俺達の進路
その後、一時間程練習をし、今日はお開きとなった。体も心も相当疲れていた。
俺が風呂に入ろうとした時、水原からメールがきた。
「明日は今日以上に頑張らないとね!今日はゆっくり休んどくんだよー。それじゃ、おやすみー」
このメールを見て俺は明日もやるのか?!とツッコミそうになり、風呂に入る気になれずそのまま、
眠ってしまった。どうせ明日筋肉痛になるんだろうと思いながら……。
翌日、俺は案の定筋肉痛になっていた。学校では今日も練習だと思いながら過ごしていたが、
昼休みに突然、担任の大川に呼び出されたのだ。俺はすぐさま大川の心を見た。大川には、
進路という二文字がもやもやっと浮かび上がってきた。大川に付いて来いと言われたので
仕方なく付いていった。先月から進路希望調査の紙を、白紙で出しており、注意を受けることは
多々あったが、呼び出されたのは初めてだった。
入れと言われた教室はもちろん、進路相談室だった。そこには俺以外の人物もあった。
そこにはなんと、本来居るはずの無い悪魔…。水原が座っていた。水原に声を珍しくというか
初めてかけようとしたが大川の迫力に押され声が出なかった。先生は無言で俺に、座れと合図してきた
ので水原の隣に座った。相変わらず先生には、進路の二文字が出ていた。
無言のまま十分の沈黙が過ぎた。流石にめんどくさくなってきたので、しらばっくれて何の用ですか?
と問いただした。大川は一分長考すると、ようやく口を開いた。
それから、三十分程説教らしきものを受けた。内容は体育祭が終わるまでに提出出来ない場合は
そこらへんの大学を書いて提出させるというものだった。
説教が終わり、授業が始まる前に水原が
「どこか行きたい所(大学)や就職先は無いの?」
と聞いてきたのでまだ決めてないと返し、授業に集中した。
彼女の心は以前と変わらぬままだった。
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それではまた、三話で会いましょう!




