お金持ち
ロック「リー、どうだった?」
リー「は、エンペラーゴブリン1匹、キングゴブリン4匹ゴブリンナイト126匹シャーマンゴブリン239匹通常のゴブリン1万492匹でした」
ロック「ん?報告には約2万5千となかったか?」
リー「損傷がひどくて判らないのが多数ありまりまして、それは数に入れてません」
ロック「なるほど・・・・では、ギルドには2万5千という事で足りない分は通常のゴブリンとして計算してくれ」
シェイ「今回は特例として受理させてもらいます」
ロック「そういえば緊急依頼の登録冒険者に払う違約金だが、一人1万6千円でどうだろうか?」
シェイ「問題ないと思います、全員じゃないですがむしろありがたく思われるんじゃないですか?依頼を受けて4時間待機しただけで1万6千円受け取れるんですから」
ロック「そうか、ならよい・・・あぁそうそう、紹介が遅れたな、こちらの羊人族の女性が冒険者ギルドマスターのシェイで、こっちのでかいのがリズサームの軍務のトップのリーだ」
一馬「カズマだ」
亮介「リョウスケです」
鈴鹿「スズカよ」
美由紀「ミユキです」
紅葉「おいらコウヨウだよーん」
シェイ「・・・失礼ですが冒険者カードをお願いします」
皆「?」
一馬「冒険者カード?」
シェイ「無ければ他のギルドカードか市民カードでもいいですよ?」
皆「・・・何も持ってないです」
ロック「ここだけの話にしてほしいのだがこの者たちは異世界人でな、最近こちらに来たそうなんだ」
リー「!?それは国王様に報告しなければ!」
ロック「それはだめだ!この者たちの希望で父上には報告しない」
リー「なぜですか?このことが解ればこの国の重要な戦力か新しい技術が開発れ王国は発展するのですぞ!」
ロック「カズマたちは旅をしたいそうだ、その旅に貴族の名や国の思惑は重荷になる、命の恩人にそんな重荷は負わせたくない」
リー「ック、・・・わかりました・・・」
シェイ「では、恩賞はなしですか?」
ロック「いや、報酬として3億の現金を与えてある、屋敷と貴族の名は断られたがな、そうだシェイ冒険者ギルドに登録してあげてくれないか?私が保障するからランクを上げてな」
シェイ「そうですね、さすがにSランクは無理でもDランクからなら大丈夫ですよ、冒険者ギルドからは常時依頼の達成分と素材料として6億支払いましょう」
皆「6億!?」
シェイ「さすがにすぐに現金を用意することは無理なので3日間ほどお待ちください、その間の宿泊費と滞在費は冒険者ギルドで持ちますので」
ロック「宿泊費と滞在費は大丈夫だ、彼らには屋敷に泊まってもらう、食費も外で食べるなら私宛に請求書を送ってもらえばよいからな」
亮介「なにか俺らの知らない所でどんどん話が進んでいくな」
一馬「だな・・・」
鈴鹿「まぁいいんじゃない?安全は保障されてそうだし、」
紅葉「そうだねーおいしい物食べさせてくれれば宿でも屋敷でもどこでもいいよ~ん」
美由紀「お金持ち・・・」
一馬「そういえばこの世界の事をいろいろ教えてもらえませんか?」
ロック「かまわんぞ、でも夕食のあとでもいいか?今から市民の皆に報告したりとかあるのでな」
一馬「わかりました」
シェイ「では、冒険者ギルドにお越しください、ギルド登録をしますので、もちろん馬車で来てますのでご一緒に」
皆「お願いしいします」
そして馬車の中
チラッチラッ
シェイ「角が気になります?」
亮介「すみません、僕らの世界に獣人は存在しなくて・・・」
シェイ「かまいませんよ、帝国などから来た人族はみな珍しがったり蔑んだ目でみますからね」
一馬「人種差別があるんですか?」
シェイ「悲しいことですがあるんですよね、でもこの王国はありません、昔来た異世界人はむしろ獣人を保護して仕事を与え重要なポストに就かしてくれたおかげでこの国では人族と獣人は仲良く暮らしていて結婚もできるんですよ?差別してるの
は光人教と帝国ぐらいですね」
一馬「光人教?」
シェイ「はい、神は人の形をしていてその神が人間を創りそれに似た獣人族は劣化していると唱える教団ですね」
鈴鹿「シンのヤツめ・・・」
シェイ「?」
鈴鹿「あぁぁなんでもないですよ(汗」
さすがに神様のうっかりで異世界転移してきたとは言えない
紅葉「で、帝国ってのは?」
シェイ「軍事国家で人間が一番優秀だという考えを持ってまして獣人は居なくは無いんですが全員奴隷ですね」
美由紀「最悪な国ね」
シェイ「本当ね、獣人は確かに森で暮らしてたりするけど野蛮じゃないし人族と仲良くしたいのに・・・」
皆「・・・・・・・」
シェイ「そろそろ着きますね、降りる準備を」
皆「はーい」
そして、降りると4階建ての大きな建物の前だった