主要人物
――― ゲルダ・ミスティリア
ピンクカラーの魔女の様な格好をした女性。露出度の高い魔女服の下にショートパンツを履いた女子高生の様な格好をしている。容姿はスレンダーでボインなスタイル抜群のブロンド髪の美少女で、凄腕プレイヤ―。
元〈ホネスティ〉メンバーで、アインスの側近の一人だったが、現在は〈大災害〉前にギルドを離脱し、個人活動と称し〈妖精の輪〉のデータ採集の旅にミナミへぶらり旅に出かけていた。ナカスにも行ってきたらしいが、本人の口からはその話題は出ない。彼女を知っている〈ホネスティ〉のメンバーからは、油断出来ない厄介さから煙たがられている。ギルドを離脱した後も、一応は本部と連絡を取っている。
〈大災害〉後に〈記憶の地平線〉のギルドマスター・シロエが〈円卓会議〉を設立されたあとは、暫くミナミを放浪していた。ミステリアスな美少女だが、実際の性格はかなり剽軽者でポジティブなお調子者。自身を「天才魔法美少女」と自称する。シゲルとは腐れ縁。
普段は〈エルダー・テイル〉に関しての研究をしている。その頭脳はシゲルやロデリックを唸らせるもの。ロデリックからは気に入られており、彼とは夜な夜な、怪しげな研究を重ねている仲だったりする。
遠距離魔法攻撃を得意とする典型的な妖術師としての能力に加え、シロエやミノリとは少し変わった全力管制戦闘の使い手。その為、シロエをライバル視しているのかと思えば、そうでもないらしい。
実用性がある〈口伝〉を多く習得しており、その数はヤマトサーバーの中では最も多い方に入る。シロエから尊敬させられる〈冒険者〉の一人でもある。
カナミとはゲーム時代からの古い知り合い。カナミに〈茶会〉に入らないかと誘われたが、ソロ活動の方が楽だと言う理由で〈茶会〉には入らなかった。ただし、〈茶会〉のレイドには参加する事もあった。プレイヤー歴18年の廃人プレイヤーで、10年前まで北米サーバーで活動していた超ベテラン。カエル姿の暗殺者とは、かつて同じパーティーだった……と本人は語っているらしいが詳細は不明(因みに、カナミ一行の一人であるレオナルドとは全くの別人)。
外見年齢17歳。実年齢不詳。身長161cm。好物はスイーツ全般とパスタ。イメージカラーはパステルピンク。誕生日は4月3日。
種族-ハーフ・アルヴ - 妖術師-ソーサラー -レベル95 -『ヌーカー』 -サブ職業『魔法学者』&『調剤師』
アイテム①
[伝説の魔女の衣 でんせつのまじょのころも/伝説の魔女の帽子 でんせつのまじょのぼうし/伝説の魔女のブーツ でんせつのまじょのぶーつ]
〈幻想級〉の装備アイテム。西欧サーバーで入手した。
アイテム②
[奇跡の光輝く魔法の杖 ミラクル・シャイニー・マジカル・フォトン・ロッド]
〈幻想級〉の武器アイテム。西欧サーバーで入手した。光輝属性と電撃属性の威力を大幅に上げる。
アイテム③
[大空を翔ける魔法の箒 おおぞらをかけるまほうのほうき]
〈幻想級〉の装備アイテム。西欧サーバーで入手した。これに乗って上空から魔法を仕掛ける事も多い。
アイテム④
[悪夢の魔道書 あくむのまどうしょ]
魔法攻撃職・回復職のみが所持できる魔道書。西洋サーバーで入手した。
口伝①〈妖精式・空間移動〉
魔法の力で半径10m以内の範囲なら、自由に移動できる。この口伝で移動できる方法は二つ。出現させた魔法陣を、どこで○ドアの様にくぐり抜けて、敵や味方の前に現れたり、追ってから逃げたりする事ができる。もう一つは、地面に魔法陣を出現させ、指を鳴らし、自身の魔法陣の中にいる周囲の人物を特定の範囲へと移動させる事が可能である。勿論、自分一人でも移動が可能。
口伝②〈二重職業〉
同時に使えるサブ職業を二つ同時に使用する事が可能。彼女が取得しているサブ職業は、様々な効果を持つ薬剤を作成することができる〈調剤師〉と魔法に関するデータやハッキングなどが可能な〈魔法学者〉。〈魔法学者〉のサブ職業を取得した際に覚えた口伝だが、覚えるのにそう時間は架からなかったらしい。最近では、他人に使用させる事も可能になったらしく、〈にゃんこ亭〉のセイネやウルフのサブ職業を増やしていた。
口伝③〈情報処理〉《データ・ベース》
情報・諜報型の口伝。武器やアイテムの情報を加工したりする事が出来る。主に事務仕事に応用している。
