらった。

 これもノブナガが作ったアーティファクトで、某メガネの名探偵のようにボタンを押せば“気配探知”が発動して左レンズに映し出される仕掛けになっている。

 あと、“遠目”と“夜目”も右レンズで使えるようにしている。

 これも某アニメと一緒だったりする。


 エリーナも“ストレージ”が使えるようになった事で、荷物が随分と減った。

 でも、怪しまれない程度に荷物を持つ事は忘れない。


 街道を歩く間、ノブナガは通力を操る事に集中しながら魔法の本を開いて詠唱を覚える。

 前をまったく見ていないので、危ないシーンがいくらかあったのでエリーナやザンがサポートする。


 昼食や小休憩を挟みながら進んで行くと、また夕方がやってきた。

 街道から少し逸れたところにテントを張り、そこで野宿する事になった。

 昨日と同じように役割分担をして、ノブナガは森に魔物払いに、エリーナは台所で料理を、ザンは机でぐったりとしていた。


「只今、戻りました。ここら辺には、魔物はそれほどいないみたいです」

「お疲れ様です」

「おつかれ〜」


 ノブナガは装備をすべて“ストレージ”の中に仕舞い、自分のステータスプレートを見た。


 ======================

 PP:980/1000

 ======================


「おぉ。結構増えた」


 ノブナガは通力が昨日より10倍も操れるようになっていた。

 しかし、今日は体内に留めるように操っていたにも関わらず、20も減っている。

 まだまだ、完璧に操れていない証拠だ。


(もっと精進しないとな)


