トラブル
2日目深夜
???「間に合ってくれ・・・・」
と彼と後ろに続く5000騎のタンデム騎馬隊は馬を走らせ地面を駆る
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3日目の朝ロックと朝ごはんを食べていると
執事「冒険者ギルドからの使者がきております」
ロック「通せ」
使者「ギルドマスターからの伝言を伝えに来ました、報酬と素材買取の支払いの準備が出来たのでギルドへ起こし下さいとの事です」
一馬「了解した、午前中には顔をだす」
使者「ではコレで・・・」
一馬「と言うことで俺は午前中にギルドに行ってそのまま簡単な依頼を受けようと思う」
紅葉「いいねーおいらも依頼受けるよ、」
美由紀「わたしもー」
鈴鹿「賛成」
亮介「色々見てみたいしな」
一馬「んーじゃあどんなの受ける?」
亮介「やっぱり討伐依頼か採取でいいんじゃないか?」
美由紀「慣れてないし簡単なのが良いな」
と言うことで冒険者ギルド
シェイ「おはよう、ワザワザすまないね」
一馬「いや、こちらそ急かしてすまないな」
シェイ「当然の金だから問題ない、じゃあ現金がいいか?」
一馬「パーティの口座に頼む」
シェイ「了解した、今日は依頼をうけるかね?」
一馬「そのつもりだ」
と言うことで、依頼掲示板を眺めると
討伐依頼
ランクF(緊急)
依頼主 青空市場雑穀店一同(代表リュクス雑穀店店主)
期限 ~終わりしだい
報酬 キロ/500円
推奨 ランクF
内容 お使い
先日大量に小麦を買われたお客様が居まして、在庫がなくなったのでスーガー村まで行って小麦の在庫を採りに行ってほしい
数日は在庫があるが共同倉庫に殆ど在庫が無いので緊急
補填 スーガー村歩いて1日、危険度ほとんど皆無
皆「たぶん俺(私)達だいな(ね)」
一馬「コレ受けないか?」
亮介「そうだな、小麦がないとこの町の、主食がなくなる可能性があるしな、」
鈴鹿「そうね、帰りは魔法のゲート使えばすぐだしね」
美由紀「みんなのアイテムボックス使えばいっぱい運べるし」
亮介「行きは?」
紅葉「おいら達だけなら走れば4時間程度でつくんじゃない?」
神様からもらったスキル様様である
一馬「スネカたちはどうする?」
亮介「この依頼なら足手まといだしお休みでいいんじゃないか?」
スネカ「お休みをもらえるんですか?、初日なのに?」
美由紀「買った理由は基本的に魔物動物の解体だから討伐や素材採取的な依頼にはいらないのよ」
鈴鹿「そうね、まぁ奴隷同士交流を深めておいて」
一馬「まぁ使う時は戦場になるから休める時は休んでおいてくれ、じゃあ依頼を受けるぞ」
ミフ「じゃあ私のお店で手伝いをしてくれないかにゃ?お給料もだすにゃ」
とミフがひょっこり顔をだす
一馬「どうする?」
奴隷「働きたいです」
一馬「じゃあ帰ってくる午前中だけでたのむ」
ミフ「問題ないにゃ、仕込がたくさんあるにゃ」
そしてカウンターで依頼を受け青空市場のリュクス雑穀店へと
リュクス雑穀店「いらっしゃい」
一馬「依頼を受けてきたんだが」
リュクス「あぁ、よろしく頼むよ、こっちだ」
と、倉庫に案内される
リュクス「スーガー村の門番にこの手紙をを渡して小麦を貰ってきてくれ、報酬は依頼書通りでいいか?」
一馬「問題ない」
リュクス「じゃあ頼むよ」
鈴鹿「その前にマーキング!」
と倉庫の中にゲート用のマークを設置する
皆「じゃあ行きましょうか!」
と言いいコブシを合せ東門からでてダッシュする
~3時間後~
