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討伐

現在一馬たちは東門から北に向かって歩いている


紅葉「あの機動魔道士隊ってのにはびっくりしたねー」

鈴鹿「確かに、いきなり連行とか何考えてんのかしら」

亮介「しかし道はあってるのか?」

一馬「ロックの話だと合ってるはずだ」

フォルス「あってますよ、この道の大通りをまっすぐ1週間ほど行った所がリバーロック市です」

美由紀「くわいしいね」

フォルス「そこが私の生まれなんです」

一馬「奴隷で地元に帰るのは帰りづらいんじゃないか?」

フォルス「自業自得ですから」


そんな会話をしつつドンドン歩いていく


そして4日目


美由紀「なにか戦ってるって草原の精霊さんが言ってるよ」

紅葉「じゃあ警戒しつつ近づかない?」

一馬「そうだな、奴隷達は草原で隠れて待機しておいてくれ」

奴隷「わかりました」


そして警戒して近づくと

幌馬車の周りで4人相手に武器を持った15人程度が切りあいをしてる所だった

亮介「なんか襲われてるっぽいな」

一馬「そうだな、どうする?」

美由紀「馬車の方に付きたいな」

鈴鹿「明らかに汚い盗賊には付きたくないね」

紅葉「馬車側に一票」

一馬「馬車側が悪だったら?」

美由紀「捕まえてリバーロックの騎士団か冒険者ギルドに出せば?」

亮介「そうだな」

紅葉「あ、馬車側の最後の一人が倒れた」

一馬「行くぞ!」

美由紀「スタンスモーク!」


すると馬車の周りに霧が発生し盗賊たちが崩れ落ちる


亮介「終わっちまった・・・・」

紅葉「少しはとっておいてよー」

一馬「とりあえず幌馬車の中を確認しないか?」

鈴鹿「そうね、最悪これどうにかしなきゃならないし」

美由紀「奴隷達はどうする?」

一馬「呼びに言ってくれないか?」

鈴鹿「じゃあ私が呼びに言ってくるわ」


と呼びに行く


亮介「じゃあ中を確認するか」


すると中に小太りのおっさんが崩れ落ちている


紅葉「たぶんこの馬車の持ち主だろうね」

一馬「その心は?」

紅葉「戦闘職じゃないからさ、それに、このおっちゃんから殺気は感じないし血の匂いもしないからね」

亮介「わかった、でも警戒はしとけよ」

一馬「とりあえず戦闘職の奴らは武器を取り上げて縛っておこう、美由紀はこのおっさんを解放しておいてくれ」

美由紀「わかったわ、切られた人たちはどうする?」

亮介「息はあるのか?」

美由紀「一人は重傷だけど息はあるよ、三人は駄目ね」

一馬「じゃあとりあえず武器を取り上げて回復を、できれば動けない程度に回復を頼む、治したとたん襲われたらかなわん」

美由紀「そうね、キュアアース」


すると生き残った一人の意識が回復し

生き残り「おい・・・仲間とメラさんは?」

美由紀「仲間はダメだったわ、メラさんってのは誰かわからないわ」

生き残り「馬車の中に誰かいなかったか?」

美由紀「小太りの人?」

生き残り「そうだ」

美由紀「大丈夫よ」

生き残り「そうか・・・・」

そして寝てしまう


一馬「亮介おっさんはどうだ?」

亮介「ダメだ麻痺が抜けないのか動けないみたいだ」

紅葉「時間的にここで一泊した方がいいんじゃない?」

一馬「だなぁさすがに盗賊いるし今日は全員で野宿だな」

鈴鹿&奴隷「ただいまー」

その他「オカエリー」

一馬「カクカクシカジカチョメチョメパキューンって事で全員野宿になったよ」

鈴鹿「んー気絶だけなら解けるけど怪我人がいるからしょうがないわね」

一馬「じゃあ今日は交代で盗賊の見張りと警戒だな」

亮介「気絶は自然放置だとどれ位で直るんだ?」

鈴鹿「6時間ね」

亮介「じゃあ、あのおっさんだけ解いてやってくれ」

鈴鹿「了解、キュアポイズン」


するとおっさんが立ち上がり

おっさん「この度は救ってくれてありがとう、ロックリバーで防具商人をしているパルマといいます」

一馬「冒険者、自由の盟友の一馬だ」

紅葉「コウヨウだよーん」

亮介「リョウスケだ」

美由紀「ミユキです」

鈴鹿「スズカよ」

フォルス「犯罪奴隷のフォルスです」

ヒューリ「同じくフューリです」

スネカ「同じくスネカです」

パルマ「ほう、奴隷を三人もお持ちとはかなり儲けていらっしゃるようで、良かったら我が商店の防具はいかがですかな?命の恩人でもありますので安くしますよ」

一馬「いや、自前のがあるから大丈夫だ」

パルマ「そうですか・・・・確かに私の扱う商品以上に高品質の物ですからね」

亮介「そう言うことだ、気持ちはありがたく貰っておく」

パルマ「では一つついでにと言うわけではないですが依頼を頼んでもいいですかな?」

一馬「受けるのはかまわないが内容と条件しだいだな」

パルマ「基本的には護衛依頼ですね、内容はリバーロックの私の店までで報酬は1人1日2万でどうでしょ?もちろん盗賊を兵士に出した時の報酬と途中の魔物等の討伐報酬はあなた方の報酬になりますが」

