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シスターズですとろい  作者: 津内木 更河
7/8

世界

「ここじゃない世界ねぇ」

サラさんの家で気がついてからスライムに襲われたこと、そこから川沿いを歩いたらたまたま村についたことを説明した、サラさんはとても親切に聞いてくれた。


「だいたいわかったよ、でアンタはどうしたいんだい?」


サラさんに聞かれてはっとする


「えっ?」

私はどうしたいんだろうか?

もとの世界に帰りたいのか、死にたくはないけど、別に帰りたいとも思わない。 


「帰らないにしても食べていかなきゃいけないからねぇ、それにあんたの世界とやらには魔物はいなかったんだろう?そのへんのことも知っとかないと生きていけないよ」


「サラさんは、」

疑問に思ってたことを確認する


「なんだい」


「サラさんはどうしてこんなに親切にしてくれるんですか?」


サラさんは即答した

「あんたぐらいの娘がいてね、とっくに、くたばっちまったけどね」


そうか私ぐらいの子供がいてもおかしくない年齢だ。

「すいません」


「いいさ、それで魔物のことだけどね」


それからサラさんにこの地域に住む魔物のこと、この世界の国や、付近の地理について教えて貰った。


「みたところアンタは武器は使えないようだけど魔法はどうだい?」


「魔法?」

おとぎ話とかででてくる魔法? 

「たぶん、使えないと思います。」


「そうかい、じゃあなるべく筋力がなくても使えるものがいいかねぇ」 

サラさんは店の奥から長方形の箱を取り出した。


「これは死んだ娘が使ってたメリケンサックっていう武器だ、拳にはめて使うんだよ、あんたにくれてやる」




「あっ・・・・けっこうです。」

私に使えるわけがない。



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