その時どうする?(200文字小説)
結婚して20年。
今でも妻を愛している。
そして、子供たちも。
突然、水槽の水が音を立てて波打ち始めた。
地震だ!
祖父母はリヴィングのテーブルの下へ潜り込む。
妻はコンロの火を止めて食器棚の扉を抑える。
長男は冷静に周囲を観察している。
長女は長男に寄り添って震えている。
僕は入れたばかりのボトルが落っこちないように素早くつかんだ。
「セーフ!」
「日下部さん、早く逃げた方がいいよ」
マスターが真っ先に店を出て行った。
結婚して20年。
今でも妻を愛している。
そして、子供たちも。
突然、水槽の水が音を立てて波打ち始めた。
地震だ!
祖父母はリヴィングのテーブルの下へ潜り込む。
妻はコンロの火を止めて食器棚の扉を抑える。
長男は冷静に周囲を観察している。
長女は長男に寄り添って震えている。
僕は入れたばかりのボトルが落っこちないように素早くつかんだ。
「セーフ!」
「日下部さん、早く逃げた方がいいよ」
マスターが真っ先に店を出て行った。
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