――― ロビン・フット
プレイヤー歴18年の廃人プレイヤー。海賊風の衣装に身に纏った〈猫人族〉の吟遊詩人。〈ホネスティ〉の中では古参のメンバーで、かつてのアインスの側近の一人。糸目が特徴で、かなりマイペース。滅多に怒ることはない穏やかな(そして腹黒い)性格。『ねぇ~』と言う独自の口癖。通称「ロビン」。
ゲーム時代は共にギルド〈猫まんま〉に所属していたが、事実上による解散により〈ホネスティ〉に入るも、ゲルダの離脱により、自分も追うように脱退した。にゃん太とは営業先での先輩後輩同士で、飲み仲間でもあり、度々ラーメン屋で酒を共にする事が多い。一方で、櫛八玉とは折り合いが悪く、にゃん太絡みで口論する事が多い。
武器は白兵戦はレイピアの二刀流、後方支援ではロングボウを扱う事が多い。攻撃主体のプリマアクタービルドでありながら、支援魔法にも取り入れている。華麗に振るうレイピアはまるで指揮者のタクトの様に扱う。白兵戦も後方支援も出来るオールラウンド型〈吟遊詩人〉。
年齢30代前半。身長185cm。好物は、紅茶とスコーンと揚げ物。イメージカラーはエメラルドグリーン。誕生日は5月5日。
種族-猫人族 -吟遊詩人-バード -レベル95 -『プリマアクター』 -サブ職業『楽器職人』
アイテム①
[大海賊の帽子 だいかいぞくのぼうし/大海賊の眼帯 だいかいぞくのがんたい/大海賊のマント だいかいぞくのマント]
ヤマトに伝えられていた伝説の大海賊の船長が所持していた〈幻想級〉のアイテムの一つ。
アイテム②
[黄金の羅針盤 おうごんのらしんばん]
ヤマトに伝えられていた伝説の大海賊が所持していた〈幻想級〉のアイテムの一つ。
アイテム③
[大海原のレイピア おおうなばらのレイピア]
ヤマトに伝えられていた伝説の大海賊が所持していた〈幻想級〉の武器。デバフ効果によるダメージを超強化・延長させる効果を持ち合わせている。同じ効果を持つ〈大海原の弓〉も備えている。
アイテム④
[海風のヴァイオリン うみかぜのヴァイオリン]
伝説の大海賊団に加入していた音楽家が持っていた〈幻想級〉のアイテム。美しい音色を奏でる。
口伝①〈黄泉の奏曲〉
武器に様々なデバフ効果を齎す。毒・やけど・呪い・麻痺など、十種類ものバッドステータスを与える。
口伝②〈呪詛流し〉
射撃系武器に追尾機能を与える効果と、弓の連射精度を上げる効果を併せ持っている。
――― 雪丸
シゲルの補佐をしている〈冒険者〉。読書家で考古学者を目指して勉強している。慎重な性格であるが、温厚な少年。普段は優しいが、本気で怒ると怖い。最近レベル70になったばかり。
礼儀正しく穏やかで、周囲のブレーキ役を務めている。ゲルダからは「優しすぎる竈門〇治郎」と陰で呼ばれている程のお人好し。
現実世界では常に学校で学年1位を取り、全国模試でも100位以内に入る才子で、生徒会長に任命される程の優等生。家族構成はフリーのエンジニアを務める父とプログラマーの母親に、幼い双子の妹達の五人暮らし。
年齢18歳。175cm。好物は和菓子全般と緑茶。イメージカラーは水色。誕生日は3月15日。
種族-ヒューマン - 神祇官-カンナギ -レベル70(三月時点) -『戦禰宜』 -サブ職業『料理人』
アイテム①
[雪風の羽織 ゆきかぜのはおり]
ススキノのクエストで入手した〈秘宝級〉の装備アイテム。シゲルから与えられた宝物。
アイテム②
[氷刀・雪月花 せつげつか]
アキバに訪れた際にゲットした武器。〈アメノマ〉のギルドマスター、多々良が制作した名刀。
アイテム③
[霜弓・凍雲]
〈ホネスティ〉がレイドを攻略した時に手に入れた戦利品。シゲルから与えられた。
――― エリシア
現実主義者の皮肉屋で、プライドが高い少女。オレンジ色の長い髪が特徴。だがポンコツ過ぎるせいか憎めないキャラでもある。魔法アイテムを制作する発明家で、魔法の研究者でもある。眼鏡っ子でツンデレ。戦闘では魔法攻撃系の〈森呪遣い〉で、魔法と魔法道具を駆使して戦う。鞭を武器として愛用する。ロデリックとはゲーム時代の知り合いで、彼には攻撃用魔具の開発に協力して貰っている為、特に親しい。