 それとノブナガのレベルが23に上がった。

 その事で、“錬成”に新たな派生スキル[+錬金]が出現した。


「錬金、かぁ」


 試しに、そこら辺に落ちている石を拾い上げ[+錬金]を使う。

 すると、石ころが発光し金に変わった。


「「……」」


 その光景を見ていたノブナガとザンはポカンと口を開けて眺めていた。

 無言が続く2人。

 なぜかノブナガが悟りを開いたような顔になり、手にする金を石ころに戻した。

 そのまま、森に向かって全力遠投。


「?ノブナガさん、どうかしたんですか?」


 唯一、料理をしていたエリーナだけがこの場に起こった出来事を知らない。


「いえ、なんでもないです」

「世の中には知らなくてもいい事があるの」

「あの、なんで2人とも遠い目をしているんですか?」


 若干キモい2人は椅子に座ると、何もなかったかのように黙り込んだ。

 そんな2人を若干引いた目で見る、エリーナさんだった。


 料理する後ろで、ノブナガが土の机を鉄に[+錬金]すると「これだ!この使い道なら世界は平和だ!!」などと叫んでいる2人に、エリーナがさらに引いたのはまた別の話だ。



 **********************



 ナルマ街を発ってから4日が経った。

 ノブナガはレベルを上げながら、通力を操る量を確実に増やしていき、詠唱も全属性中級魔法までなら完璧にマスターした。

 まぁ、マスターした理由はレベル30になって[+省略詠唱]に目覚めたので、覚える量が格段に減ったからだ。


 エリーナもレベルが35になった。

 未だに回復魔法以外のスキルはないが、それでもノブナガのサポートをしっかりとしている。


 ザンのレベルは311で1上がった。

 相変わらず精霊という特性からステータスは低いが、時たま光魔法を使って魔物と戦っている。

 ノブナガとエリーナをニマニマ見るのはやめられないらしく、エリーナにイジってニマニマしているようだ。


 そして、一行は等々目的の地ーーセインズ村にたどり着いた。

 本当に辺境の村らしく、村の周りに魔物除けの木製の砦が建てられているだけで村も小さい。

 村に入る為の入り口も1つしかないらしく、ノブナガたちはそこから村に入る事にした。


 入り口には見張りの者もおらず、自由に出入りできるようだ。

 ノブナガたちが入り口に立つと、畑で作業している人たちから視線を集める。

 一瞬入るのを躊躇ってしまいそうになるが、ノブナガは一歩を踏み出した。

 それにエリーナとザンも付いていく。


 ノブナガは“気配探知”を発動させる。

 人の気配は全部で100人ぐらい。

 村の規模はそれほど大きくなく、建物が無ければ端から端まで見渡せただろう。


 村人が遠巻きにノブナガたちを見て、ボソボソと話し合っている。

 そこに10代後半ほどの少女が畑から出てきて、ノブナガたちの前にやってくる。


「あの〜、うちの村に何か御用でしょうか?」


 警戒しているのか、少女の顔が少し強張っている。

 周りの村人はそんな少女を遠い目で見守る。

 ノブナガは警戒を解す為に笑顔を作り、明るい声を心がけて答える。


「私たちは旅をしている者です。私はノブナガと申します」

「ご、ご丁寧にどうも。私はクレハです」

「クレハさんですか。いい名前ですね」

「あ、ありがとうございます」


 会話を交わす事で緊張が解れてきたのか、クレハの表情が緩まってくる。


「実はここ何日も野宿が続きまして、食料や水が無くなってしまって。無くなってしまった物を補充するついでに、泊めてもらいたいのですが……」

「え、っと、私じゃ決められないので……村長に話して頂けますか?」

「わかりました。村長さんはどちらにいらっしゃいますか?」

「あ、私が案内します。こちらです」

「ありがとうございます」


 実は、食料や水の補充などまったくの嘘である。

 食料は森にいた獣の肉の干し肉があるし、水に関しては魔法で作り出せる。

 この嘘は、この村で国と共闘してくれる人を探し出す為の時間稼ぎ。

 つまり、最短でも明日までがタイムリミットである。

 まぁ、それも村長に泊まるのを認めてもらったらの話だが。


 クレハの後ろに付いていき、村の中心にやってくる。

 ここに来るまでに見た家より一際大きいこの家が、村長の家らしい。

 クレハがスライド式の扉を開けて、家の中に入る。

 ノブナガたちは扉の前で待機だ。


「おばあちゃーん!お客さんだよー!」

「そんなに大きい声を出さんでも聞こえているよ」


 クレハが声を上げて呼びかけると、家の奥から70近くの老婆が現れた。


「おや?あんたたちがお客さんかい?」

「はい。お初にお目にかかります、ノブナガと申します」

「これはこれは……また若い子たちが来たもんだ。家にお上り。話はそこで聞くよ」

「お邪魔します」


 ノブナガたちは老婆に招かれ、家の中に入る。

 入ってすぐ横に机や椅子があり、そこに老婆が腰掛けたのでノブナガたちは向かい合う形で座る。


「クレハ、お茶を持ってきてくれんか?」

「わかったー」


 老婆はクレハにお茶の用意を頼んだ。

 そして、クレハが奥に消えたのを確認してノブナガたちに話しかける。


「まずは自己紹介をしようか。私はチヨ。“薬剤師”じゃ」

「初めまして、チヨさん。ノブナガと申します。“錬成師”です」

「“調理師”のエリーナです」

「ザンでーす。“魔導師”やってまーす」


 怪しまれないようにと偽ステータスプレートをチヨに見せるノブナガ。

 それに続いて、エリーナとザンも偽ステータスプレートを提示する。


「若いとは思ったけど……まさかクレハよりも年下とはねぇ」


 偽ステータスプレートに書かれた年齢は本当にしてある。

 ただ、ザンだけは???歳なのでノブナガと同じ12歳と表示させてある。


「お茶です」

「ありがとうございます」


 そこにクレハがお茶を持ってきてくれて、ノブナガたちとチヨの前に置いた。

 クレハもチヨの隣に座る。


「それで、うちの村には何の用だい?」

「はい。私たちは旅をしていまして、野宿が続き食料と水が無くなってしまったのです。この村で無くなった物を補充するついでに、泊めて頂けないかとお願いしに来ました」

「その歳で旅かい?そりゃ、随分と大変そうじゃないか」

「まぁ、それなりには……」


 ノブナガが言葉を濁すように言う。

 そんなノブナガを見て、チヨやクレハが野盗や魔物に襲われた所を想像して顔を歪める。

 一方ノブナガは出てきた魔物を剣でスパッ、魔法でボンッと一撃で倒している自分を思い出して内心苦笑する。


「そうかい……食料を分けてあげたいのは山々なんじゃが、調味料や水はこの村でも不足しててのぉ。売る事はできんのじゃ」

「そうなんですか……」

「一週間後に私の孫が行商にやって来る。そこで私たちも調味料を買う。あんたたちもそこで買うといい。それまではここに泊めてあげるよ。仕事はしてもらうがね」

「仕事は元からさせて頂くつもりです。では、それまでの間お世話になります」


 チヨの言葉に嫌な顔1つ見せずに了承するノブナガ。

 エリーナとザンも特に異論がないようで口出しする事はなかった。

 それにーー


(明日までの期限が一週間に大幅に増えた。これに乗らない手はない)


