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用語集・設定集


―― 作中に出てくるオリジナルの技・魔法

 〈毒の霧(ポイズンミスト)

 魔法攻撃職と森呪遣いが覚える攻撃魔法・攻撃補助魔法。毒が掛かった霧で相手全体にダメージを与える。サブ職業〈毒使い〉と組み合わせれば持続時間が伸びる。攻撃力はやや低いが、その分蓄積ダメージは早く、詠唱および再使用時間も共に短いので使い勝手のよい魔法である。主に蝶々夫人が使用。


 〈赤い光線(レッドライト)

 付与術師が覚える補助魔法・起爆魔法。赤い光を付与された敵を斬ると、その敵に対して被爆ダメージを与えられることが可能。赤い光自体のダメージは皆無だが、その分被爆ダメージの威力はかなり高い。



―― 〈セルデシア〉七大異変

〈大災害〉後の世界において大きな影響を与えた存在。〈冒険者〉の喪失とはまた別の問題でもある。原作でも重要な役割とする〈口伝〉と|《典災》《ジーニアス》もそのうちの一つ。


・〈口伝〉

〈冒険者〉が独自で編み出した技術・能力の総称。〈セルデシア〉で一番最初に発生・発覚された異変。最も早く発生された為に、〈口伝〉を所持する者は少なくはない。


・《典災》(ジーニアス)

〈古来種〉により構成される〈全界十三騎士団〉の半分を滅ぼした謎の軍勢の名称。


〈航界種〉(トラベラー)

地球とも〈セルデシア〉とも異なる宇宙の生命体。


・〈適性化〉

〈冒険者〉達が〈セルデシア〉の世界に馴染み、徐々にアバターと同じ姿に適合してしまう状態。


・〈ルークィンジェ・ドロップス〉

〈六傾姫〉が怨念の残滓の名残である鉱石の一種。様々な種類があり、呪いを付与させるバッドステータスを掛けられる。


・〈オーバーライド〉

〈冒険者〉の能力を最大限に引き出させる効果を持つ、〈口伝〉に近いようでいて、それとはまた違った能力。


・〈憑依化〉

《典災》によって殺された〈冒険者〉が大神殿から復活したり、《典災》による影響などを受けると、稀に姿が()()の様に変貌する。要するにバイオハザードに近いウイルスである。〈大地人〉にも尋常ならざる被害が頻繁して、中国サーバーにある村に住む少年が感染されていた。

〈憑依化〉に感染された〈冒険者〉は《典災》扱いとされ、死亡しても大神殿で復活することは出来ない。そのような事態を避ける為には〈ルークィンジェ・ドロップス〉を埋め込むしか方法がない。

 現在の所、ヤマトサーバーではその存在が確認されていない。



―― 〈エルダー・テイル〉5月初旬時点における大規模戦闘ギルドのランキングTOP10

1位 D・D・D

2位 ハウリング

3位 黒剣騎士団

4位 暗黒覇王丸

5位 紅姫

6位 シルバー・ソード

7位 西風の旅団

8位 ハーティ・ロード

9位 キングダム

10位 甲殻機動隊



―― 〈天下五剣〉

 ヤマトの地で一躍有名となった五人の〈冒険者〉達の人気ユニット。全員の職業が〈武士(サムライ)〉である事から、〈大地人〉の間でこの異名が名付けられた。人気はあるが、癖が強い上級者向け職業とされている〈武士(サムライ)〉は同じ刀を扱う職業である〈盗剣士〉、〈暗殺者〉、〈守護戦士〉、〈神祇官〉と比べると強いプレイヤーが少ないかつ人数がそう多くはない。そんな〈武士(サムライ)〉を使いこなし、ヤマトサーバーで屈指の実力者とされている五指に数えられた者達の総称である。

 〈西風の旅団〉のギルドマスター、ソウジロウ。〈紅姫〉のギルドマスター、紅苺。現在はソロプレイヤーで、海外サーバーを飛び回っている〈剣速の姫侍〉の異名を持つ夜櫻。〈暗黒覇王丸〉のサブマスター、闇鴉。そして、極悪人PKKプレイヤーの鬼武者の五人が挙げられている。

