始まりはなんでもない日常から
久しぶりに中学のクラスメイトから連絡がきた
『千夏/ネット小説投稿したから読んで見て』
……いや見るけどさ
1年ぶりに来た内容がこれかよ
『千夏/読んだ?』
『今から』
『読み終わったぞ』
内容は異世界転生俺TUEEE物だった
『千夏/どうだった?』
『よく言えば基本ができてる異世界転生物語なんだけど悪く言えば二番煎じとかそんな感じで新しさがないから埋もれる感じ?
でも主人公が望んだ職に変化できるのは面白いと思ったけど多少ずるくない?パワーバランス考えよ?』
『千夏/お前は学生に何を求めてるんだよ』
何をって面白さ?
『千夏/そりゃそうだろうな
ところで俺の小説にブックマークしてくれてる人に…………』
いつも通り学校に行き
授業を流して
家に帰る
たまに遊んだりぶらぶらしたり
そうやって時間を過ごして大人になっていくと思っている
大人になって適当な会社に入って結婚して子供作ってマンションの一室でも借りて人並みの幸せを得る
それが僕の歩む道で僕の人生だと思っている
思っているんだ
思っていたんだ
この時はまだ
『しらねぇよ つか小説とか俺が書くわけないだろ?』
だから
僕はこの時に届いたメールを楽観視していたんだ
僕の人生の壊す
僕の人生をめちゃくちゃにする
悪意ないサイトに潜む
意思に気づかずに
『 招待状』
『 親愛なる夏夢様
貴方様の物語を有名にしたいと思いませんか?
もしご検討していただけるのであればこのメールにご返信ください
小説投稿サイトWS』
『Re.招待状』
『したいです
夏夢』