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盗賊ギルド

紅葉サイド


大通りにある一軒の民家である

しかし違うのは看板が出ていてでっかく


「盗賊ギルドへようこそ」


と書かれていることだ


紅葉「ここ盗賊ギルドなんだよなぁ?普通盗賊なんだから隠さないか?」

といいつつ中に入ってみる


受付嬢「ようこそ盗賊ギルドへ依頼ですか?それともパーティメンバーの募集?」

紅葉「いえ新規登録に来ました」

受付嬢「新規登録?出来なくはないけど今から訓練とかしても年齢的に伸びしろは無いと思うからやめたほうがいいよ?」

紅葉「いや、一応スキルは持ってるんだけどね」

受付嬢「ふーん、じゃあちょっと待ってて」


と言うと奥へ行く


五分後

???「新規登録したいって坊主はだれだ?」

紅葉「だれ?」

???「名乗るのが遅れたな俺はズ-ルっていう盗賊ギルドの1等教官をしてるもんだまずは実力を見させてもらってそれから登録を許可するか判断する」

紅葉「わかったよーん、何すればいいの?暗殺?それともスリ?」

ズール「ばかもん!ここは盗賊ギルドだぞ!迷宮や町の中での探索、情報収集などが仕事だ!そう言うのが好みなら暗躍ギルドへ行け!!」

紅葉「ご、ごめん知らなかったから・・・」

ズール「わかればいい、しかし何処の田舎から出てきたんだ?」

紅葉「かなり遠くからかな?」

ズール「まぁいい、付いて来い」

そう言うと奥へ向かって行く


そこは体育館のようなスペースで子供たちがアスレチックの様なものを昇っていたり、地面に座って宝箱を開けようとしている


紅葉「子供がたくさん居るね」

ズール「そうだ、スラムの身寄りの無い子供を引き取って盗賊スキルを鍛え冒険者になれるようにしてるんだ!犯罪者である暗躍ギルドとは違うんだ!」

紅葉「そうだったのか、でおいらは何をすればいいの?」

ズール「こっちだ」

と言うと隣の部屋に連れて行かれ

ズール「あそこにある宝箱の中身を取って来い」

と、奥行き50mぐらいの部屋の奥をさす

紅葉「簡単簡単」

そして駆け出すと途中で止まる

ズール「ほう」

すると紅葉が地面に這い蹲ると匍匐前進ほふくぜんしんをする

次はジャンプで1mぐらい飛ぶ


そうこの部屋は宝箱の前にいくつものトラップが仕掛けてあるのだ


そしてじっくり時間をかけ宝箱にたどり着くと宝箱に手をかけトラップが無いかどうか確かめ鍵穴を鏡を使って見る


すると鍵穴から鏡を通して目玉と目が合う


紅葉「うぉっ!ズールのおっちゃん!コレ宝箱に化けた魔物だよ!たぶんミミック!」

ズール「はっはっはっは!合格だ!戻って来い!」

と言うと壁に偽装されたレバーを引く

ズール「コレで罠は解除されたから大丈夫だ!」

紅葉「試したわけね」

ズール「すまんすまん、しかしミミックまで見破ったのはお前で5人目だ、しかしよく気付いたな」

紅葉「まぁね、何か嫌な予感がしたから確認はしなきゃと思っただけだよ」

ズール「正解だ、なにか変化があったり自分の感が警告を示したら慎重になれ、それが盗賊、いやスカウトとしての一番大切なことだ」

と受付嬢の所に戻ってくると

ズール「お嬢ちゃん、登録してやんな」

受付嬢「はい、じゃあ他のカードもってますか?」

紅葉「はーい」

5分後

受付嬢「でわこちらになります、続いて説明させてもらいます、まず迷宮に潜る際は必ずギルドへの報告義務がありますそして2週間連絡がないと探索隊が出されるので帰還の際も連絡義務があります、そして何らかの収入があった場合1割を盗賊ギルドへ収めてもらいます」

ズール「ちなみに不正はできないからな、町の至る所にギルドの構成員が目を見張ってるから換金したとか収めた金額に比べて金遣いが荒いとかそんな報告があれば徹底的に調べられるからな」

紅葉「了解でも今まで稼いだお金もはらわなくちゃならない?」

受付嬢「いいえ、ギルドカードが発行されてからになるので次からで大丈夫ですよ、他には?」

紅葉「情報が買えるって聞いたけど?」

受付嬢「その通りですね、大体の情報はここの2階の部屋で買えますよ」

ズール「基本的に盗賊ギルドにお金を出して登録してる商家、貴族の情報は買えない、そしてそこに侵入する事もだめだ、」

紅葉「(基本的にね・・・)」

受付嬢「他にはありますか?」

紅葉「うんにゃ、今のところないねー、またくるよ、じゃあねー」


と言って出て行く


ズール「あれがゴブリン2万5千を撃破、エンペラーを倒した若造か・・・どうだいマスター」


受付嬢「腕はよさそうだけど経験がねぇ・・・」


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