 防御(ディフェンス)のソウジロウ、戦術(テクニック)の紅苺、速度(スピード)の夜櫻、破壊(パワー)の闇鴉、万能性(オールラウンダー)の鬼武者だとされている。

 その次点として、シゲル、梅ノ丞、順三、羅喉丸、ユタ、イサミ……と、続いている。


―― 本作の登場人物達の戦闘能力順(レベル90以上)

鬼武者>>>ジン=覇王丸=夜櫻=本気ソウジロウ>>レオン=紅苺=ソウジロウ=本気シゲル≧シュウト=闇鴉=堕ち武者=波風=蝶々夫人≧ゲルダ=ロビン・フット=にゃん太≧エリシア=直継=ナズナ=シゲル=蘭丸=銀次郎>リンリン=麗華=カワラ>アインス


―― 天下五剣の強さ順

鬼武者>>>夜櫻=本気ソウジロウ>闇鴉>紅苺>ソウジロウ



―― 〈三羽烏〉の世代交代の歴史

初代(11年前)-朝霧、秋音、レモン・シンガー

二代目(9年前)-朝霧、レモン・シンガー、夜櫻 (OUT秋音(後世のプレイヤ―育成の為に引退)、IN夜櫻(朝霧の推薦))

三代目(8年前)-夜櫻、櫛八玉、ゲルダ・ミスティリア (OUT朝霧(弟子の櫛八玉を育て切り役目を終えたのでギルドを脱退)&レモン・シンガー(クラスティとの意見の食い違いとギルドに対する嫌悪)、IN櫛八玉(朝霧の後釜として就任)&ゲルダ・ミスティリア(クラスティによるスカウト))

四代目(7年半前)-櫛八玉、ゲルダ・ミスティリア、高山三佐 (OUT夜櫻(自由を求めてソロ活動に専念する)、IN高山三佐(クラスティによる推薦))

五代目(7年前)-櫛八玉、高山三佐、オルテンシア (OUTゲルダ・ミスティリア(ホネスティに異動 INオルテンシア(クラスティの推薦))

六代目(3年前)-櫛八玉、高山三佐、リーゼ (OUTオルテンシア(結婚を気に引退)、INリーゼ(クラスティによる推薦、当時15歳と言う理由から当初はリチョウとは仲が悪かった))



――〈西風の漢五人衆〉

 〈西風の旅団〉の数少ない男性メンバーを称えた異名。ソウジロウ=セタとドルチェもその中の一員。残りのメンバーは、くりのんクラスにヤバい男好きマッチョ忍者。絶世の美少年と称賛された男の娘武士。単純として戦闘ギルドに入ってみたは良いが後悔している系の妖術師の三人。



―― 主要組織

・〈暗黒覇王丸〉

 ヤマトサーバーに置ける大規模戦闘ギルド。構成員は約2000人以上。「数の〈D・D・D〉、質の〈黒剣騎士団〉、速さの〈シルバーソード〉、結束力の〈西風の旅団〉、連携力の〈ハウリング〉、技術の〈紅姫〉、それらに並ぶ第七の最強戦闘ギルド、武力の〈暗黒覇王丸〉がそれである。

 PK主義冒険者やPKギルドを狙う異色のPKKプレイヤーキラーキラーギルド。全員が軍人の様な格好をしている。「その姿はナチスを感じさせる」…と、直接目にした西欧サーバーの〈冒険者〉は語る。ただし、元々は〈暗黒覇王丸〉もゲーム時代はPKギルドのトップだった。遂には海外サーバーまで発展し、海外サーバー中で厄介者扱いされている。ちなみに、PKKギルドでありながら、PKギルドを束ねる程の権力を持つと言わしめている。

