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お礼

ロック「ようこそ!職人の町リズサームへ」


一馬「職人の町?」

ロック「ここは王都の小売店などで販売してる木工や金属加工品などの生産がメインの町でそれが税収になってるんだ」

美由紀「じゃあここには食材とかはあんまりないんですか?」

ロック「いや、種類は普通の町クラスにはあるぞ?さすがに特産品とかは無いがなまぁ取り合えず立ち話もなんだから馬車で俺の館へ来い」


と言うと豪華な馬車を呼び出す

そして6人で乗り込み、町の中へ


町の中は厳戒令が解かれたのか打ち付けてあった窓の釘を外したり、商品を店先に並べる店舗、白菜やニンジンなどの野菜を並べる青空市場などが見える


ロック「本来は館の応接室で言うものだがリズサームの住人として言わせてもらえれば今回は本当に感謝している、たぶん私たちの兵力8000では1日も持たず壊滅して町もゴブリンどもに蹂躙されてこの景色も見れなかっただろう、本当にありがとう」

一馬「いやいや、俺らは旅人で食料も無くなりそうで困っていたからな」

紅葉「そうそう、ベットでも寝たかったしねww」

鈴鹿「もう、硬い干し肉とドライフルーツは嫌だ」

亮介「お礼も貰えるからな」

美由紀「皆自重しようよ~」

ロック「苦笑)しかし君たちは異世界人なのかね?」

皆「!?!?!?!?!?」

ロック「やはりか・・・」


全員の緊張と警戒度が急に上がりいつでも戦闘が起こせる状態になる


ロック「待ってくれ!こちらとしては何もする気はない、ただここの町を作った異世界人が同じ黒目だからそう思っただけだ」

亮介「ここの町を作った人物?」

ロック「ここの町はゴロウという人物が良質な砂鉄を発見し刀剣類の工房を作りそれを目的とした商人が集まり出来た町なんだ、ほらあの人物だよ」


と指差すほうには、公園の噴水の真ん中にハンマーを打ち下ろすチョンマゲ姿、袴すがたの像がある


皆「なるほどねー」


ロック「異世界人は力とは弱かったがそれを補う技術を持った人が多くてゴロウのように町を起こしたり組織を作ったりする人物が多かったんだ」


亮介「組織?」

ロック「あぁ、傭兵ギルドや商人ギルド、冒険者ギルドは異世界人が作ったんだよ」


そんな話をしてると屋敷に着く

ロック「取り合えず風呂にでも入って返り血を流してくれ男湯は右で女湯は左だ」

そして男女別れて風呂に入ろうとすると

ロック「そっちは女湯だぞ?」

と、鈴鹿に向かって言う


ピキッ

鈴鹿「私は胸が無くても女だ!!!」

とロックに向かってコブラツイストを決める


そしてお風呂から出て用意された服に着替え

応接室に着くとふわふわのソファーに勧められ座ると

メイドさんがお茶を持ってくる


ロック「でわ今回は領主としてお礼を言わせて貰うこの町を救ってくれてありがとう!おかげで私の家族じゅうにんを悲しませる事が無くてよかった」


一馬「じゃあその言葉ありがたく貰っておこう」

ロック「ありがたい、で報酬の件だが3つ出そうと思う」

鈴鹿「3つ?」

ロック「あぁまずはお金だ」

そう言うと執事を呼びメモを渡す

そう言うと執事は退室し5分後袋を持って現れると机に置く

ロック「コレが褒章の3億円だ」

皆「三億!?」

ロック「あぁゴブリンがこの町を襲った際の被害総額の2割だ、だから多くは無いが許してくれ、そして二つ目王都の父上報告して貴族へ任命させてもらう」

皆「貴族!?」

ロック「コレは英雄的な事をしたのだから当たり前だな、で三つ目この町の貴族用の館を与えようと思う」

皆「館!?」

一馬「一つ聞きたいんだが父上に報告すると何で貴族になれるんだ?」

ロック「あぁ父上はこの国の国王だからな」

一馬「ということはロックは王族なのか?」

ロック「一応王位継承権6位だからな、あぁ敬語とかは嫌だぞ、命の恩人だし俺は王じゃなくここの町が好きでこの領主をやってるんだからな」


一馬「・・・集合!」

と言うと応接室の隅っこにまた円陣を組んで座り込み相談が始まる

一馬「どうする?」

鈴鹿「お金は兎に角館と貴族はいらないわね」

亮介「確かに、お金は持って歩けるけど館は持って歩けないもんなぁ」

美由紀「そうね~ルームがあるからいらないわね」

紅葉「貴族もめんどくさいことになるから要らないかも・・・」

鈴鹿「あら?貴族に成れば女の子からモテルわよ?」

紅葉「あぁぁ悩む!いや!今は気楽なのがいい!!!」


そしてソファーに戻ると

一馬「相談の結果お金と気持ちはありがたく貰います、しかし貴族と館は辞退します」

ロック「なぜだ?」

一馬「まず私たちは冒険者になって各地を旅しようと思っていまして、館はもって歩けないし貴族は重すぎて疲れそうなので辞退します」

ロック「そうなのか・・・残念だ」

一馬「そういわないでくださいよ(苦笑)気持ちはすごくありがたいんですから」

ロック「そうか、じゃあそのようにしよう」


そう言うとしばらく雑談がはじまる

そして15分ぐらいたった時ドアがノックされ執事さんが入ってくる

執事「ギルドマスターのシェイ様とリー様が来られました」

ロック「通せ」


すると先ほどの軍人さんと頭にクリンとした角をつけた女性が現れる

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