10.The Epilogue -世界を再び巡りますか?-
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んーと、とりあえずコレでいいのかな?
それにしても、今回のハンターはあんまり手際良くないなぁ……さっさと見切ってもっと腕の立つ……うん、ハンターに憑きたいよねー。
ボクは死んでから、何だか生きてた頃に暇つぶしにとか言って潤や六花ちゃんたちが持ってきた本のような体験をした。
ていうか、あの二人かなり頭イイはずなのに、なんであんな下らない何番煎じだよ系の小説ばっか読んでたんだろ。学校のオトモダチとのオツキアイってヤツかな? まぁボクにはカンケーないけどね。
まぁ、そんなこんなで、口うるさいゴスロリ系先輩につきっきりだった研修期間を終えて、ボクも晴れて、一人前の「世界の主」なワケですよー。もーびっくりだよねー。人間ってびっくりし過ぎると笑わなくなるのかな? それとも逆に笑っちゃうのかな? まぁどうでも以下略。
それでも、やっぱりこの「世界」は面白い。
何が面白いって、まず自分の身体でこの大地を翔ける事が出来る事!
生きてる時って、いろいろ制限があったんだよねーボク。だから、走り回るのだって新鮮。まぁ、そろそろ飽きてきたけど。
この「世界」の主になって、ボクは色んなハンターを育てた。
でも、やっぱり、僕の知ってるあの二人に適うようなハンターは見つからない。
だから、あの二人は、この「世界」では「古の英雄」ってことで祀らせてもらってる。
勝手にゴメンちょ。
たまーに、様子見とか言ってゴスロリ先輩が様子見に来るけど、アレマジホンットウザい。
ボクこう見えて、実は過干渉されるの嫌いなんだよね。ほら、プライベートサークルだっけ? なんかそんなカンジの「ココからはボクの陣地ー!」みたいのあんじゃん? アレがちょっと広めなのさ。面積的にも、対人的にもね。
だから、ボクに干渉してきてイイヒト、待ってるとこなんだ。まぁ、誰とは言わないけどさ。
もうわかるでしょ?
んー?
あー、そういえば、今憑いてるハンターのうちの一人がまた死んだんだっけ?
上位職業でもないのに、何レベル上げんのにそんなチンタラやってんのさ。
てゆーか、何回死んだっけ? ハンター向いてないんじゃないの、キミ?
え? 敵が強すぎる?
ンなわけないじゃん? だってボクでも一撃で倒せるよ? ほら。ね?
まぁ? ヒトには向き不向きってモンもあるしさ。次の周回辺りでそろそろキミも職業変えれるんじゃない?
え、キミの周回数なんてボクが数えてるわけないっしょー。キミがホントに職業変更できるほど周回してるかなんて知らないよ。
それじゃー、いくねー?
「世界を再び巡りますか?」
《完》
「巡り続ける物語」完結です。
ツイッター(プライベート用のアカウント)での悪ふざけが、
まさかこんなことになってしまうとは思いませんでした(笑)
一年とちょっと前の私!
いいからそんな下らないタグを作って遊んでいないで
資格の勉強でもしてなさい!(笑)
この作品では、まぁそこそこ時間も掛けられたので、
書き残したなぁ、と思う事は殆どないです。
ユニさんの発狂とか、もう私もしばらくごちそう様です(笑)
一部には人気(?)のあった史尋さんの廚二病も楽しかったです。
出てきたの終盤だけど(笑)
むしろ終盤でも十分です(笑)←
それにしても、やはりRPGモノは強いですね。
小説情報とか、登録してるランクのポイントとか見ても、
この作品が、拙宅ぶっちぎり一位です。ありがとうございます。
そのうち、この作品を越えられるような作品を書きたいですね。
他にもまだまだ連載中の作品や、完結済みの小説、
新作の企画などもありますので、
これからもよろしくお願いします。
2015/09/20 華月蒼.