 幹部メンバーの殆どは覇王丸と同じ正規の警察・自衛隊の一員。元々は訓練活動でネットゲームを取り扱い始めたのが切っ掛けだった。ギルド加入について〈黒剣騎士団〉とは違い、レベル制限は然程関係はなく、初心者でも面接と入団試験さえ通ればギルドに加入出来る。その代わり、加入した直後には、恐ろしい鬼の軍事基礎訓練が待っている。

 ゲーム時代は独占主義と訓練の両立による傾向が強かった為か、サバイバルゲームだと称してプレイしていた。そのせいで、ランキングよりも悪評ばかりが話題になっていき、〈冒険者〉ギルドとしての知名度はあまり無かった。ただし、大手戦闘系ギルドとして見れば、他の有名ギルドと勝るにも劣らず、ランキング上位に組み込んでいる。しかし、前述の通り、アインスにも触れられない所を見ると、通常の大手戦闘ギルドとしては見られてはいない模様だ。〈大災害〉後は各地の海外サーバーを巡り渡りながら活動している。〈エルダー・テイル〉が現実化した今、サバイバルとしての行いは必要無くなった為に、PKプレイヤー以外へのPK行動は鳴りを潜めたものの、アイテム独占と言う目的は変わらない。ただし、覇王丸が気に入った〈冒険者〉には遠慮なく協力してくれるだろう。

 ギルドの部隊編成は四つの部隊に分かれている。覇王丸は全部隊の指揮官。基本的には全部隊の指揮を取らないといけない。盾職と暗殺者・盗剣士で固められた、トップクラスの戦闘力を持つ第一部隊『ナイト』。魔法・支援・回復職で固められた第二部隊『ビショップ』。サブ職業が〈追跡者〉・〈狩人〉・〈密偵〉・〈斥候〉・〈筆写師〉・〈毒使い〉の〈冒険者〉で構成され、謀殺・諜報・情報処理担当の第三部隊『ルーク』。女性〈冒険者〉だけの部隊で構成された、華の第四部隊『クイーン』。部隊に配属されていない低級官位は一般兵『ポーン』と呼ばれている。そのポーンも、ギルドによるのお陰でトップクラスの〈冒険者〉並みの強さ(甘んじて言えば、〈黒剣騎士団〉にすんなり入れる程度の強さ)になれる。男女の割合は7:3と、意外にも女性の数は少なくないが、殆どが蘭丸の所属している第四部隊である事も事実。他にも、軍服を生産している下部ギルドが存在する。最近では現実世界の武器を再現する計画にも参加している。

 海外ギルドの最高レベル到達が九十までなので、元PKギルドである事を除き、総合的な戦闘能力を含めれば、〈D.D.D〉と〈黒剣騎士団〉さえも凌駕する、ヤマトサーバーの中で最も最強のギルドと言えるだろう。

 ちなみに、ギルドが設立されたのは凡そ三年前と〈シルバー・ソード〉と同時期。公務員が何故オンラインゲームなんて物を訓練に採用していたのかと言うと「元々ゲーム好きの自衛隊員が多かったから」と言うのと「VRゲームを訓練として採用したかったからそのオマケ」と言うのが本音である。それで良いのか自衛隊は。


・中華料理専門店〈シャンシャン〉

 「安くて美味しいがモットー!」を売りにしている飲食店ギルド。構成員は50人前後で、全員が料理学校の面々などで構成されている。ギルドマスターはリンリン。

 美味しい点心が食べたい!と言う人には此処がオススメ。お値段はお手頃価格で、彩り鮮やかな見た目や味で今話題を呼んでいる。オマケに中華チェーン店の娘である少女が料理長を務めているので味にも支障はなし。炒飯にエビマヨや麻婆豆腐の定番は勿論、巷では桃まんやパンダや子豚の顔をした中華まんが大人気。主に中華やスイーツなどの開発に取り組んでいる。最大のライバルは〈ロデリック商会〉と〈ダンステリア〉。

 ヨコハマなどの小規模なプレイヤータウンで活動していたが、〈円卓会議〉設立後は名を売り出す為にアキバに移転した。生産にこそ取り組んでいるが、実は戦闘も苦手ではなく、ハーフレイドにも度々参加している。