 仲間探しの期限が伸びる事はいい事だ。

 それに乗らなければ、明日までに人を見極めて勧誘しなければならない。

 一週間キッチリ人を見極めてから勧誘する方がもっとも確実性がある。


 ノブナガが考えていると、突然外が騒がしくなった。

 この場にいる全員が何事かと首を傾げた所に、青髪の青年が扉を勢いよく開けて飛び込んで来た。


「チヨばあちゃん!チヨばあちゃん!!」

「なんだい、ユウベイ!どうかしたのかい!?」


 ユウベイと呼ばれた青年はノブナガたちのいる所に倒れ込みながらやって来て叫んだ。


「ま、魔物だ!!魔物が柵を越えて入って来やがった!!」

「な、なに!?」


 ユウベイの言葉にガバッと立ち上がるチヨ。

 クレハは両手で口を押さえている。


「早く建物に避難するんじゃ!!」

「もうやってるよ!でも、魔物が壁を崩して入ってくるだよ!!」

「ッ!!」


 外から人の悲鳴が聞こえてくる。

 それにチヨもクレハも顔を歪める。


 そこで、ノブナガが立ち上がった。

 意味のわからない行動に、チヨたちはポカンと眺めている。

 そんなチヨたちを無視し、ノブナガはエリーナとザンに向かって言う。


「行きましょうか」

「そうですね」

「腕がなるよ〜」


 ノブナガ一行は立ち上がり、家から出ようとする。


「あ、あんたたち!お待ち!!外には魔物が!!」

「大丈夫ですよ。俺たち、強いんで」


 チヨの制止の言葉を、ノブナガは振り返らずに返す。

 そして、家を出ると開けっ放しの扉を閉めてしまった。


 それをポツンと眺めるチヨたちであった。



 **********************



「うあぁぁぁああああああああああ!!」

「くっ、来るなぁぁぁぁぁああああ!!」


 今、セインズ村に残酷があった。

 破壊された木の砦から侵入して来た魔物たちに襲われていた。

 狼の魔物が何体も入り込み、村人を襲っていく。

 この村には国から派遣された騎士はいない。

 辺境な村に戦力を割くぐらいなら、戦場に送った方が何倍もいいと思われているのだ。


 村人は建物に入るが、所詮は木製の壁。

 すぐに破壊されて侵入して来る。

 魔物に噛まれ引っ掻かれ、血を流す者だっている。


 その者の中に、2人の親子がいた。

 母親の方は足にケガを負っているのか、傷口を押さえて蹲っている。

 そんな母親に寄り添い泣いている10歳にも満たない少年がいる。

 少年の泣き声が周囲に響き渡り、そこにぞろぞろ魔物がやって来る。

 村人たちが抵抗し、食欲を満たせていない魔物たちは喉を鳴らし血走った目で親子を見ている。


 そしてついに、魔物たちが親子を襲おうとした瞬間ーー


「“錬成”」


 そんな言葉が響き渡ると、魔物たちの足が地面に埋まってしまった。

 その事に親子は目を剥いていると、親子に人影が接近して親子2人を抱えて、その場から離れた。


「ザン!今です!!」


 親子を救出した人影ーーノブナガがザンに合図を送る。


「シャー。ぶっ飛べー!」


 ザンは綺麗なピッチャーフォームで手持つ黒い物を遠投。

 魔物たちの中心に落下する。

 一拍置いてーー


 ドカッーーーーーーーーーンッ!!