スーガー村、
一馬「結構早くついたな」
亮介「テンプレの盗賊とか王族の馬車を救うとかなかったな」
鈴鹿「もう王族にはあってるでしょw」
亮介「確かに」
一馬「コレ共同雑穀店からの手紙だ」
門番「確認する」
そう言って確認すると
門番「こっちだついて来い」
と門を他の警備に任せ村の中に入って行き、風車や倉庫が並んでる場所に連れて行き一軒の倉庫に入っていく
そこには小さな袋に入った小麦がならんでいる
門番「コレが小麦で一袋1キロになる」
紅葉「これどれだけ持ってっていいの?」
門番「全部でもいいぞ?50トンはあるからな、ワッハッハッハ」
5人でドンドンアイテムボックスに入れていく
美由紀「全部入ったね」
鈴鹿「だねー」
門番「どれだけ容量の多いアイテムボックスだ・・・」
亮介「普通じゃないのか?」
門番「普通は50キロぐらいだぞ?」
一馬「そうなの?」
門番「まぁいい、今日はどうする?一泊するなら宿屋を紹介するぞ」
鈴鹿「いや、すぐに出発するわ」
門番「そうか、じゃあコレをリュクスに渡してくれ」
と手紙を渡す
門番「コレが持ち出した小麦の量の証明書だ」
一馬「確かに受け取った」
そして
鈴鹿「ゲートオープン」
すると目の前に銀色の穴が開き向こう側に倉庫が見える
一馬「じゃあな」
そして倉庫に入り小麦50トンを倉庫に出し
リュクスの所へ向かう
リュクス「まだ出発してないのか?早く行かないと野宿する羽目になるぞ」
紅葉「おわったよ~ん」
一馬「終わりました、俺が証明書になります」
リュクス「なに?・・・・確かに・・・50トン!?」
亮介「そうだが?」
リュクス「どうやって?」
一馬「秘密だ」
そしてギルドで成功報告をし報酬を貰い酒場で昼食を食べる
そのころの城壁外の丘の上
???「おかしいぞ、戦闘の痕跡はあるが平和そのものじゃないか?」
???「そうですね、とりあえず市に使いを出しましょう」
リズサーム南門門番視点
門番1「おい、あの旗は王都防衛団機動魔道士隊の旗じゃないか?」
門番2「「なにかあったのかな?」
門番隊長「門番1はとりあえずロック様の所報告にしに行け、門番2は道士隊のところへ行け」
門番1「ハイ」
門番2「向こうからこっちに来ますね」
道士隊「ゴブリンに襲われたと聞いて応援に来たのだが戦闘は?」
門隊長「戦闘は初日に終わっております」
道士隊「本当なんだろうな、とりあえず隊長に報告してくるロック王子様に報告をのむ」
門隊長「大丈夫です、すでに使者をだしております」
ロック領主館
門番1「南門すぐの丘に王都防衛団機動魔道士隊が集結しております」
ロック「しまった!援軍要請の中止の伝令わすれてたー!」
と、言うことでロックが大慌てで南門に駆けつける
するとそこには道士隊の隊長がおり
カズサル「ロック王子お久しぶりです、機動魔道士隊、援軍要請を受け我カズサル以下5000騎、1万集結いたしました、現在王都には追加の応援のため軽弓隊1000・軽装甲歩兵2000・軽装甲騎馬隊5000も現在集結中です」
ロック「ご苦労様すまないが問題が解決してしまっていてね、実のところ戦闘の後始末のゴダゴダで応援要請中止の連絡を忘れていたんだ」
カズサル「そうですか、まぁ早く解決してしまってなによりです」
ロック「本当にすまない」
カズサル「では、兵も日夜とわず馬を飛ばしてきたので今日一日休まして明日王都へ帰還することにしましょう」
ロック「あぁではリズサームの兵舎で休ませてあげてくれ、足りなかったら練兵場にテントを張らせよう」