 この他にも甘味処〈タイガーShop〉と宅配デリバリー店〈あんず軒〉を経営している。


・〈四大元素を極めし者エレメント・マスターズ

 〈ロデリック商会〉と親交のある、二十人近くの小規模ギルド。


・〈グラス・グリーヴス〉

 最強と名高いマイハマの近衛騎士団。正規団員(ベテラン)80名(内、騎士団長と三人の副団長こと三傑、補佐官4名、精鋭部隊24名、防衛部隊48名)、従者(ルーキー)210名(内、女性騎士が10名)で構成されている。代々コーウェン家に仕えてきた多数の名門騎士のエリートにより結成された。選ばれた精鋭である彼らはマイハマ防衛の中核を担っている。正規団員は黒灰色の鎧、若手騎士は灰白色の鎧を装備している。若手騎士の殆どがレベル30以下ではあるが、決して弱い部類ではない。従軍司祭(バトルシスター)以外の女性騎士は精鋭部隊に入る事は出来ず、防衛部隊の所属しか許されていない。因みに、アルヴェルト=ジャリスなどの数少ない若手の正規団員もいるが、年齢的にまだ未熟の部類と判断されているので、アイザックや〈黒剣〉のメンバーに鍛えられている。



―― その他の組織・派閥・〈大地人〉貴族の家柄など

・〈ホネスティ〉

 本編における主人公、シゲルがサブマスを務めている大規模戦闘系ギルド。ゲーム時代から、大規模戦闘における情報蓄積と情報公開を積極的に推し進めている。“先生”の異名を持つアインスの呼びかけで、「攻略情報の共有」を目的に運営されている。その性質上、レイドの先陣争いよりも、ある程度攻略がパターン化されたクエストを研究、より簡単にクリアできる方法を探るという活動に労力を割いている。周囲からは「戦闘系ギルド」というイメージで見られないことが多い。サーバーの活性化に貢献した功績もある。

 元々は情報蓄積から得た戦略性・作戦参謀・戦術性に特化させたギルドを目的としていたが、ギルマスであるアインスの性格上、明確な指導力と指揮能力が欠けていた為に肝心な土台となる戦術性が欠けていた。そのせいか、ギルド全体に突出した武力を持つ〈冒険者〉は限りなく少ない。その為、ギルド全盛期だった頃にはシゲル、ゲルダ、サナエ、そして夜櫻の四人が戦闘での中心核としてレイドが成り立っていた(次点に菜穂美、十条=シロガネ、部長、セーシリア、シモン、レッドバトラー、那須、究理、ロマノフ、フェラク=グンドゥ、ベンヤミン・D・イズラエリ、葉桜、ケイタなど。ロビンはまだ〈猫まんま〉に在籍中だった)。〈神託の天塔〉の攻略を成功させたのも、彼らが貢献したともいえるであろう。

 ちなみに、純粋に最先端のレイドを目指す優秀なレイダーは他の有名戦闘系ギルドに流れがちな為、ホネスティの戦闘部隊の多く(主にTOSHIやはるはるなど)がアインスの理想に共鳴したメンバーで構成されている。「みんなのために」と言う思いからという行動原理は、良かれ悪しかれギルドとしては異質と言える。それ故にアインスの心労は〈エルダー・テイル〉がゲームの頃から尽きなかった。なお、シゲルがギルドに加入したのは五年前で、意外にも新規精鋭メンバー。

 2月時点で1250名を超えたらしいが、大半がリーチャー(ギルドに所属していても狩りや生産などの行為を行わないプレイヤー)であるらしく、問題視する者も少なくない様子。また、シロエが疑念視しているギルドでもあり、ミナミとの関りを持ち合わせている事に警戒視されている。