 爆発音と共に飛び散った石のような物が、魔物たちを貫通させ消滅させた。


「うしっ」


 なぜかガッツポーズを決めるザン。

 声が若干女の子が出していい声ではなかった。

 まぁ、今はそれを無視する。


 ザンがノブナガが抱える母親に歩み寄り、その右手首に腕輪をつける。

 すると、魔力が身体中に行き渡り、ケガをした傷が少しずつ治っていく。

 足の痛みが癒えていく事に気づいた母親は、自分の足を見てからノブナガたちを見る。

 そこに知らない顔が並んでいて驚きを隠せない母親。

 そこにザンが話しかける。


「それを付けてたら治るから、今は安静にしてて」

「あ、ありがとうございます」


 ザンが母親に付けた腕輪は回復魔法“天回”を魔石に込めたアーティファクトである。

 装着者のHPが満タンでないのを条件に起動するようになっていて、普通に魔法をかけるよりも遅いが回復する事ができるアーティファクトだ。

 もちろん、製作者はノブナガである。


 そして、さっきザンが投げた黒い物とは手榴弾である。

 もちろん、本物ではなくノブナガ作のアーティファクトだ。

 小さめの魔石に純粋な爆発を起こす炎魔法を込めて、“錬成”で作った筒に投入。

 そして、そこら辺にあった土を“錬成”、[+錬金]して作った鋼のパチンコ玉を外側に設置して閉じるだけ。

 後は、投げる前に通力を魔石に流して魔力を強化。

 魔力が爆発を起こす為に必要な量まで強化された瞬間、ドカンッである。


 使い捨てのアーティファクトであるが、[+複数生成]を使えば一瞬で量産できるので気にする必要はない。


「ノブナガさん。ここら辺の魔物は片付きました。南の方に大きい魔物がいるみたいです」

「わかりました。急ぎましょう」


 エリーナがメガネの“気配探知”で村の状況を知らせてくれる。

 狼の魔物は片付いたようだが、まだ大きい反応を示している魔物が残っているらしい。

 ノブナガたちはその魔物の場所に向かって駆け出す。


 セインズ村は狭いので、すぐに標的を視認する事が出来た。

 その魔物は3メートルはあろう巨体をしたゴリラの魔物だった。

 ゴリラは巨体となってさらに大きくなった腕を振るい、近くにある建物を破壊していく。

 その姿はまるで、大怪獣が町を襲っている光景だった。


 建物が壊され、建物から出てくる村人たち。

 それを狙っていたかのように腕を振り上げた魔物は、村人たちに向かって豪腕を振り下ろした。

 村人たちが成すすべもなく、悲鳴をあげる。


 ゴリラの魔物がいる所までやってきたノブナガは、瞬時に地面に手を付き唱えた。


「“錬成”!」


 直後、村人たちを囲むように地面が隆起すると、ドーム状になってゴリラの豪腕を受け止めた。

 離れた場所でも“錬成”する事ができる派生スキル[+遠隔錬成]のおかげである。


 ウホォォォォオオオオオオオオオオオオ!!


 ゴリラは怒ったのか、咆哮を上げながら土のドームに向かって何度も豪腕を振り下ろす。

 さすがに耐えられなくなってヒビが入るが、ノブナガがまた「“錬成”!」する事で無傷に戻していく。


「とりゃ!」


 ノブナガの後ろでそんな声を漏らしながら、ザンは手榴弾をゴリラの目の前に投げる。

 一拍置いて、起動するアーティファクト。

 筒から強い光が放出し、魔物の動きを封じた。

 さすがに近くに人がいる状態では手榴弾は危険だと考えたザンが、光魔法の純粋な光を放つ“フラッシュ”を魔石に込めた閃光手榴弾を投げたのだ。


 目をやられながらも暴れたゴリラはバランスを崩して転倒する。

 そのチャンスにノブナガが“錬成”。

 ゴリラの両腕と両足を地面に沈めた。

 ゴリラが動かないうちに、エリーナがドームの中にいる村人たちを避難させる。


 ウホォォォォオオオオオオオオオオオオ!!


「くっ」


 ゴリラが拘束を解こうと暴れる。

 腕が抜けそうになる所で、またノブナガが“錬成”する。

 しかし、ゴリラの力が相当強く、何度も拘束が解けそうになる。

 ザンが手榴弾でダメージを与えてはくれているが、所詮はおもちゃなので中々倒れない。


 ウホォォォォオオオオオオオオオオオオ!!


 そしてついに、ゴリラの両腕が抜かれてしまった。

 その豪腕を振るい、ノブナガに振り下ろす。


 その瞬間、どこからか炎の渦が飛んできてゴリラを包み込んだ。

 ゴリラは苦叫を上げて暴れ回る。

 地面を転がるが、ゴリラに纏わり付いた炎が消える事はなく、ついに消滅した。


 ノブナガたちは炎の渦が飛んできた方に目を向ける。

 ノブナガはスキル“魔力探知”を使って場所を特定し、そこを“遠目”で見る。


 そこは村のすぐそばにある山の頂上。

 そこに杖を構え、白髭を生やした年老いた男がいた。

 その男は魔物が消滅したのを確認して、ログハウスへと入って行ってしまった。

 ノブナガたちに気づいた様子はない。


 ノブナガたちが謎の想いを持ちながら、村の魔物騒ぎは幕を閉じた。

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