PR 名も無く果てなくスチャラカな200字 祝砲【200字】 作者: 腰抜け16丁拳銃/クロモリ440 掲載日:2014/09/04 「おめでとうございます」 男は手を差し出し私に握手を求めた。 この手を握り返したらもう後戻りは出来ない。それは分かっている。 だがそれを拒否することもまた自分の望んだ結果ではない。 「どうしました?」 慇懃な態度を崩さず、男は握手を促す。意を決して手を握った。 「ありがとう、将軍。よろしく頼む」 「こちらこそ、大統領」 そのとき、窓の外で一際大きな爆炎が上がった。 滅びゆくこの国の、最後の王にふさわしい祝砲だった。