表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シスターズですとろい  作者: 津内木 更河
2/8

目覚め

草原に風が吹く、草木が揺られ、鳥たちの合唱が聞こえる。


「あれ、、」

おかしい私は病室にいたはずなのに、起き上がって周りを見渡す。

360度草原がひろがり緑色一色に青空。


「えっ」

きっとこれは夢だろう、そもそも私が住んでる町にはこんな草原はない。パパが死んでおかしくなったのかもしれない、やけにリアルな夢。風が気持ちいい、最近荒んでた心に優しく吹く風。することもないし木陰で少し休もう。疲れてるときにはこういう夢を見るのか。起きたら今後について考えよう。私はまだ14歳だし妹はまだ9歳なのだから、二人では暮らしていけない、かといって頼れる目星はない。様々な思いが浮かんでは消え、浮かんでは消え。


「おい」

急に野太い男の声が聞こえ私はあわてて声の方に向き直る

そこにいたのは全身が真っ黒な豹、しかも二足歩行で立っている、いよいよかー、いよいよもって疲れている証拠だ。私は声を無視して横になって目をつぶった。


「別に無視をしても構わないが、こんなところで寝ていると、スライムに殺されるぞ」


二足歩行の黒豹はそう言った。

どうやら知らない間に精神病棟にきてしまったらしい、私は黒い豹の着ぐるみをきた野太い声の男を無視した。関わりたくない、いま自分は疲れているのだ、他人の気遣いなどしていられない。


「せいぜい気をつけることだな」

そういって異常者は去っていった。


それにしてもよくわからない夢だ。起きたらどんな意味があったのか夢占いの本でもみてみよう。


そう思うとゆうは眠りについた。今度はもっといい夢がみたいなーーー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