いけいけお化け先生
いけいけお化け先生 (更科美晴シリーズ 個人的ストレス解消版)
作:阿僧祇
■解説>
さらに悪ふざけしました。ろくに構成もしておらず、内輪ネタ度も上がり、もはや意味不明です、、、。とくにワリノリして勝手に、投稿シナリオをネタに使ってしまった方々(*)、もし抗議が届いたら訂正しますのでご勘弁ください。
悪ふざけや内輪ネタに不快を感じる方はご覧にならないよう、お願いいたします。
<(_ _;>
(*内容に、初発表場所での他の人の投稿作品のパロディが含まれていました。)
■粗筋>
荒らすイージー。(なんだそりゃ)
■人物>
華村冴子:古文担当の教師。美女。
更科美晴:冷たく無気力ない感じの美少女。
浄雲:旅の仏僧。20歳くらいの青年。
師僧:浄雲の師。顔は出ないが老人。
布教者:新興宗教の布教者。自己チュー。
岩神泰造:美晴の伯父。重病。
[1]
□
シャラーン… シャラーン…
2人の旅装の僧が、日差しの強い町中を歩いている。(師僧と浄雲)
日差しの強さに、背景も二人の姿も霞んでいる。
二人とも笠を被り釈杖を持っている。
師僧(小声)「…什摩 どこであろうと野山には獣が棲んでおり
物の怪というものがある…」「野山が拓かれ町になって、たとえ獣が
いなくなっても物の怪や魔霊がすべてなくなるわけではない……」
□
師僧(小声)「不浄な存在となってしまった衆生にも菩提心を起こさせ、
仏門に帰依させ成道の道を指し示す……これがわれら仏徒のつとめである。
わかっておるな 浄雲」
浄雲(小声)「はい お師様」
□
師僧、笠に手をやり汗をかきながら困った様子で
師僧(小声)「……」「それにつけても金の欲しさよ」
すっころんでる浄雲
[2]
□
T「いけいけお化け先生」
□
民家の玄関先。布教者が来ている。
布教者「あなたはですね、霊の恐さをわかっていないんです」
[3]
□
華村「は、はあ……」
布教者「神はこの世に聖典を遣わされたのです。『めざめの会』の教祖様が
それを書物にされました」「これを読まなければあなただけでなく
一家の皆さんまで不幸になるのですよ」
□
外を通りかかる美晴。無気力な表情で
横目で見ている。
□
華村「それを読めば不幸ではなくなるのですか?」
□
布教者「!」「そ、そうです! あなたの前に天国が開けるのです!」
□
華村(心の声)「天国……」
(妄想)
うわああああ……
ひぃぃぃぃぃ……
悲鳴を上げる学ランの男の子たちをどんどん飲み込んでるゲル状の華村。
博昭や哲男もいる
(現実)
うっとりして涎が出掛かってる華村。
[4]
□
美晴「先生っ! 回覧版ですっ!」
ドン!
華村「あっ、あら更科さん」
□
美晴(ムッとして)「下劣な妄想はやめてください」
□
華村「下劣な妄想なんかしてないわよ」
書き文字「ちょっと食欲が湧いただけで」
□
美晴(布教者に)「あなたも…こんな人に布教しても無駄よ食べられちゃう
だけだから」
□
びっくり
布教者「え? 食べられちゃう?」
[5]
□
いそいそ…
布教者「だめです、私は神に仕える身ですから…」
華村&美晴「と言いつつ服を脱ぐなあっ!」
□(場面転換)稲荷祠の前。
布教者「とにかく! こういう淫祠邪教は人を惑わす不浄な宗教なのです!」
祠の前の狐の人形をはたいて叩き落とす。
□
ドガッ
美晴、後ろから布教者の後頭部に飛び膝蹴り。
美晴「乱暴はやめてください!」
布教者「ぶっ!?」
□
ベキィッ!
美晴、布教者に飛びつき腕十字。
美晴「乱暴はやめてください!」
布教者「ぎゃうっ!」
[6]
□
美晴、布教者にマウント(馬乗り)しマウントパンチ(顔面連打)。
ズガッ ドガッ ベギッ バギッ ドスッ
美晴「乱・暴・は・や・め・て・くださいっ!」
布教者「うわあああ、乱暴はやめてくださいっ!」「ギブ、ギブ、ギブーっ!」
布教者、必死にタップ。
□
シャラーン……
釈杖を手に浄雲が鳥居の影に。
浄雲「…………出るタイミングを失した。(汗)」
□(時間経過)
ペッ!