元〈紅姫〉の幹部。武器は鞭であるが、戦闘の際には魔法と攻撃用ポーションを使用する方が多い。〈紅姫〉に加入する前から、様々なギルド(〈ホネスティ〉にも加入したことがある)を渡り歩いて来たが、どのギルマスともウマが合わず、長くても一ヶ月でギルドを離脱することが殆ど。
元々はミナミに歯向かう〈冒険者〉の一人だったが、ある事件のせいで濡れ衣を着せられてしまい、〈ナインテイル自治領〉のレジスタンス組織から異常な程までに憎まれ、裏切り者扱いにされてしまう。それが一件で、〈Planthwyaden〉を恨んでいる。また、ゲーム時代は〈茶会〉に所属するインティクスに憧れていたが、インティクスの外道っぷりを知って以降は幻滅し、彼女を貶している。
年齢19歳。身長167cm。好物は洋食全般とクレープ。イメージカラーは橙。誕生日は10月25日。
種族-ヒューマン -森呪遣い -ドルイド -レベル94 - 『シャーマン』 -サブ職業『魔具工匠』
アイテム①
[薔薇の鞭 ローズ・ウィップ]
〈紅姫〉時代、ナカスのレイドで入手した〈秘宝級〉の武器。
アイテム②
[魔法薬発明品の鞄 マジック・ポーション・バッグ]
彼女が持ち歩いている特性の魔法薬が瓶詰めで入った箱。鞄から発せられる魔力で背負っても重くない。
口伝〈魔法水薬〉
戦闘を有利に進めるポーションや何かしらの影響を与えるポーションなどを製作する事が出来る能力。投げつけると爆発して火炎ダメージを与えるポーションや、爆発すると周囲が凍結する爆弾、割ると周囲を痺れさせる風を起こす瓶などが作れる。
――― 鬼武者
↓は面頬を脱いだ姿。
ゲーム時代、ヤマトの地で大暴れしたと言うPKKプレイヤー。〈エルダー・テイル〉歴は10年で、ゲーム知識は10年以上もやっている古参プレイヤー達よりも遥かに上回っており、〈エルダー・テイル〉をプレイした頃には、僅か半年でカンストにまで至っている。元々はPK狩りを制止させる為に、自ら悪人となってPKプレイヤーを狩る、所謂、必殺仕事人の様なプレイスタイルをしていた。狡猾かつ陰湿で、少々横暴な性格ではあったが、根はそこまで悪い性格ではない。寧ろ、善人の部類に入る……のかは分からない、何とも掴み所の無い剽軽な性格。
見た目は屈強な体を白陣羽織を羽織った鎧で纏い、赤い面頬を被った青年。素顔はほぼ隠れているので不明瞭だが、かなりの美形であるとの噂。
白陣羽織と、〈狐尾族〉には珍しい白い尻尾から“白神”や“妖狐”と呼ばれることが多いが、その異名で呼ばれると「俺は白じゃなくて赤だし、狐じゃなくて鬼だから!」と怒る。だったら、面頬の色と羽織の色を逆にしろよ……と、ツッコんではいけない。
炎属性が付いた幻想級にして二対一刀の妖刀である〈陽炎〉と〈焔月〉の二刀流を主軸として戦う。〈茶会〉加入前のソウジロウをボコボコにし、ナカルナードに膝を着かせ、心理戦でインティクスを愚弄し、ウィリアムでさえも唸らせる戦術を取る、武力にも知力にも優れている天才の中の天才プレイヤー。ソロプレイでは常にトップランカーの座を揺るがない。
そんなぶっきら棒な彼ではあるが、〈D.D.D〉のクラスティのみには頭が上がらない……と言うのも、過去にクラスティによって往復を受けて以来、彼を苦手としている。
親しい人物の誘いを受けてゲームをプレイしてみたが、性格上の都合で殆どの他プレイヤーから批判を受けている。ゲーム時代は〈放蕩者の茶会〉(特に直継、にゃん太、インティクス、忍冬、ソウジロウ、ナズナ)とは折り合いが悪く、シンガー兄妹とは犬猿の仲、スズナとスズシロのコンビからは苦手意識を持たれ、〈西風の旅団〉のギルマスであるソウジロウも前述の件があって険悪だった。しかし、何だかんだでソウジロウには自分と重なる事が多いのか、後ろから見守っていることが多い。2年前まで〈茶会〉メンバーと行動(ほとんどストーカーに近かった模様)していたが、解散後はすっかり姿を見せなくなった。
現在はログインしておらず、〈大災害〉の被害には逢っていないらしいのだが……。
外見年齢20代後半。実年齢不詳。イメージカラーは赤。誕生日は不明。
種族-狐尾族 - 武士-サムライ -レベル90 -『ソードサムライ』 -サブ職業『カースブレイド』
※ キャラクター設定が整い次第、順次、追加・更新の予定です。
シゲル、ゲルダ、ロビン・フット、エリシアはログホラ本編で言う年長組のポジションです。