鈴鹿「まぁいいんじゃない?」

美由紀「旅は道連れといいますしね」

一馬「いいんだがギルド通さなくて良いのか?」

パルマ「大丈夫ですよ、商店が個人の知り合いに依頼を出すことは良くあることですし、もし何か言われたらギルドの税金分を後日払えば問題ないです」

一馬「じゃあ依頼を受けよう、皆問題は?」

全員「問題なし」

パルマ「ありがとうございます」

一馬「じゃあ俺らは交代で夜番をするから、パルマさんは寝てくれ」

パルマ「じゃあお言葉に甘えさせてもらいます」


そして朝


盗賊A「何だこりゃ?」

盗賊B「いきなり気絶したと思ったら朝になって縛られてやがる」


紅葉「うるさいなぁ夜番明けで眠いんだから静かにしてよ」

一馬「お前らは盗賊で俺ら自由の盟友が捕縛した、殺されないだけマシだと思え」

盗賊A「うるせぇ早くこの縄を解きやがれ!」

亮介「・・・・」



バキッ



亮介が棒を一閃すると盗賊Aの頭が消え去る

亮介「他に口を開きたい奴は?」

盗賊「・・・・・」

亮介「よし」


そうしてまだ目を覚まさない冒険者をパルマの馬車に乗せ歩く


一馬「冒険者はまだ目を覚まさないのか?」

パルマ「たぶん血が足りないのでしょうね、傷自体は治ってますから」

一馬「まぁしゃあないな」


4日後


リズサームの2倍もある城壁が見えてくる

美由紀「高いね~」

紅葉「でかい!」

パルマ「この市はたびたび魔物の大群に襲われてますからね、高いだけじゃありませんよ、厚さもリズサームの城壁の三倍はあり、材料もただの石ではなく耐火、対魔レンガを使っておりますよ、ただこちらは今石と交換工事をしてる途中ですがね」


一馬「厳重だな、なんでそんなに魔物に襲われるんだ?」

パルマ「特産品のポーションの材料である薬草と魔草が魔物の好物でしてね、集まってくるんですよ」

亮介「それであんなに城壁が厚いのか」

パルマ「一度小型翼竜デミワイバーンが三匹で襲ってきた時は流石に死ぬかと思いましたよ」

鈴鹿「よく倒せたね」

パルマ「いやー、城壁に穴は開くわ、市の兵士が四分の一まで減りましたし、でも大型の超弩弓バリスタの集中砲火で何とか倒せましたよ」

紅葉「穴はもう塞いであるの?」

パルマ「はい、今はさっき言ったレンガで塞いであってついでに他の場所も随時レンガに交換してる所ですね、あ!門が見えてきましたよ」


すると中に入ろうとする、人たちが列を成していて一馬たちも並ぶ


亮介「めんどくさいな」

一馬「まぁしょうがないだろ」

鈴鹿「我慢しなさい」

紅葉「ここで暴れても兵士に目をつけられて確実に余計にめんどくさい事になるね」

美由紀「亮介君は忍耐を学ぶべきだね」

亮介「わーってるよ」

パルマ「っはっはっは」


そして順番が回ってくる


門番「ロックリバーガーデンへようこそ、依頼かね?」

一馬「はい、後はこの町にしばらく滞在するのと途中で盗賊を捕縛したので引渡しを」

門番「ふむ、では盗賊とギルドガードを出してくれ」

皆「はい」

門番「では少し預かる」

すると詰め所に行き

門番「賞金首の盗賊パーティだったので13人は雑魚で1人一万で13万頭領は手配書がでてて10万合せて23万だな、討伐確認書を出すから冒険者ギルドか騎士団の詰め所で書類を出してもらえばお金がもらえるからな、それで商人の方は商人カードと通行許可証と重量税を」

パルマ「ではコレを」


と言い1枚の紙とカード、8万円を渡す


門番「確かに受け取ったでは領収書と支払い確認通行許可書だ」


パルマ「じゃあこのまま私の店まで行きましょう」


そして中央区のパルマの防具店


一馬「じゃあコレで依頼は達成ですね」

パルマ「確かに、コレが報酬ですね4日分×8人分×1日2万で64万だね」

一馬「確かに受け取りました」

美由紀「怪我人はどうするんですか?」

パルマ「これから治療院に連れて行くよ」

美由紀「大丈夫なんですか?」

パルマ「商人ギルドの保険に入ってるから大丈夫だよ」

一馬「そう言うことなら私たちはコレで」



と言い冒険者ギルドへ向かう

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