唾を吐き去っていく布教者。
布教者「オマエらはみんな反則負けだ!」
□
見送る浄雲と美晴。
美晴「お坊さん」
[7]
□
美晴(冷ややかに)「ダキニ天て何ですか? それつおい?」
□
浄雲(真剣な表情で)「めちゃんこつおい!」
□
あおり。
美晴「…では私は誰を倒せばその人への挑戦権を得られるのですか?」
浄雲(汗)「…ちょっとまてこの漫画はいつから格闘技物になった」
□
美晴(よそ見し燃え上がる背景)「まずは全宇宙女子プロレスから
マイナーアイドルとしてデビュー、九条清美、高村あかね そして
マスクドターキー・ITSUKI・鬼姫結梨花と日本中の妹プロレスラーと戦い
自分で歌う入場曲のCDも出し、“最強の妹”というキャッチコピーで
REALに殴り込…」
浄雲(汗)「あんた一体誰の妹?」
□
水着を着、マイパイプイスをかかえて現れた華村。
華村「おほほほ! そうよ更科さん。私とタッグ組んでSitto団や
ジェニー&リカをなぎ倒し、世界ジュニアタッグベルトを奪い取りましょう!」
浄雲「"Tsubasa ~リングに羽ばたく少女たち"ネタは、ここの皆さんに
知ってる人少ないだろうから、そろそろやめなさい」
貼紙「CDドラマ第2弾2003年12月発売予定☆」
[8]
□ 家の中の一室。
顔に布を被せられてる泰造。
手前には線香立てと線香の煙。そして白木の位牌。位牌に貼られた紙は
「敬祠院保善泰道信士
俗名 岩神泰造」
□
呆然と見ている美晴。
□
制服姿で呆然と正坐している美晴。
???「稲荷社の土地の管理は美晴にという遺言があるらしいけど」
???「未成年に不動産の管理が出来るわけないだろう! 第一岩神家じゃない
外戚じゃないか」
???「いやでもここは、跡を継がなかったお兄さんが言うことじゃ……」
???「遺留分はどうなるんだろ?」
???「なにも通夜の席で相続の話を」
???「じゃあお前は権利放棄するんだな」
???「それとこれとは話が違う」
[9]
□けんけん ごーごー
美晴(溜息+小声)「…下劣ね。」
□
華村「みなさん! 言い争っててもきりがありません」
突然現れた華村に驚く一同。
□
美晴(汗)「ど、どこから入ってきたの?」
華村の声「昔から、男が欲しいものを手に入れる方法はただ一つ!」
□
華村、アップでウィンク
華村「そう、それは、“バ・ト・ル”っ(はーと)」
[10]
□
カーン!
なぜかリング上。
12オンスグローブを着けたムエタイスタイルの博昭と、オープンフィン
ガーグローブを付けたスパッツ姿の美晴が対峙している。
博昭「よし 更科を手に入れるぞ!」
美晴(汗)「待って 待って 待って!?」
□
博昭のパンチを避ける美晴
美晴「どうしても格闘技物にしたいの!?」
博昭「原作者のシュミだ! 書き易いんだっ!」
[11]
□
博昭「更科さん、諦めて俺のものになれっ」
博昭(心の声)「そしたら賭けに勝って五百円もらえるから」
博昭「いくぞっ」
□
突進する博昭。
博昭「見よ! この日のためわざわざローマの拳闘奴隷養成所で鍛えた
コンビネーション!」
□
ガカァッ!
ファイティングポーズでかがみ込む美晴の背景に稲妻。
美晴「させるかぁっ!!」
[12+13]
□
美晴(絶叫)「ギャラクティカ・マグナムッ!」
胸への右ストレート。背景は星の爆発。ふっとぶ博昭。
盗・作っ!(と、背景音)
[14]
□
ズシャアアアン!
天井に衝突し血を飛び散らす博昭。
□
華村(汗)「ま、まさかそんな大技を使うとは……しかも盗作してまで」
□
ズン!
美晴「強敵との戦いが私を強くしたのよ」
□
浄雲「とも? 華村か! 華村なんだな!」
美晴「しまった他に適当な強敵がいなかった……」
[15]
□
華村(白い目玉で)「強い…強いのう」「だが二千年の歴史にはかなわないよ」
□
華村「陸奥円明流・富獄!」
頭に拳を載せて美晴の顎に頭突きする華村。吹っ飛ぶ美晴
美晴「たわば!!」
[16]
□
美晴、ボロボロの状態で立ち上る
ふらり…
美晴「やったわね……へへへッとっつぁんよォ」
□
美晴、いきなり地面に膝をつく。
美晴「…まいった。」
□ 驚く華村&浄雲。
□
美晴「これはドゲザ!」「日本ではこれは完全な降伏を意味するッ!」
[17]
□
ドゴォッ!
美晴「なんてやると思ったかぁ!!」
美晴、華村の至近距離に立ってボディブロー。
□
ゲェッ……
苦しそうな華村の口から童神が出てくる。
□
浄雲(汗)「おいおい内輪ネタ度が上昇してきたぞ」
□
華村「もう手加減しないから!」
大量のチョコレートをほお張る華村。
□
美晴「逃げない!」
魔法陣が現れ四方を半透明の壁が囲む。
[18+19]
背景は荒れる大海原での竜虎対決。
華村「ターキースパイクッ!」
両腕を広げ大空を舞う華村。
美晴「北斗百裂拳っ! あたたたたたたっ!」
[20]
□
ゴン! ジャリッ!
浄雲、釈杖と数珠で二人の頭を小突く。
浄雲「あんたらがやってもリアリティがない」
□
浄雲「どうせならもっと現実にありえる女子格闘物からパクりなさい、
『綾音ちゃん▲イキック』とか『竜の■晶』とか!」
美晴(コブができてる)「しかし、原作者のシュミ丸出しの展開だったわ……」
□
華村「レフリーストップで引分…しかたがない、梁山泊の内弟子にでもなって
鍛え直してくる。それからあらためて勝負しましょう。」
美晴(汗)「どうしても格闘技物にこだわるんですね」
[21]
□
華村(背中向けて)「アスタ・ラ・ビスタ・ベイビィ」
去って行く華村。
浄雲(汗)「でも美晴さんもよくあんな人と付き合ってられるもんです」
□
美晴(頭からタオルを被り拳を撫で、涙をひとしずく)「いいえ 先生は……
ゲル化しようと思えばいつでもできた」「だけどあえてそれをしなかった」
□
浄雲「・・・・・」「そういえばなんでだろ?」
[22]
□
美晴(さわやかな笑顔で)「だって……朋友でしょ?」
横書きキャプション「収集つかなくなったので、ここで完」
欄外キャプション「次回『えろえろお化け先生』をお楽しみに!!(注:この
予告はフィクションであり実際の作品等とは一切関係ありません(汗))」
[終わり]