終わる dead night
何時間続いたのだろうか
いや、何分、何秒の世界だったのかもしれない
そのくらい濃い濃密な時間が過ぎた
「……飽きた」
男が告げる
「えっ?」
「飽きた場面が動かなさすぎる、俺は帰る」
男はそう告げるとその身を燃やして
「おいそこのビビってるクソガキ、お前は絶対俺が殺す」
陽炎となって消えていった
「ふぅ」
千夏はため息をつくと手にしていた剣を離したすると剣は霧散して消えていった
「千夏!!ここはどこなの?さっきのはなんなの?」
「うっさいバァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッッッッッッカ!!!!!!!!!!」
「うおっ」
耳が、耳がキーーーンってキーーーンってなった!!
「人が動くなっていったのに未読無視するし挙げ句の果てには死にかけてるし俺がこなかったらどうするつもりだったの?死ぬの?アホなの?バカなの?死ぬの?ねぇ?死にたいの?今から殺してあげようか?ここで?ねぇ??」
「うっっっっせぇなぁ!!つかいつ動くななんていったお前!!」
「お前が未読無視したんだろ!せっかく人が言ってやったのに!!」
「え」
あっ
あん時のか
「えっとそれはその……ごめんちゃぃ(ハート)」
「死ねきしょい」
「ひどひ……」
「まぁこんなどうでもいいことは置いといてだ
お前の疑問には後で答えるよ
多分もうすぐ終わるから」
「終わる?」
「見てたらわかる」
そう言うと同時に
空間に亀裂が入った
「なっ」
そしてその亀裂は大きくなり
世界が砕け散った