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電脳世界に死ンドル  作者: 幻想卿ユバール
プロトストーリー
18/48

第18話【News Stage】

ステージが始まり、観客席そして周りのライトが薄暗くなっていよいよ本番。

そして白い煙と共に現れた、翠歌がジャンプして登場する。

「みなさん!今日はお集まりいただきありがとうございます!」

『誰かしら・・・』

『見覚えあるな、あのデザイン』

まあ、予想通りの反応多数だな。

なにか問題あるといけないからある程度デザインは少しいじらせもらったが。

長いツインテールにロン毛と赤いマフラー、萌え袖になったアームカバー・・・。

変えすぎたかな。

「まあ、オールパクリだった時よりはマシじゃないですかね、ややこしいデザインになりましたけど」

「赤いマフラーはヒーローの証、俺にとってアイツが今、心の中のヒーローだ」

だが、不安とは別に期待の声もあった。

『この声間違いないよ、楽器の天使!』

『合成音声じゃねぇのか?』

疑って中で確信していた人もいた。

「(翠歌!?なんでお前がここに!?)」

それが、俺はZINだとは知らずにな。

見に来ていたなら一言言ってほしかったよ。

「(・・・人助、お前・・・蘇らせちまったのか・・・?)」

心配そうに続けて見続けるZIN。

そういう声の中で翠歌は続けて話、歩きながら演説を続ける。

「私は、帰ってきました、ここに、なぜここに来れたのか、知りたい方も大勢いると思います、もし、気になるのならどうか私達のこれからを、見続けてください」

すると、俺たちは事前に作った明るい曲調を流し始める。

これが俺たちの新たな歌、【News Stage】だ。











一度は諦めた人生が 今また始まる

New Stage!!


暗い闇の中で 光が見えて

進んでみたら そこは君の世界だった

心が冷たくなって 魂だけの私は

ずっと彷徨い 探し続けたんだ


天へと昇ってもしまっても いいような気がして

でもね 君のことが 諦められなくて

ここに 帰ってきたんだ


君と 歩く 楽しい人生が

とても今 楽しくて 仕方がないね

また歌おう また騒ごうよ

あの日の様に shining!!


君が 走る その先の夢を

叶えて あげたい 私がね

また歌おう また騒ごうよ

君と私の Dream lord!!




太陽のように心をぽかぽかさせ、どこか夏の日差しを感じさせる熱い曲。

これが俺の新曲、俺たちの示し。

叫びだ。

「(届いて・・・この歌、この曲・・・聞いていたなら・・・あの二人にも、ここにいるみんなにも!)」

あの瞳を閉じた中にきっと考えているのだろう。

今日歌った、その思いを。

俺にはわかるよ、翠歌。

「みんな、今日はありがとうございます!ここからはおまちかねのスペシャルステージ!楽しんでいってくださいね!」

『完全に帰ってきたんだ・・・伝説がよ!』

『楽しみだな!また生きる理由が増えちまったぜ』

終わってみれば結果は良好、出だしは良いスタートだ。

これから先、どんな試練がまっていようと乗り越えてみせるぜ。

「そ、それじゃあ!?今日は来れないってことですか!?」

・・・ん?

真白が後ろのほうでなにか騒がしいな。

「真白、なにかあったのか?」

青ざめた真白、震えた声で俺に語り始めた。

「・・・せ、先輩・・・落ち着いてきいてください」

「あ、ああ」

「ミソラさんが・・・来れなくなったそうです」

「・・・は?」



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