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冒険者中立法

一馬「逃げろ!」


紅葉がスモークグレネードを投げ煙幕をはり


一馬は身体能力を生かし屋根の上を駆け

亮介は人ごみの中に紛れ人をトリッキーに避けつつ駆ける

紅葉は路地の中に入り込みゴミを飛び越え酔っ払いを横目に駆ける

美由紀はローブの透明化の能力を発動し逃げる

鈴鹿もフライの魔法を発動し空中を飛ぶ

奴隷も土地勘を生かし駆ける


副官「ゲホゲホ」

シェイ「何事だ!!!とりあえず窓を開けろ!!!!」


煙幕の中から怒号が聞こえる


受付「この軍人さんが自由の盟友の方を軍に連行しようとして盟友さんたちが逃げるため煙幕を張ってこの惨事です」

シェイ「ほぅ、コレは冒険者ギルドに喧嘩を売ってるって言うことかね?」

副官「そんな事はありません!しかしあの戦闘能力は国か軍が管理しないとだめです!」

シェイ「なら国に冒険者中立法で訴えを出させてもらうからな」


副官の顔が真っ青になる



そして1時間後一馬の私室に集まる

一馬「おい、これからどうする?」

鈴鹿「んー、軍に連行されるのは嫌ね」

亮介「確かに、最悪武器とか回収、俺らは拘束、軟禁って所だろうな」

美由紀「それは嫌だなぁ」

紅葉「んー研究のために解剖ってのもあるね」

鈴鹿「パスね」

亮介「俺としては原因がわからないから隠れるか逃げるだな」

一馬「そうだな、それが一番無難な意見だな」

鈴鹿「とりあえず逃げるにしても隠れるにしてもロックには話をしておいたほうが良いんじゃない?、市が敵に回ってるかどうかも知れないし」

美由紀「そうね、この市の戦力6000ぐらいなら勝てると思うけど極力戦闘はさけたいわ」

紅葉「そうだね、今までロックにはお世話になってるし、今まで敵になるような行動はなかったしね」

亮介「じゃあとりあえずロックの所に行くのはどうだろう?」

一馬「そうだな、奴隷達はとりあえず移動の用意をして東門の外に移動してくれ」

奴隷「わかりました」


ロック執務室


一馬「冒険者ギルドで軍人に拘束されかけたんだが、何かしらないか?」

ロック「もしかして・・・・ちょっと待ってろ」

執事を呼びボソボソと密談し執事が出て行く

全員「?」


30分後


執事が入室しまたボソボソと密談しメモをロックに渡す


ロック「わかったぞ、まず原因は俺だった・・・・すまん」

一馬「・・・・続けてくれ」

ロック「まず軍人は今朝例のゴブリン戦の応援で呼び寄せた王都防衛団機動魔道士隊だな、そして俺が応援要請中止の説明の為に君達が異世界人と言う話をしていまってな、たぶん異世界人で戦力として取り込もうとして拘束しようとしたみたいだな」

紅葉「まじっすか・・・」

ロック「そして、まだ捜索は継続されている、俺はこれから練兵場にある本部にって王族として抗議するつもりだ」

一馬「・・・・・・・」

亮介「ではロックと市は俺達の敵になるつもりは無いんだな?」

ロック「当たり前だ!原因が俺にあるからそう思われても仕方が無いが今回は軍の道士隊の独断だろう」

美由紀「!?数人の気配がこちらに向かってきますね」

ロック「もしかしたら君達を探しに来た軍の奴らかも知れんな」

一馬「みんなこの市を脱出しよう」

ロック「待ってくれこの件は俺が何とかしてみるから思いとどまってくれ」

一馬「ロックには何の恨みも無い、むしろ色々してもらったと思って感謝もしてる、だが今回の件で軍に追われてしまってこの市に留まっていたら確実にメンドクサイ事になる」

ロック「・・・・」

鈴鹿「確かにね、私たちだけならいいけど、市民に迷惑が確実にかかるわね」

ロック「わかった、じゃあこっちだ」


そう言うと暖炉に近づき暖炉に魔力を込める

すると執務室の本棚が動き地下へと続くはしごが現れる


ロック「これは王族しかしらない脱出用の通路だ曲がり道は全部右に曲がるんだ」

皆「ありがとう」


そして通路を移動中

一馬「これからだがとりあえず東門に行って奴隷と合流、その後はロックリバーに向かう感じでどうだ?」

美由紀「そうね、ロックリバーについてからその後を考えればいいと思う」

紅葉「短いリズサールだったねー」

一馬「そだな、三日か?」

鈴鹿「そうねロックとか町の皆はいい人だったわねー」


1時間後


鈴鹿「ながいわよ!」


外に出ると西門から出た森の中の山小屋横の井戸だった


紅葉「クモの巣がひどいよー、誰かかわってくれてもよかったんじゃない?」

亮介「ダンジョンの先頭はスカウトの役目だろ?」

紅葉「そうなんだけどさー、洗浄ウォッシュ

生活魔法の体を綺麗にする魔法をかけつつ背伸びをする


一馬「じゃあこれから東門に向かってそのままリバーロックに向かうか」



ロック執務室


カズサル「自由の盟友の方々はいますか?」

ロック「・・・・話は聞いたぞ自由の盟友を拘束しようとしたらしいな?」

カズサル「そんな事はありません、あくまで話し合いの元に王都に来てもらうつもりです」

ロック「冒険者ギルドで「王都防衛団としての権限で強制だ」と言ったらしいな、コレは王が決めた冒険者中立法に触れるぞ」

カズサル「・・・・それは初耳です、今回自分は王子さまに取り次いでもらおうとここに参上したしだいです」

ロック「だがな、俺は国に報告するのを止めてくれといったぞ、しかも王族として命令とも」

カズサル「しかし、自分は部下にあくまで情報を集めて来いとはいいましたが、あくまで情報を集めろと言っただけで拘束しろとは命令してません」

ロック「じゃあその部下をここに連れて来い、俺自ら尋問する」

執事「その必要はありません」

ロック「なぜだ?」

執事「応接室にギルドマスターのシェイ様と副官の方がお待ちになっております、副官の方は現在ギルドマスターに拘束されてます、用件は冒険者中立法についてらしいです」

ロック「ほほう、カズサル最悪、王の前に一緒に来てもらうからな」



カズサルの顔が青くなる・・・・・



冒険者中立法


1 冒険者はギルドの方針に従わなければならない


2 冒険者は国に所属してはいけない


3 冒険者はその地を管轄する国又は領地の法に従わなければならない


4 3の文において国からの理不尽な命令であれば従わなくても良い


5 国は明確な犯罪証拠がない限り冒険者を拘束、尋問をしてはならない


6 冒険者はギルドの招集に従わなければ成らない


7 ランクをD以上にする場合各支部のギルドマスターの許可を得なければならない


8 ランクA以上の冒険者は一定以上の権力を所持する


9 受注した依頼を途中でやめる場合相応のペナルティを受けなければ成らない


10 自分の実力以下で、近隣に害をなす魔物を見かけた場合それを束縛、殺害しなければならない


11 対人戦は原則禁止とする、ただし正当防衛、依頼、お尋ね者リスト、民間人の保護の場合は適用されない


12 冒険者ギルドは1年に1回国に税金を収めなければならない


13 12の金額は王族貴族会議で決定する、その際冒険者ギルドは支出入の提出を義務とする


14 もしこれらの規則を破った場合相応の処罰を与える


第3代王メルカバ・グンマー・サイトーン

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