 4月以降は、目立った業績を残せていない事から、アキバ近隣の住民達から迫害紛いを受ける様になる。特に〈第八商店街〉と〈海洋機構〉からは「何の功績も残せていないのにノコノコとアキバに居座り続けていやがる」と言う苦言を吐かれ、居心地の悪い暮らしを強いられている。


・〈キール〉

 幕間に登場予定の中規模互助系ギルド。構成員は40人。メンバーの殆どが三十歳未満の若者達で構成されている。ギルドマスターは女子大生の〈森呪遣い(ドルイド)〉ルキセア。〈ハーメルン〉から救出された新人プレイヤー10人が挙って加入。〈三日月同盟〉や〈RADIOマーケット〉とは仲が良いギルドとされている。変わり者が多く、他のギルドよりもややズレた行動が多いが、プレイヤーとしての実力はかなり高い。

 中小ギルド連合設立の際には、やや反目気味な態度を取っていたが、〈円卓会議〉設立後からは協力的になる。


・西欧ギルド連合組織『ユーロ同盟』

 PKギルド連合を倒す為に結成された、〈聖堂協会〉と〈スイス衛兵団〉を中核としたギルド連合。構成人員は五万人以上。中心となるのは“白の聖女”ヴィオラートと“大隊長”ヴィルヘルム。


・北欧連合組織『ユグドラシル』

 北欧サーバーの治安を維持させる為に設立したギルド連合。英国とドイツを除く、北欧の三大大規模戦闘ギルドを中心に構成されている。中心核となるのは、ギルド連合の発案者にして統率力と組織力に優れている事で有名な大手戦闘ギルド〈ヴァルハラ〉、〈エルフ〉の女性ギルマスを中心に構成される逆ハーレム系戦闘系ギルド〈女王の親衛騎士団クイーン・オブ・ロイヤルナイツ〉、最強の騎士として有名な“薔薇園の庭師ジャルディニエ・ローズ”の異名を持つギルマスが率いる〈薔薇園の社交界(サロン・ド・ローズ)〉の三大戦闘系ギルドによる自治機構と言える組織で、上層部の殆どが女性で構成されている。

 アキバの『円卓会議』の様に治安維持を守り抜く為に、過激派組織連合『アルスター騎士剣同盟』と真っ向から対立している。また、この他にも身勝手な正義を振り回す自己中主義な『北欧中小ギルド連合』も陰で活動しているのが確認され、彼女らとは意見の食い違いで反目し合っている。


・〈紅姫〉

 戦闘技術が卓越した大規模戦闘系ギルド。ナカスの西北端にある街を牛耳っている。ギルドマスターの紅苺がゲーム世界に馴染めなかった事によって、副官達が指揮を取っていたが、〈Plant hwyaden〉の侵略に敵わず吸収されることになる。


・ジャリス家

 イースタルでも随一の貿易港として栄える港湾都市であるヨコハマに拠点を立てる名門騎士の家系でありながら商家も営む家系。コーウェン家とは先祖代々からの因縁があり、腐れ縁の関係の間柄である。騎士家である為、次期当主は必ず〈グラス・グリーヴス〉に加入する事が決まりとされている。先代家督とセルジアッド公爵は犬猿の仲で、サラリヤからも一方的に嫌われている。実権を握る当主と先代当主が飲んだくれ親父であること、高慢でプライドの高い人間性であること、嫌がらせの様に毎世代ごと凶悪な輩を騎士団に加入させて来るので、領主達や騎士団からは煙たがられ、距離を置かれている。その一方で、港の管理を行う港湾長(ハーバーマスター)と言う巨大な権限を持っており、ヨコハマの民からは凄まじい人気と信頼を得ている。基本的に反〈冒険者〉派で通っている。表向きには〈冒険者〉に対して敵視していると噂されているが、実際は無関心。それ故に現当主は〈冒険者〉に対して滅多な事では協力してくれないが、受けた恩は忘れないと言う義理堅い一面も見せる。敵に回したら厄介であるが、味方に付ければ非常に頼りになれる諸刃の剣である。

