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***設定置き場***

 せっかくなので? 本編では描く機会のなかった部分を含めた設定を書き残しておこうと思います。



【主な登場人物】

 人名・地名は基本的に特定のジャンルから引っ張っています。


平手(ひらて)

 今作の主人公。二十代後半、独身。好みは分かれるだろうが、どちらかといえば美男の部類と言える。

 過去にはずいぶん怪しげな仕事をしていたようである。が、現在は足を洗い、フリーライターとして正業に就き、まっとうに生きていこうとしている。

 しかし、フリーライターとしても人としてもちょっとポンコツな面があるため、今後も苦労しそうである。



・ミツコ

 「その世界」ではそこそこ知名度のある退魔師で、現在はノブと組んで活動している。二十歳前後、独身。髪が短く、活発でボーイッシュな印象を与えるのだが会話の語尾が「ナ行」になることが多く、外見の印象とミスマッチしがちである。

 姓は不明、また自分の名前があまり好きでないため自分からは名乗りたがらない(独り立ちするときに名乗りを変えればよかったと後悔している)。

 摩利支天(まりしてん)の加護を受けており、普段から助言を得るとともに、真言を唱えることで他者に霊的な、物理、または炎熱の類の影響を与えることができる。

 得物は霊験あらたかな古木から伐り出した木刀。


 実は一目惚れしやすい性質で、加護を与える摩利支天も彼女の恋に協力的である。



・ノブ

 「その世界」では悪い意味でとても知名度のある退魔師で、現在はミツコと組んで活動している。二十代半ば、独身。外見はさながら野球少年のようで、高校生と間違われるほど幼い。

 本人も知らぬうちにバアル神の加護を受けており、そうと意識することで他者に霊的な、物理的影響を与えることができる。その力は極めて強力だが、まるで加減ができないうえ本人もおバカなため、誰かの制御下でないと様々な二次被害を引き起こしてしまうことが多い(そのため、悪い意味で有名になっている)。

 得物はバール。無意識に選んだらしい。


 方向音痴で恋愛音痴だが、ミツコとは良い友人であると互いに正しく認識している。



赤松慧祐(あかまつ けいすけ)

 聖崖病院(せいがいびょういん)の先代院長。いわゆるアラ還、妻とは死別している。

 息子の忠祐(ただすけ)にスムースに病院を継がせるため早くから段階的に権限を移譲していたが、それが仇となり、忠祐の暴走を招く。

 強い罪悪感を抱いた慧祐は、医師仲間のコネを使い退魔師・ミツコと接触し一人息子の断罪を依頼する。そしてその一環として、聖崖病院の噂を聴きに訪れた平手を利用する。



別所加奈(べっしょ かな)

 聖崖病院近くの薬局で薬剤師をしている。三十歳前後、独身。

 別所家は赤松家の分家に当たる親戚筋で、父と兄は別の都市で医者をしている。赤松慧祐に協力し、平手とミツコへの情報提供を行う。


 妹、美紗(みさ)の自由さと意志の強さを尊敬しているが、自分とは比べ物にならないほど美人な妹が男の影すら匂わせないことを内心心配している。



別所美紗(べっしょ みさ)

 別の都市で雇われ料理人として活動している。二十代後半、独身。腕も確かな美人シェフとして地域では有名になりつつある。

 料理人として生きるため、周囲の反対を押して美岐市立の女子短大に進学した。そこでの暮らしで戸沢杏子(とざわ きょうこ)と出会い、そして喪う。


 料理人としての研鑽に一生懸命すぎるせいか、自分が「そういう性的志向」の持ち主であることを未だに確信できていない。



赤松忠祐(あかまつ ただすけ)

 聖崖病院の現院長。三十代前半、独身。見た目は父母に似ず、あまり好ましいものではない。

 聖崖病院近くの祠で悪霊に語り掛けられる。「新鮮」な生気体(エーテル)を欲する悪霊と、金と権力を欲する忠祐。利害が一致した彼らは、協力関係を結び暗躍する。



・悪霊

 某格闘? ゲームの「妖怪腐○外道」をイメージしていただければ、だいたいあってる。



【地名等】

美岐市(みきし)

 「美濃」国の「○阜」市。

 「市立の女子短大」もあります。


桜洞(さくらぼら)三丁目

 元ネタは美濃ではなく飛騨ですが……似た名前の地名が市のはずれにあります。


片倉市(かたくらし)

 宮城県仙台市の近くを想定。


・聖崖病院

 元々は「聖骸布病院」と考えていましたが、病院の名に「骸」はいかんだろうと考え直しました。

 地理的条件のみ、ある病院をモデルにしています。


・ファミレス「ゼカリヤ」

 「カ」を抜いてはいけません。イタメシ食べながら象徴的なものを安く飲めるのが最大の長所だと、勝手に思っています。



【設定・小ネタ】

・怪物の再生工場

 「平成の怪物」と呼ばれた某野球選手や、「レフティモンスター」と呼ばれた某サッカー選手を治療した、という設定にしています。


・患部の治療法

 「生気体(エーテル)を抜き取った後の胎児の原始胚細胞を採取し、患者の患部に注入することで患部での細胞の成熟を狙う」というものだったようです。

 もちろん出鱈目、トンデモです。仮に拒絶反応がなくても……そうはならないでしょう。

 iPS細胞とPRP療法をヒントに考えた、トンデモです。


・顔を隠された男のパイプカット

 想定は皇室を騒がせた某男性が子を成さないように、という組織の暗躍……ですが、もちろん出鱈目、トンデモです。


・行方不明者数について

 似たようなデータは一応調べました。が、無論でたらめ、トンデモです。


・「まだ早いけど、ギムレットを」

 ギムレットには早すぎる。タニノギムレットはとても速い。


・ウィスキー『ピーキー』

 『ピーク ウイスキー』という地ウイスキーを造っている酒蔵がモデルの県内にあります。


・『疑わしきはクロ』

 某超A級スナイパーの漫画に登場する、個人的に心に残っているセリフです。

 普通は「疑わしきは罰せず」つまりシロなのですが、諜報部員にとってはそうではない、と……


・陽炎

 陽炎、と言えば……

 つまり誰かが、平手さんに発破をかけていたのでしょう。



 とりあえず、文として一通り出してみました。



 では。

 ワタクシより愛をこねて。

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