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水原の手料理

水原と話していくうちに同じ中学校だということがわかった。

まあ俺は記憶が無いため、そこまで集中して話を聞いていなかったんだが…

水原と話しているともう一時を過ぎていた。流石にお腹が空いてきた。


「水原。お腹空いてないか?もう一時過ぎてるぞ」

「え?亮介君お腹空いてた?ごめーん。どっか食べに行く?」


流石に水原と外食するのは周りの目とかを気にしてしまいそうなため

すぐに断りを入れた。実際今日は二人三脚の練習をするのかと思っていたため

お金は少ししか持ってきていなかった。俺がどうするかと考えていると…


「じゃあ私がつくってあげるよ、アレルギーとかある??」

と言ってきたのだ。まさかこの展開は予想していなかった。

俺は動揺し「別にないけど…」と答えてしまった。失敗だ。

ないなんて言えば作ることなんて確定してしまっている。

水原は元気よく飛び出し、俺に20分待ってて、と言い残し部屋をあとにした。

水原が居なくなった途端急に恥ずかしくなってきた。人の家にあがるのは始めてだし

さらに女子…こんなの居場所に困る…。どうして俺がこんなことを…とつい思ってしまう。

一年前ならありえないことだ。俺はいつも一人でいた。友達と呼べるか分からないが

金子とも全然連絡を取っていなかったし、何より俺自身が一人を好んでいた。

そんなことを考えてると、水原がお盆を手に持ち部屋に入ってきた。


「じゃじゃーん。お待たせ。二人三脚頑張ってもらうため作りましたー!」

「水原家特製のチンジャオロースでーす!」


俺は反応に困った…こんな時どうすればいいのだろうか。

何をしたらいいのか、とりあえず

「いい匂いだね。」と言った。これが正解かどうかは分からないが

褒めとけば失敗ではないだろうと思った。

水原は早く食べてと言わんばかりの笑みでこちらを見ていた。

俺が箸を取り食べようとするが、水原がこちらをずっと見てきたので食べられなかった

「どうして俺の方をずっと見ているんだ??」と問いただした。

本当に何故見られているのかわからなかったからだ。水原は姿勢を直すと


「亮介君が食べてるとこ見たことないからさ、見たくなっちゃった」

「ごめんね。早く食べようか」と照れながら言っていた。


何照れとんねんとツッコミそうになったが堪えた。

改めて箸を取りチンジャオロースを口にする。

水原家特製と言うものだから、味や、材料が違うのかなと思っていたが、

特にそういうことはなく、ただただ普通のものだった。

食べさせてもらっている身なので、そのまま完食した。

水原はどうだった?と聞いてきたので美味しかった。ありがとうと答えた。

水原との会話は心が見えないのでほんとに大変だ。

そう思っていると、珍しく俺のLINEの着信音が鳴った。

投稿遅れて申し訳ない!!!これからぼちぼち投稿していこうと思うので

これからもよろしくお願いします!!それではまた五話で会いましょう!

またね!

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