カズサル「では、お言葉に甘えます、おい!兵士に戦闘解除と兵舎、テントでの休息を取らせろ」
副官「ハッ」
カズサル「後でお伺いしてもよろしいですか?一応父上・・・王様に報告しなければならないので、お話を聞きたいので」
ロック「ならば2時間後に屋敷に来てくれ遅いが昼食をご馳走しよう」
カズサル「では、二時間後」
そして道士隊の所へ帰っていく
二時間後
ロックの館
カズサル「しかし2万5千のゴブリンを1日で撃滅するとはすばらしいですね、どんな策をつかったんですか?」
ロック「実はな、ここだけの話にしてほしいのだが異世界人が撃滅してくれたのだよ」
カズサル「!?!?!?、異世界人何人現れたんですか?普通の異世界人なら戦闘能力は殆ど皆無で知識や技術の優れたものが普通ですよね?、もしや軍師の類ですか?」
ロック「いや、今回は戦闘に秀でたものでな、5人で撃滅してしまったのだよ」
カズサル「5人!?コレは王様に報告しなければ!」
ロック「だめだ、本人達に止めてくれと言われてる、今回は命を助けてもらった恩人の頼みを聞こうと思う」
カズサル「しかし、この戦力はこの国の防衛、他国からの抑止力、兵力になるんですよ?」
ロック「ならば嫌いな言葉だが王族として命令をしよう」
カズサル「そう言うことならわかりました、父上にはなんと?」
ロック「そうだな、演習の書類不備で送らない書類を間違えて送ってしまった、処罰は私が受けると言っておいてくれ」
カズサル「判りました」
そうして昼食が終わりカズサルが兵舎の自室に戻り副官に指示を出す
カズサル「冒険者ギルドと盗賊ギルドに行って5人でゴブリンを倒したか確認して来い、最悪その5人を王都へ招待してもらう」
副官1「いいので?」
カズサル「その戦力悪い意味で監視しとかないとマズイ、しかし俺でも信じられんからな」
副官2「わかりました」
盗賊ギルド
副官1「というわけなんだが情報を買いたい、言い値で払う」
受付嬢「じゃあコレね、20万よ」
「自由の盟友
メンバー
カズマ 剣士
リョウスケ 格闘家
コウヨウ スカウト
ミユキ レンジャー
スズカ 魔法使い
現在盗賊ギルドでは彼らの実力を調べている段階だが
エンペラーゴブリン1匹、キングゴブリン4匹ゴブリンナイト126匹シャーマンゴブリン239匹通常のゴブリン1万492匹の討伐を確認
領主の話ではゴブリンの斬撃痕、撲殺痕を確認
他にも魔法レベル9でのメテオストライク、精霊魔法での広範囲殲滅魔法、謎の大爆発を確認
コレにより脅威度は国家レベルだと思われる」
冒険者ギルド
副官2「という訳でどうなんだ?」
受付「んー詳しいことはマスターから緘口令がでてるから言えないけど確かにゴブリン系2万5千の討伐完了の書類が出てますね」
副官「ちなみにそのメンバーは?」
受付「名前はわかんねぇな、塗りつぶされてる」
副官「じゃあここ最近羽振のいいパーティで5人組ってのはいるか?」
受付「それならそこの酒場にいる自由の盟友ってパーティだな
酒場
副官「君達が自由の盟友というパーティか?」
皆「あぁそうだが?」
副官「私は王都防衛団所属機動魔道士隊の副官だが、ゴブリン2万5千を倒したのは本当か?」
紅葉「ほんとうだよーん」
副官「ならば私と一緒に兵舎まできてくれ」
皆「いや」
副官「コレは王都防衛団としての権限で強制だ」
一馬「逃げるぞ!俺の私室に集合!奴隷も命令だ」
すると、紅葉がスモークグレネードを投げ目隠しをする
そして皆がいっせいに駆け出しバラバラに逃げ出す