現在の当主はガスパル=ジャリス。イメージとしてはマフィアの首領(ドン)みたいなもの。年齢に似合わず、かなりハンサムらしい。

ちなみに、先代家督にはガスパルの他に四人の息子がおり、全員が商人としてエドモンドやガスパルを支えている。

先代家督…エドモンド=ジャリス 60歳

先代の妻…シャーロット=ジャリス 58歳

家督…ガスパル=ジャリス 40歳

妻…キャサリン=ジャリス 38歳

長男…アルヴェルド=ジャリス 21歳 嫡子 既婚済み

長男妻…リセルテア=シルアルテ=ジャリス 19歳

長男の息子…アレックス=ジャリス 3歳

長女…マリーベル=ジャリス 18歳 婚約済み

次女…ベロニカ=ジャリス 16歳 婚約済み

三女…エリザベス=ジャリス 14歳

次男…スタン=ジャリス 9歳 嫡子補佐


・エヴァンズ家

 伯爵位を持つマイハマ貴族の家柄で、フェーネルの実家。マイハマの騎士団〈グラス・グリーヴス〉の創立者の一角であると同時に、文官としての一面を見せる。元々は貴族と農民の娘の間の血族からか、周囲からは『成り上がり貴族』と蔑まれることも多々あるが、それを跳ね除けるくらい優秀な人材が存在している。現当主は〈グラス・グリーヴス〉の騎士団長。

家督…アルトリウス・エヴァンズ 45歳

妻…マリアンヌ・エヴァンズ 43歳

長男…ノクト・エヴァンズ 29歳 嫡子 既婚済み

長男妻…アイリーン・エヴァンズ 36歳

長男の息子…マシュー・エヴァンズ 5歳

長男の娘…アイリス・エヴァンズ 5歳

次男…グレイ・エヴァンズ 27歳 既婚済み

次男妻…クリスチーヌ・エヴァンズ 27歳

次男の息子…ニコル・エヴァンズ 9歳

長女…ジャスミン・エヴァンズ 24歳 既婚済み

次女…マーガレット・エヴァンズ 21歳 既婚済み

三女…デイジー・エヴァンズ 18歳 婚約済み

三男…リヒト・エヴァンズ 15歳

四女…ローズ・エヴァンズ 12歳

五女…リリィ・エヴァンズ 12歳


・エインズワース家

 代々由緒正しき名家として、オウウ領と領土を共有している貴族の家柄。

家督…ギルバート・エインズワース 42歳

長女…アリーシャ・エインズワース 21歳 既婚済み

長女の婿…スコット 22歳

長男…ラインハルト・エインズワース 21歳 嫡子


・ウォーノス家

 スガナ男爵と領土を共有する貴族の家柄で、名門騎士の家系。マイハマの騎士団〈グラス・グリーヴス〉の創立者の一角。嫡子は代々騎士となっており、家督であるヘルビンディも元〈グラス・グリーヴス〉騎士団長。呪われているかのように連続で女児ばかり産まれ続け、後継者には中々恵まれなかったが、十度目の正直で遂に男児に恵まれる。

家督…ヘルビンディ・ウォーノス 70歳

家督の妻…ユルグ・ウォーノス 53歳

長女…ラニ・ウォーノス 37歳 既婚済み

次女…テラ・ウォーノス 35歳 既婚済み

三女…リオ・ウォーノス 33歳 既婚済み

四女…イオ・ウォーノス 31歳 既婚済み

五女…ウタ・ウォーノス 29歳 既婚済み

六女…レア・ウォーノス 27歳 既婚済み

七女…メル・ウォーノス 25歳 既婚済み

八女…エラ・ウォーノス 23歳 既婚済み

九女…ニア・ウォーノス 23歳 既婚済み

長男…エドワード・ウォーノス 21歳 嫡子







――《稲妻の典災》アエグルン

・本作のキーパーソン。謎の存在。今現在はある中小ギルドによって隔離されているとかないとか……。どちらにせよ、現時点では不明。



※ 設定が整い次第、順次、追加・更新の予定です。


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